柱の傷

2013-11-30 20:16:56 | タナカ君的日常
 「 ハシラノ キズハ オトトシノ 」 と歌うのは五月の節句の頃の話しだけど、 年末年始の休みにヤナバの山荘に御邪魔させてもらうようになったのはおよそ30年前の事だった。 そして、僕とショージ君の子供達が小学生の頃までは、山荘の柱に子供の成長の記録を記すのが正月恒例の行事になっていました。 その毎年続いた行事も、子供が高校生になる辺りからは親にくっついてヤナバの山荘に来ることも少なくなり、ついに柱に新たな成長の記録が書き込まれる事がとても少なくなりました。

 それが今度の年末、30歳を過ぎた我が息子が2歳になる子供を連れて、ヤナバの山荘に再デビューする事になったのです。 きっと2歳の孫の身長の記録が柱に記される事でしょう。 過ぎ去った年月の長さと、 「 孫の成長をどこまで見ることが出来るのか? 」 との想いに浸りつつ、 繰り返す人間の生活の歴史を感じながら、 新たに付け加えられる柱の傷や、孫のソリ遊びの様子を眺めることになるのでしょう。

 その年末まで残り1ヶ月になりました。  
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アイソン彗星・消滅?

2013-11-29 09:18:40 | タナカ君的日常
この写真は ”Ison彗星” の姿です。 BBCのWEBサイトから転載しました。 太陽に接近中の11月15日に撮影されたものだそうです。

 アイソン彗星は11月29日に太陽に大接近するので、暫くは地上からの観察は不能となるが、

  12月1日頃からは再度地球上からも目視可能になる予定、「それも上手くすれば長大な尾を引いた姿を見せるのではないか?」。 そんな風に期待されていた。


 なのに今朝、12月28日付けBBCニュース科学欄の記事を見たら、
 ”Comet Ison destroyed in Sun passage” のタイトルの元、

 ”世紀の彗星”は涙とともに消え去った。
 "Comet of the Century" had gone out with a whimper.

 そんな感情過多な表現を交えつつ、 太陽に最接近中に強大な太陽重力の影響でバラバラになってしまった様だと伝えています。

 僕だって、12月の初旬に尾をひく彗星の映像がテレビ画面をにぎわす様になったら、 友だちを誘って東の空が見渡せる場所に双眼鏡を持って出かけてみるか・・・  そう期待していたのに 残念です。
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ぽかぽか縁側で囲碁

2013-11-28 07:33:54 | タナカ君的日常
 陽当りの良い縁側を持つ藁葺きの古民家、「こんな縁側で囲碁を打ったら楽しいだろうな?!」 そう思って囲碁仲間に声を掛けたら、3人の仲間が賛同してくれた。 それで公民館囲碁の無い昨日の水曜日に早速実行することになりました。

 朝起きた時には雲の多い空模様だったけれど、 集合時間の9時にはほとんど雲は薄れて、燦々とした日差しいっぱいの青空が広がる日になりました。 そんな中を公民館から脚付きの分厚い碁盤と碁石を2組借りだして、 軽自動車に定員一杯の人と碁盤を車に載せて立川市の古民家園に向かいました。

 古民家園の窓口に居たオジさんに「先週末に来た時に聞いたら、縁側で囲碁や将棋で遊んでも良いと言われたから、早速やって来ました」 そう来意を告げたけど 「 私は嘱託の身、 そんな話を許可出来る立場にないから、立川市の古民家園を管理する職員の許可を得て下さい 」の返事が戻って来た。 こういう時にはこの場で押し問答しても埒が明かないのは経験済み。 担当職員の職場の電話番号を教えて貰って電話を入れました。  そして、「他の見学者の邪魔にならない様にお願い出来れば縁側を使ってくださっても良いですよ」の返事を頂きました。

 車から碁盤、座布団、そんな物を降ろして、縁側に運び込み早速対局開始して、午前中に対戦相手を変えながら3局の楽しむ事が出来ました。 風もなく本当に暖かな縁側、 言う事なしのコンデションでした。

 好天と縁側囲碁を楽しむ事を賛同してくれた仲間たち・・・ 本当にありがとう。
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探し物は自転車の鍵

2013-11-26 20:54:06 | タナカ君的日常
 公民館で囲碁の対局を終えて、 家路につく人がチラホラあらわれた5時少し前の話。 「自転車に乗ろうとしたら鍵が見つからない、どこかに落ちていないだろうか?」と対局会場に戻ってきたのはMさんだった。 もう90歳に近いお年になっているのだが自転車に乗ってやって来ている。 帰り支度をしていた人や、 自分の対局は終えたものの、まだ続いている対局の観戦をしていた人々が手伝って鍵探しが始まりました。

