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くすのきまち歩き2024年度第4回(通10)「錦織公園と割烹高野の手提げ弁当」

2024年11月30日 | くすのき塾

2024年11月29日 10:27 錦織公園 じゅんさい池での記念写真

紅葉は色変わり状態でした。10日から2週間遅れています。

 今回(11月29日)の「くすのきまち歩き(第4回)」は「錦織公園と割烹高野(朝日屋)の手提げ弁当」のテーマで企画されました。当日は、朝から雷が鳴り、あられが降ったりして、荒れた天気で開催を心配しましたが、集合時間の9時には雨も止み、晴れ間が広がるなど、まずまずのハイキング日和となりました。滝谷不動駅には参加者・スタッフ合わせ20人程が集合、錦織界隈(大峯道標など)-錦織公園(紅葉)-聖音寺-錦織庄屋(田中・大松家)-中薬師-割烹高野(昼食)解散(13時40分頃)を巡りました。この一部を紹介します。


9時までは本降りの雨。集合時間にぴったり止んで、だれが晴れ男、晴れ女?

近鉄・滝谷不動駅に参加者・スタッフが集合(午前9時)雨もすっかり上がり、晴れ間が出てきました。

まだ大きな水たまりが残る中出発!

さあ!元気よくスタート。錦織界隈の大峯道標に向かいます。すぐに突き当りが東高野街道。

東高野街道沿いに大峯三十三度満願塔 兼 大峯道標があります。

錦織には大峯満願塔が4つもあります。

滝谷不動駅近くの大峯道標1。「すぐ 山上道」、「大峯三十三度満願」と刻まれています。

万延元年(1860)建之

これが2つ目。旧の東高野街道と廿山道(吉野道)の交わる場所にあります。

こちらは和泉砂岩製。かなり風化して、表面がはがれています。

みなさん、研究熱心です。

大峯道標2。廿山道と東高野街道の交わる辻に設置。「左 瀧谷 吉野」、「大峯三十三度」と刻まれています。

文化十一年(1814)建之

はい、大阪大谷大学に向かいます。最後は急坂。河岸段丘崖の坂道。

大阪大谷大学校門。構内の耳薬師へ向かう参加者。入構するには許可が必要。守衛さんにどこに行くかお声を掛けてください。

メタセコイアが色変わりしていました。

大谷大学構内の紅葉。ちょっとだけ紅葉。

行き先は耳薬師。

「耳薬師」(大阪大谷大学構内)耳の病気に霊験のご利益があると言い伝えられています。地元の方々が維持管理し、大阪大谷大学の職員さんが花を手向けていただいているようです。

お地蔵さんに見えますが、錫杖や宝珠はお持ちではありません。左手に薬壷をお持ちです。

ここから外環のトンネルを抜けます。

大阪大谷大学を出た後、外環の下に地下道があります。これを通ると錦織公園へ行けます。

壁面には大阪大谷大学の学生が描いた壁画が見られます。

はい、抜けました。

地下道を抜けると外環状線横の歩道を、少し北側に歩くと錦織公園入口(階段)があります。

この階段を登ると河内の里に行けます。草類や落ち葉があり、足元に注意。

急坂の自然道。

悪路でハアハア言いながら、「まだ着かないの。」

「五ツ辻」で途中休憩です。

まだまだ続く登り坂。

やっとのことで下り坂。

紅葉のじゅんさい池でにっこり。

来た甲斐がありました。

ここで休憩。

運が良ければカワセミくんも見られます。

晴れていれば水面にもみじが参加してさらにきれいですけど、きょうは残念でした。

もう何日かするともっと色付くでしょう。

「じゅんさい池」は河内の里近くの谷筋にあります。

ここも写真スポット。

ここも写真スポット。じゅんさい池前で記念撮影「はい ちーず」

河内の里で小休止。

河内の里を出て、やんちゃの里の紅葉。

ここは毎年紅葉するのが早いカエデがあります。

ここはよく色付いていました。

南の出口に向かいます。

途中からずっと下り坂。元気回復。

石水苑 ここももみじがきれいです。

しばしの休憩。

錦織公園の南出口付近、パ―クセンター近くの石水苑の紅葉。

錦織公園を出ました。

聖音寺入口付近、右側の建物は「錦郡小学校」。この崖は河岸段丘の崖。

聖音寺に到着。

聖音寺は元々真言宗のお寺ですが開基は不明。明治7年(1874)に廃寺となりましたが、現在地元町会の方が管理されています。

祠や灯籠、石碑などが並びます。

聖音寺境内 人丸塚石碑、金毘羅大権現、大神宮灯籠、地蔵、牛滝さんなどが祀られています。

人丸塚 柿本人丸(人麻呂)伝説で名高い。富田林の民話では晩年に錦織に住んでおられたとの説も。

「そんな珍しいものがあったんや!」大人気の人丸塚。

石碑には次のように彫られています。「柿本人丸 夜もすがら あかしがてらにたくものは錦織山の妻木なりけり 卯二月十日建之」 いつ造られたかは解りません。

錦織には二つの藩が支配していました。正面の旧庄屋は田中邸(狭山藩)。

隣同士で2つの旧庄屋さん宅。

もう一つは旗本甲斐荘氏の旧庄屋・大松邸(右側)

最後に若宮地蔵と中薬師を訪れました。

若宮地蔵(安産地蔵)です。

中薬師さん(旧安楽寺跡)。薬師さんは地蔵さん、観音さんと並び江戸時代に大もての仏様です。

右下は丸石を集めた賽の神。

今は市街化により町中にありますが、昔は錦織の街の出口あたりであったようです。そのためお堂の横には丸い石コロをたくさん集めた賽の神があり、厄や魔物、病気の侵入を防いでいます。

割烹高野 朝日屋さんの到着。

待望の豪華なお昼ごはん。

 手提げ弁当。このほか天ぷら盛り合せ、ごはん、みそ汁、漬物が出ました。

みなさんで食べながら談笑。

来年はどこへ行こうか、何を食べようか談義中。

13:40「ああ、おいしかった! お腹いっぱい。」 元気を取り戻し、ここで解散しました。

 

〈まち歩き資料〉

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写真:2024年11月29日

2024年11月30日

記事、写真=by matsu、kusu&あぶらこうもり

 


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