〈リバイバル・アーカイブス〉2022.10.24~11.07
原本:2018年2月22日
2018年2月6日 17:50 富田林市本町(富田林駅前) きらめきファクトリーにて
富田林市桜井に工房をお持ちの、「彫陽」 山本陽介氏の作品展
作品:名もなき雑兵シリーズ「いざ!」
気迫のこもる武者姿(彫物は全身像ですが、部分撮影をしています。)
まるで動いている瞬間を止めたような写実的な表現です。
彫って立体的な姿に整えるのは非常に難しい事だと思います。
量感のあり丁寧な細かい部分の彫りに魅力を感じます。作品の緊張感が伝わってきます。木が生命を宿しているようです。
作品:名もなき雑兵シリーズ「祈り」
戦場において、生死そのものが時の運に大きく左右される場面で、祈りの中に心の安堵を見出す感じがよく出ていると思います。
失礼ながら真上から撮らせてもらいました。
バランスがとれて質感がある作品はどこから見ても見ごたえがあります。
仁王さんが「待たれい~」と言っているようにも見え、歌舞伎や文楽にも通ずるような「決め」のポーズ。手のしわまでも表現されています。
作品:「源 義経」源平の合戦の「八艘跳び」の場面
浪の表現と義経の体の伸びの構図がおもしろい。義経は河内源氏の直系の子孫でしたね。
云わずと知れた菊水の門、三鈷の兜は楠木 正成
今年9月に完成する喜志 川面の新調地車が楽しみです。
写真のカラー色目は、「木のぬくもり」を強調しております。
2018年2月22日 (HN:アブラコウモリH )