〈リバイバル・アーカイブス〉2022.9.5~9.19
原本:2018年9月9日
報道でも大きく取り上げられた過去最高の台風21号は、身近な所でもその爪痕を残しております。常識では考えられない爪痕を小生が撮影した写真の一部を紹介します。2018.09.04.・05撮影
激しい横雨と強風で漆喰の壁が剝がれ落ちている。
直進の信号機が無い、横路に信号機が90度回転している。お巡りさんも大変だ‼(金剛大橋)
ここも直進信号機が横むいている。横路からはどの信号機に従えばいいのかな⁉(昭和橋)
大木が道はをふさいで、前に進めない。(彼方奥の谷)
人工林も強風には耐えられなかったのかな‼ (彼方奥の谷)
2018.09.05 kusu
リレーします。 アブラコウモリH
わたしの記憶では、昭和36年(1961)の第二室戸台風以来と思われる暴風雨に見舞われた台風21号の爪痕は寺内町周辺でも生々しく残っています。
2018.9.8.9:42 金剛大橋 あっちの方向を向いていた信号機を元に戻しています。
90度以上暴風で動いたことになります。こんなの初めて...
寺内町の中も大きな被害を被りました。19世紀中頃の建物 (以下富田林市富田林町)
漆喰が大きく剥がれました。
18世紀後半の元造酒屋の町家 瓦が飛んでしまいました。
虫篭窓が美しい厨子二階の伝統的建造物ですが...
白漆喰の酒蔵も被害に遭いました。
妙慶寺の太鼓楼
煙出しも...漆喰が剥がれる被害と瓦が飛ぶ被害が多く見られます。
19世紀前半の建物 塀の黒漆喰が1枚剥がれてしまいました。
塀の腰板が引きちぎられたように飛んでしまいました。
屋根瓦や雨戸、漆喰壁に被害。
絵葉書に出てくる三階蔵も被害。
暴風で塀が傾いたのでしょうか、筋交いを入れて補強。
富田林寺内町の独特の「忍(しのび)返し」も無残。
向こうに興正寺別院の太鼓楼と鐘楼が見える 日本の道百選の『城之門筋』。景観の一部の「忍返し」が破損しました。
風向きの方向に倒れた「忍返し」
〈画面をクリックすると元の状態が見れます〉
寺内町周辺でも...(富田林市本町)
『粋な黒塀、見越しの松』も無残。(富田林市本町)
金剛大橋横の大きな木もなぎ倒されてしまいました。ここでバーベQをした想いでとともに...
関連記事:台風11号による石川の増水 2015.7.17.
台風10号 石川の増水 2016.8.30. 2016.8.30.
台風12号が通過ー2018.7.29. 2018.7.29.
2018年9月9日 ( HN:アブラコウモリH )
近所でも、瓦が落ちたりガレージ・ベランダの波板が
はがされています。重要文化財等の補修・修理となれば簡単ではなく、関係部門に届け出・許可も必要に
なってくるのでしょうね。
火災に続き大きな損失です。
早く元の「寺内町」に戻りますように!!