2018.8.28.13:58 御所市楢原(ならばら) 九品寺(くほんじ)北側
九品寺をスタート。コスモスの花が咲き始めていました。
14:01 「番水の時計」
ここで井路は二手に分かれます。今の時間は向かって右側の井路が止められているようです。
「番水時刻表」 南川井郷
急傾斜を用水が流れてくるので、流れの中に小砂利がいっぱい混ざっていて、手でつかめます。
この小砂利はこの地域の基盤岩である花崗岩の風化した真砂(まさご)です。
14:04 式内社 駒形大重神社
明治40年(1907)に延喜式神名帳にある葛木大重神社を駒形神社に合併して現在のように祀られたといわれています。
鳥居の近くにあったこれ、なんでしょか?
左側にも。左右一対あります。円形より下の部分は本来地面に埋まっているものなのでしょうか?
神社側から見るとこんな感じです。
これ、鴨山口神社〈御所市櫛羅(くじら)〉の摂社 天照皇大神宮にもある「これ」でしょうか?
〈写真をクリックすると「これ」が見れます〉
14:10 なんと立派な杉並木が少しだけあります。
14:13 階段を上がれば拝殿
拝殿 氏子さんで管理されているようです。
ここにもたくさんの石灯籠がありました。
文久二年(1862)の「太神宮」灯籠(伊勢灯籠)がありました。
幕末の民衆の伊勢信仰がここにもあったようです。
14:31 神社横の切り通しの法面。花崗岩がバラバラ崩れる。風化土の真砂です。
14:36 名産の大和芋畑のようです。
真砂の砂質が粗くて深いので栽培に適しているのでしょうか?
14:40 田んぼのむこうに大和三山
ちょうど稲の開花時期でした。
14:52 これは里芋ですね。
14:57 葛城古道沿いののどかな田園地帯に古そうな道標
15:00 これはさつまいも畑。
15:02 このオモダカのような植物は何?
クワイです。クワイ畑を初めて見ました。カエル天国になっていました。
クワイの花
この家紋を見たことがおありでしょう? 沢瀉(おもだか)紋
15:06畦豆(あぜまめ) 枝豆(大豆)ですが、田んぼの畦に植えるのでこう呼んでいます。
夏にさやがふくらんでくると根こそぎ引き抜き、おばあちゃんがすり鉢でつぶしてお砂糖をいれて、お餅をくるんで、「くるみ餅」を作ってくれました。小さいころ「胡桃(クルミ)」が入っていないのになんで「くるみ餅」かと思っていました。勘違い。
独特の青臭さがあって、実は好きではなかったのは内緒です。
15:07 のどかな田園風景が続く葛城古道。山に並行して進むので、あまり高低差もなく快適。
15:10 突如、六地蔵!
道の真ん中に圧倒的な存在感。
実はこんなに大きな何トンもある岩なのです。花崗岩。
西を向くこのお地蔵さんたちは、室町時代に彫られたようです。
伝承によれば、この岩は室町時代に土石流が発生し、現在の場所に流れ着いたと云われています。(御所市観光ガイドHPより)
どんなすごい土石流が発生したのか!!最近の台風や地震の恐ろしさを改めて感じます。
ここから90度右に曲がり、御所駅に向かいます。
15:20 伝統的な民家が続きます。
収穫した白ゴマ
15:20 玉ねぎもありました。
5:23 櫛羅(くじら)という地区 名前の由来は諸説あってはっきりしませんが、一度聞いたら忘れられないとてもいい地名だとおもいます
次回は最終回。御所駅まで、鴨山口神社、鴨都波神社を巡ります。
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写真撮影:2018年8月28日
2018年9月9日
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