この時期は、25日のクリスマス(降誕祭)を
生き方を糺して準備する待降節。
フランシスコ教皇の東京ドームでのミサの話を
思い出しながら、待降節を過ごしたいと願います。
「主は、食料や衣服といった必需品が
大切でないとおっしゃっているのではありません。
それよりも、わたしたちの日々の選択について
振り返るよう招いておられるのです。
何としてでも成功を、しかも
いのちをかけてまで成功を
追求することにとらわれ、
孤立してしまわないようにです。
世俗の姿勢はこの世での己の利益や
利潤のみを追い求めます。
利己主義は個人の幸せを主張しますが、
実は、巧妙にわたしたちを不幸にし、奴隷にします。
そのうえ、真に調和のある
人間的な社会の発展をはばむのです。」