
四旬節は回心の季節。
自らの足りなさ・至らなさ・悪さを神と人とに具体的に詫びて、
新しいいのちへと生まれ変わるチャンスの季節。
毎回、共同回心式の前に神父様が
おっしゃることばがあります。
「告解は、人の罪の代理告白ではなく、
どうぞご自分の罪だけを述べてください」、と。
あのときの自分の間違いの原因はAさんにあり、
このときの自分の足りなさはBさんのせいで…と、
ひたすら「原因は他の人にある」論を展開するのではなく、
人のことはどうでもよくて、
この「わたし」が神に背を向け、闇を選び取り、
気づいてもお詫びする気になれなかったのでした。
そのことが神の御前で今問われているので…
罪の意識さえ危うい時があるわたしたちですが、
それでも懲りずに愛し導いてくださる主に信頼して。
