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大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

2023年度 第6回(通17)まち巡り「美具久留御魂神社初詣と寺内町『初鍋』の賑わい」 2024.1

2024年01月19日 | とんだばやし観光会

2024年1月13日 9:24 近鉄 喜志駅東ロータリー。

じないまちの『初鍋』に合わせて、とんだばやし観光会では冬場に初めてまち巡りを開催しました。

 

美具久留御魂神社に初詣に参り、とんだばやし寺内町では興正寺別院の本堂を見せていただき、じないまち交流館で解散後、自由に『初鍋』をいただくというようなコースです。

 

9:39 桜井の井戸 太子伝説と大師伝説が残る井戸。

聖徳太子と弘法大師の二人のゆかりのある井戸は富田林市ではここだけです。

 

でも今は水も抜けてごらんの通り。

 

水があった以前の井戸。

高野山ゆかりの東高野街道に沿っていて、聖徳太子ゆかりの叡福寺にも近い距離感が二人の伝説を生んだものと思われます。

 

9:49 粟ケ池の堤防沿いにある和爾(わに)別宮。

美具久留御魂神社の御祭神である大国主命荒魂は和爾神と称された龍神であるという伝承に基づき別宮としてここに祀られています。

 

9:55 美具久留御魂神社(喜志の宮)に到着。

延喜式神名帳(延長五年、927)に名前を連ねた古くから存在している式内社で、下水分社とも呼ばれています。 社伝によれば紀元前88年、崇神天皇の用命で創建されたと言われる由緒ある神社です。

 

下拝殿にて到着。まずは参拝。

 

下拝殿横の「朝鮮通信使絵馬」。市指定文化財 第4号。

この絵馬は、江戸時代に朝鮮通信使が御座船で淀川を行く様子が描かれており、その様相から天和2年(1682年)の通信使であることがわかりました。

元禄8年(1695年)9月に喜志櫻井村(現在の桜井町)の11名の農民によって、氏神である美具久留魂神社所へ奉納されました。

 

下拝殿横の絵馬に見入る参加者。

 

上拝殿に到着。

 

10:08 「なみだれの梅」碑

上拝殿横にあります。富田林の民話に紹介されています。

《リバイバル・アーカイブス》涙垂の梅 2015.3.5

 

10:34 粟ケ池大橋(橋長190m)を渡る。

粟ケ池に掛かる橋で、旧国道と外環を結ぶバイパスの橋。近年完成した近鉄の高架橋が見えます。

 

粟ケ池大橋とご神体の神奈備山「真名井ケ原」がみえる粟ケ池。

ここから東高野街道に入り、一気にとんだばやし寺内町へ。

 

じないまちに到着しました。昨年11月にオープンした地ビールのレストラン「バンリノハル ビアホール」。

明治初期より「万里春(バンリノハル)」の銘柄で造り酒屋であった万里春酒造。廃業した酒蔵をリノベーションしてビール醸造所+ビアホールとして復活しました。

 

以前に置かれていた「万里春」の卓上瓶。「聖丘 万里春」は地元のPL教団に納入されたものです。

 

11:26 興正寺別院に到着。

 

現在、「令和の大修理」に向けて、境内や本堂を整理中。本堂、山門、鐘楼、太鼓楼など国の重要文化財。再建ではありますが、本堂は寛永15年(1638)建立。大阪府の真宗寺院では一番古い建物です。

 

ご住職のご好意により、特別に拝観させていただきました。

現在工事に向けて整理中のため両側に仕切りが施されています。

 

上部の蟇股(かえるまた)には「二十四孝」の中国故事にちなんだ彫刻があります。二十四のうち七つが彫られています。

 

12:00 じないまち交流館 ここで解散。

この場所は富田林市田林町で山町、富富(トントン)拍子で、「こいつぁ春から縁起がええよん~」。

 

まち巡りのご案内が終わり、思い思いの『初鍋』三昧。豚汁=(とん)汁。

 

ごほうびの「富田林コロッケ」=エビ芋コロッケ。

とろっとして独特の触感。外はパリパリ。

関連記事:とんだばやし観光会(18)

とんだばやし観光会—富田林観光ボランティア ホームページ

撮影:2024年1月13日 

2024年1月19日 HN:アブラコウモリH 

 

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