防寒ルームの設置を計画中

2016-09-05 20:35:51 | 安曇野生活
 ここ安曇野での借家生活、 夏は涼しくて快適に過ごせる。 しかし 今年の大寒の時期に雪の結晶撮影を目的に滞在した冬場は、 たった1週間ほどの滞在で寒さに音を上げた。  主に使用した1階にある8畳間、 部屋三方がガラス戸で仕切られていて、 一方は外気に面し、 残る2方面は玄関および台所との仕切りとなるガラス障子と言う訳だ。 そして天井は20cmほどの幅の板を並べた構造になっている。

 その部屋では石油ストーブを連続して焚いても、 ストーブ本体に付けられた温度表示は12℃を上回る事が出来なかった。 ガラス障子や天井板等に隙間が沢山あって、 暖房の熱がどんどん逃げてしまうのだ。 ガラス障子を1枚でも開け放すと、 石油ストーブの温度表示は0℃より高くなる事は無い、 そんな状態の風通しの良い(隙間の多い)古い家なのだ。

 就寝時は石油ストーブを点けっぱなしで眠るなんて危険だから、 ホットカーペットを畳に広げ、 そこに寝具を敷き、 羽毛服を着込んだ状態で就寝したものだった。

 そして、 2017年の冬期間、 雪の結晶撮影は北海道辺りに出かけての撮影も考えて居るのだが、 長期間ねばれば鹿島槍スキー場周辺でも良い写真が撮れるかもしれない。 否、 実際に形の良い結晶を撮影出来たことも有るんだ。

 しかし、そのためには冬季に長期の滞在を可能にする必要がある。 当初の賃借期間3年は来年の6月で満了するのだが、 最近大家さんとの話し合いの中で、 引き続いて貸してもらう方向で話が進んでいる。 そうなれば寒くて眠れない夜を快適に過ごすために、 材料費を少々使ってでも、 暖房効果のある空間をDIYで作ろうと計画し始めたのだ。

 骨組みは2x4の材木、 あるいは園芸用のビニールハウスの材料、 そんな物を使用して、 空間を仕切る壁材はビニールシート、 あるいはダンボールまたは発泡スチロールなんかを想定中。 基本は冬場に組み立てて使用して、 夏場は解体保管するつもりでいるのだが、 「田中君、 別に金掛けなくても冬用のテントを室内に張れば それでいいんじゃないか?」 なんて意見もある。 しかしねえ、 TV・パソコン・碁盤等も、 その空間で使いたい。 冬テンじゃ寝具を入れたら一杯になってお終い、 あまりにも狭苦しい空間だったら、 それはそれで耐えられなくなるでしょうよ。

 具体的な設計図作りはこれからとして、 10月に入って柿の実を採りに来る時か、 11月末に長野市の「えびす講花火大会」 を見物に訪れる時にでも設置作業をするつもりだ。


そう考えつつ、 一夜明けてからテントを室内に張って、 その中に回転座椅子と碁盤を持ち込んでみたら、 テレビを持ち込むのは流石に無理だけど、 片側には布団を敷けるスペースが未だ有る。 そうならば、 「テントで寒さ除けも考慮すべきかな?」などと、 あれこれ思案中。
 

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クルミの観察-6

2016-09-04 11:12:24 | 安曇野生活
 「クルミの観察-5」 の記事でハンマーで殻を割って中の様子を観察したクルミの実、 そのまま1週間も軒下のコンクリートのタタキの上に放置してあった。

 今朝、 なにげに見ると庭の草むらから軒下のクルミの実の間に蟻の行列が出来ていて、 クルミの実には沢山の蟻が集って実を噛みちぎっているし、 草むらに向かう蟻の中には顎で咥えてクルミの実を運んでいる者もいた。

 1週間前には実の色は青っ白くて人間の僕には「未だ食料には向かないな・・・」 、 「クルミの実の採取はもう少し先の事」と思えたのだが、 殻を割って放置して空気に触れたことによる乾燥とともに、 食べられそうな薄茶色味を帯びた色合いが変化しています。 そんなクルミを蟻くん達は試食して ”充分に食用可能” と判断したのでしょう。
 

 クルミの小片を咥えた蟻



 
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星夜写真に初トライ

2016-09-03 08:20:01 | 安曇野生活
 今年の買い物の一つがOLYMPUSの広角ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL「ED 7-14mm F2.8 PRO」だった。 レンズ単体の重量が537グラム、カメラ本体OM-Dと合わせると1kgをチョイと超える重さ、更にはマクロレンズも持って今回の唐松岳登山には出かけたのだった。 普段、山歩きの時にはコンパクトカメラ・TG-3(重さ250グラム弱)をウエストバッグに入れて持ち歩いている僕には負荷になる重さだった。 

