楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

『奇跡の人』

2015-06-15 17:05:00 | Sisterのねごと


死を受け入れる、それは生を受け入れることでもあるのでしょうね。
限られた地上でのいのちを人間としての気高さを持って生きる、
またそのために必要とされるところで力を尽くす。

映画『奇跡の人』を観て、あらためてそんなことを強く感じました。



上映館が近くにある方は、ぜひご覧ください。

厳しい現実にも未来が輝く希望の中にも自らを受け入れていく姿を、
三重苦の少女の側からも、
仕事半ばで召されていくことを受け入れるシスターの側からも、
実話に基づいた物語に沿って辿っていけます。


辛い記憶を背負う方々のために…

2015-06-14 21:57:00 | Sisterのねごと


戦争、災害、事故、犯罪…
人一人の力ではどうしようもない
大きな苦しみに襲われた後、生き残った人は、
その記憶をいろいろなかたちで
一生背負って歩んでいくのですね。

亡くなった方々のためにはもちろんのこと、
生きて今も苦しみ続けている方々のために
共に祈りましょう。



和解の役割

2015-06-13 14:19:00 | Sisterのねごと


神は、キリストを通してわたしたちをご自分と和解させ、
また、和解のために奉仕する任務を
わたしたちにお授けになりました。
(コリントの教会への手紙Ⅱ5章)

とは、今日の第一朗読に書かれていることばです。

この世の不和・不一致、争いは、
自ら招いたり悪化させたりするのではなく、
仲直りさせるように働くのが
福音書を読む者の務めです。


撲つ弱さ

2015-06-10 19:14:00 | Sisterのねごと


「誰か文句言ってる? でなければ別にいいんじゃないの」ということで、何が悪い、何をしてはいけないという判断はなされていなかったのでは…

知的障がい者施設で繰り返されていた利用者iにたいする暴行について、憤りを感じていた職員は取材にこう応えていました。



悲しいことですが、相手が何もできない弱者であるとわかれば、人は自分も弱い人間であることを忘れてしまえるようです。撲たれ罵られた利用者の方たちとそのご家族のため、そして良心に問い続ける職員の方のために、お祈りします。

同じ弱さがわたしたちの中にもあることを忘れないようにしたいです。

紫陽花

2015-06-09 21:30:00 | Sisterのねごと


紫色をして、陽を待ちわびる花…

と漢字を理解できるアジサイ。

少しずつ咲いていって、
やがてくす玉のような大きな花になります。

生まれたての時は色もついていませんが、
やがてグラデーションが美しく深まっていきます。

人間の心の色も、紫陽花の花の色に似て、
次第に深まっていくのでしょうね。