主の変容を祝う今日は、
70年前のあの出来事を記念する日でもあります。
数年前『夏の祈り』という映画を観たとき、
長崎の通称原爆ホームで余生を送る被爆者の方たちが
当日の体験を劇として再現し、不自由な体を押して、
渾身の演技を見せてくれる姿に衝撃を受けました。
あの一瞬の出来事は多くの方たちの人生を大きく狂わせた…
これは原爆に限らず、
戦争に代表されるあらゆる争い事や犯罪を
主導する側の人も巻き込まれる人も、
その人生を必ず狂わせていくようです。
異なるものを排斥したり力を誇示したいという
わたしたち人間の浅はかさを、
主よ、どうぞおゆるしください、
そして正しい道に導いてくださいと、祈りながら。