 目的は「入手した広角レンズが星空と風景写真にどれほどの威力を示してくれるか?」 試して見たかったのだ。 風景写真は昨日の記事の中に載せた。

 星夜写真は唐松小屋のすぐ南にある牛首岳の上空にかかるサソリ座と天の川を狙って初トライしてみた。 まあなんとか星々と「辛うじて”天の川が写っている”じゃない」みたいな写真が撮れた。 三脚を使わずに、 カメラのモニター部分を衣類を介して地面に置き、 石ころをあてがって角度を目分量で調節してシャッターを切る、 「なんじゃ・それ手法」での撮影は視野の設定が難し過ぎた。 長時間露出が必要な星夜写真には三脚持たないと駄目だな。 かと言って重いしなあ。 山で三脚持って来ている人と仲良くなって、 貸してもらうのも一つの手かな? 

 

 当日の撮影日時の星座の様子は星座アプリによればこんな風、


 火星や土星も写り込んで居るんですが、 Top写真では火星の赤みなんか、 まるで感じられない仕上がりになりました。 ここらへんはRAW画像データ写真の現像などの画像処理の稚拙さが大いにあるのかも知れません。
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二つ玉低気圧での擬似好天

2016-08-30 08:09:14 | 安曇野生活
 昨日の記事で表銀座の山並みが見えた話とその一部の写真を載せて、 そこでは ”なにがどうなったか? 今朝は表銀座の稜線が見渡せる気象条件になっているのだ” と書いた。

 その後、気象庁のサイトで天気図を見ると、 日本の南岸を進む台風10号と日本海側に低気圧の並んで居る。 そして 「 おい、 これは春先に現れる2つ玉低気圧の気圧配置と同じだな 」 と思い至った。 ならば、 その直前に現れる山の好天も二つ玉低気圧と対になって生じる現象として良く知られた”擬似好天”そのものなのだろうと納得したのでした。


 疑似好天の後では、大荒れの天気が続きますが、 レーダーに依る降雨域の画像で、日本海側から太平洋岸の紀伊半島辺りを縦断している様子が一目瞭然ですね。

 < クリックで拡大。
疑似好天で現れた見通しの良い常念岳から餓鬼岳のパノラマ風景


ところで週間天気予報では台風が通り過ぎての31日、そして9月1日の両日は好天が見込まれている。 山仲間のSさんとの電話では「9月1日は都合が悪い」と聞いているけれど、 今年の夏の想い出作りに、 僕一人で明日から八方尾根を唐松小屋目指して歩きに行く予定を立てた。
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クルミの観察-5

2016-08-27 10:21:16 | 安曇野生活
 仁科神明宮への散歩の帰り道、 クルミを樹からもぎ取って家に持ち帰った。 そして例によって分厚い緑の表皮を剥ぎ取り、 ハンマーで茶色い殻を叩き割り、 中の果肉を口に入れた。

 分厚い緑色した表皮の下にある殻は最初から濃い茶色として姿を現す様になって来た。 表皮を剥ぐ時に使っているハンマーの釘抜き側の先端が殻に触れる時の感触も、 随分と硬い物に触れる感じが強くなった。

 殻を割って見えて来る果肉部分の表皮、 相変わらず淡い緑色を見せる。 しかし殻と果肉との間を埋めている白色の部分に「以前とは何か違うな」そう思わせる変化を感じた。 それは僅かな空隙の発生か?

 口に含んだ果肉、 齧って見た時の苦味は殆ど無くなり、 食感はシャキシャキ感から、 コキコキ感に完全に移行した。



 さて、そんなクルミを採取する散歩コースの仁科神明宮への道、 日本海の糸魚川と松本を結ぶ「塩の道」 ルートの通り道でもある。 昔からの集落もあって、 庭木の松の大樹が塀越しに公道の上に主幹を伸ばし、 通行人や車だけで無く、 電話線もその下を通過している。 都会だったら、 松の樹が折れたら電話が不通になるなんてクレームがついて、 伐採なんて野暮な事になってしまいがちだけど、 ここ大町市の町外れ、 仁科神明宮のお膝元ではゆうゆうと松もケヤキの大樹も枝を伸ばして生きています。
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お盆が過ぎても暑い@2016

2016-08-26 11:35:25 | 安曇野生活
暑さでグッタリ気味の秋蕎麦の葉

 「今年はお盆が過ぎても暑いね」 これが大町市の「むつみ亭」 に昼食を食べに来るオバサン達の挨拶言葉になっている。

 たしかにそれは感じます。 昨夜なんか、 僕も寝苦しかった。 と言っても室温28℃程度だったけれど、 広い玄関の上がり端の板敷きの床にそのまま布団を敷かずに寝転んで朝を迎えたのでした。

