聖テレーズの記念日、洗礼名や修道名に彼女の名を
いただくすべての方に「おめでとうございます!」
昔から「村八分」ということばがあります。
地域社会での助け合いとして
成人式、結婚、病気など十項目あり、
不幸にして仲間から外したい人が出た場合、
それでも二項目「葬儀」と「火事」だけは
残しておくという習慣のようです。
火事は類焼の危険などを考えると納得出てきますが、
葬儀もまた、生まれてすぐに
村という共同体で暮らし始めて、
いざこざから関係が絶たれることはあっても、
最後のお別れはそんな因縁を越えて
という思いがあったのでしょう。
思いも寄らない出来事や人間関係の展開で、
時として断絶を余儀なくさせられるような
ことがあったとしても、
それを後の世まで引きずっていくのはイヤですね。
観想生活と病床の窓から
世界のために祈り続けたテレーズに倣い、
祈りのうちに人と人とを和解させる愛の霊に信頼して。