 まあそうは言っても、 自然界の草花は夏から秋に向かった変化を見せている。


稲穂は頭を垂れた。


生け垣のイチイには赤い実がついた。


すすきの穂も白くなり始めた。


 そして僕も安曇野生活からの帰り支度の計画をカレンダーの裏紙に書き出しはじめたのだ。
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トンボの行儀作法

2016-08-25 08:57:21 | 安曇野生活
 地味な色合いのこのトンボ、 今朝庭に出た時に膝丈より低い草むらに動く気配を感じたので良く見たら、 2・3匹の薄茶色した糸トンボが居た。 急いで室内に戻り、 三脚にカメラを取り付けて庭に戻った。

 「トンボ達まだ居るかな?」 そう思いながら見回すと地味な奴はくさむらに、 少し離れた南天の樹には以前に ”玉虫色したトンボ”として記事にしたのと同じ種類の奴が居た。

 写真を撮って、 パソコンに保存して、大きなモニター画面で見たところ「あれっ?!」と想う行儀作法の違いに気が付きました。

地味なトンボ :

 羽を畳んで草に止まるのだが、 その際のスタイルの特徴

 1. 4本脚で草に掴まり、 後ろの2本は使っていない。

 2. 畳んだ羽を胴体の片側に揃えている
    

金属光沢のトンボ :


 南天の樹に止まったこのトンボ。

 1. 6本脚全部で掴まっています。

 2. 羽は開いたままです。



 さて、 この何かに掴まって休息中の姿勢の違いだが・・・

 「金属光沢の方のトンボは目立ち過ぎて、 常に飛んで逃げる事が出来る様に、 羽を広げ、 脚も力強く体を離陸させるために六本の脚を掴まる対象に接触させて居るのではないか?」

 と考えましたが、 どうですかね? 


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ヒカルの碁・全巻揃いの行き先

2016-08-23 07:25:05 | 安曇野生活
 ひょんな事から囲碁が強い昔の人物に憑依された子供が学校の囲碁クラブの対戦、 院生になるための挑戦、 そしてプロ棋士へと成長して行く流れを描いた漫画 「ヒカルの碁」、 それを最初に見せて貰ったのは先月の下旬、 囲碁村会館の図書室に置いてあるそれは全23巻のうち5巻だけ。 続きが読みたくて大町図書館を訪れてみたが、 そこにも続きは所蔵されていなかった。 そこで思い切ってAmazonで全巻揃いの中古本を注文した。 

 それが配達されたのが昨夜の事。 さっそく6巻以降を読み進み、 昨晩は10時すぎまで読み、 今朝は5時から読み始めて現在は13巻に到達したところだ。 全巻を読み終わったら、 世話になっている「アルプス囲碁村会館」に集う子供たちが楽しめる様に提供しようと考えているのだが、 どこに寄贈したら子供が見やすいか? 

 囲碁村会館の図書室に寄贈したほうが良いのか、 市の図書館が受け入れてくれるなら、 そっちに預けた方が良いのか? 今日の昼飯後、 いつもの新聞閲覧に立ち寄った際、 図書館のお姉さんに聞いてみるつもり。


後日談:

 図書館では基本的には漫画の蔵書は持たない方針が在るそうなので、 囲碁村会館に寄贈した。
 
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囲碁大会でグループ優勝@塩尻

2016-08-21 18:30:00 | 安曇野生活
 日曜日の今日、 日本棋院塩尻支部主催の囲碁大会「 第34期 塩尻囲碁名人戦 」が塩尻市総合文化センター 3階 で行われ、 大町支部の仲間と伴に参加して来た。

 大会参加者は段級位の近い人6人づつのグループに分けられて、 グループ内でのリーグ戦(午前中2局、 午後3局を戦った)。

 僕はいつもの如く3段登録で参加し、 三段・5人、四段1人のグループに入り、


 なんと4勝・1敗の成績でグループ優勝してしまいました。 そして戴いた写真の優勝賞品は海苔の一缶でした。
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燕岳へ月の入り

2016-08-20 07:10:20 | 安曇野生活
 16夜のお月様が燕岳の山頂へ落ちていく。 そんな風景を堪能出来た朝だった。 我が家から燕岳山頂までは直線距離にしておよそ15km。 その前山となる東餓鬼岳と清水岳の吊尾根状の稜線越しに燕岳のピークは顔を見せてくれるのだが、 今朝は2016年の夏山シーズンに入って最高のクッキリ感で燕岳が見えていた。

 こんな眺望の効く日に、 どこかの稜線に登りたいと考えているのだが、 残り1ヶ月を切った安曇野滞在の日程の中で、 チャンスが訪れるか?

 数日前からぐずついた天候が続いていて、 昨日なんか木崎湖周辺で馬の背を分けるような局地的な強い雨に出会ったりしたんだよな。 まさか今日がこんなにも良い天気になるなんて・・・ 予想出来なかったなあ!
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