 対局会場、 立ち寄ったと言う便所の中、 自転車置場までの通路を手分けして探しましたが見つかりません。 公民館の事務所に落し物としての届けが出ていないか聞いてみましたが、鍵の届け物はありませんでした。 Mさんが家の鍵などをいれて持ち歩いている手提げ袋の中身やズボンのポケットの中身を全部テーブルの出して貰って確認しましたが、有りません。

 Mさんは 「今日は自転車を公民館に置いて、タクシーで帰ります!」、「お騒がせしてすみませんでした・・・」 そんな挨拶をして出て行こうとしていたその時、 誰かがテーブルの上に残されていたジャンパーを持ち上げた時に 「チリーン!!」と小さな鈴の音がしました。 鍵探しを手伝っていた皆の目が一斉に、そのジャンパーに注がれました。 鍵には鈴が付けてあると聞いていたからです。 「 あっ、 それ俺のジャンパーだ!!」そう声をあげたのは Mさんでした。 

 鍵をどこかに忘れたと言うよりは、 鍵を入れてあったジャンパーをテーブルの上に置き忘れていたんですね。 これじゃー 小さな自転車の鍵をみんなで一生懸命探したって、見つからない筈だわ。 
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日経平均は上がっているけど

2013-11-25 21:15:42 | タナカ君的日常
 このところ日経平均株価は14,000円台から1,5000円台へと上進して、 個別銘柄でもそれに比例したように値上がりしている物もあります。 しかし何故か11月初旬に購入した2つの銘柄、 どちらも一旦下げた後の戻りがはかばかしく無く、平均したら買値から2~3円上回っている程度。 株って、本当に買いのタイミングが難しい。  たられば話になっちゃうけど、 購入を4日後にしただけで、 値上がり額は大きく違った。 一つの銘柄は12月に配当がある銘柄なので、 我慢してもう少し持ち続けて見ようかと思っているけれど、 「 銘柄選択と購入タイミングを間違えちゃったな 」 の思いが強いです。  
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古民家園@立川

2013-11-24 20:41:34 | タナカ君的日常
 この日当たりが良い縁側を持つ藁葺の家は 「旧・小林家住宅」と呼ばれる古民家です。 そこは我が家から自転車に乗れば数分で到達する、立川市幸町の「古民家園」にあるのです。 昨日の昼近く、玉川上水駅からの帰り道に立ち寄ったのですが、 裏庭の方では子供を含んだ団体さんが餅つきのイベントをしていました。 何年か前の冬の時期に立ち寄った時には、 陽当りの良い前庭で、竹馬遊びや空き缶で作った「パッコン」遊びをさせて居たこともありました。

 「もしかすると、建物の中の畳敷きの座敷は無理としても縁側ならば、将棋や囲碁の遊びをさせて貰えるかも知れないぞ!」 そう思って管理人さんに聞いてみました。

 「将棋盤や碁盤を持ち込んで、あの陽当りの良い縁側で遊ばせてもらうことって出来ますか?」 とね。

 そしたら、 「縁側でなら良いですよ、 座敷ではダメですけど」そんな返事を貰いました。 そこで、 今日の午後、公民館囲碁の会で部屋を取っていない日にもロビーにやってきて囲碁を打っている好き者の仲間に、 iPad画面で、この縁側の写真を見せながら声を掛けてみた。 「今度この縁側で、碁を打ってみるなんてどうですか?」 そしたら「 そういうの良いね、 面白そうだ、 やりましょう!」 そんな返事が返って来た。 

 だから、公民館囲碁が休みの日、 なをかつ穏やかな日差しの近日中に、 仲間と一緒に碁盤と碁石、 それとお湯を入れたテルモスやお茶の葉っぱ、急須や湯のみ茶碗、そんな物を持って遊びに行ってみるつもりです。 美味しいぬか漬けも欲しいな!!
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UpDnボタンの誤操作防止

2013-11-23 10:38:58 | PC & Soft
 プロ棋士の囲碁の対局、その棋譜をiPadを使って眺めることも日課の一部に加わりました。 画面の下部には左右を向いた矢印ボタンが4組、近接して並んでいます。 最左端のボタンは対局開始時点(何も石が置かれていない状態にセット、 最右端は終局状態の場面に一瞬にして移動するボタンです。 そして中の2組が1手進めたり、1手戻したりするボタン。

 普通、水色矢印を付した1手進めるボタンを押しながら、局面の変化を鑑賞するのだが、 間違って赤印を付した右隣のボタンを押した事になってしまいます。 つまり写真では上部に白が108手目を打った状態からこの対戦での終局となった207手の場面へ切り替わってしまうのです。 見ていた局面に戻すには、99回戻りボタンをクリックするか、初期状態に戻してから、送りボタンを108回連打するか。 はたまた、押し間違えないように注意深く送りボタンだけ操作するか。 そうは言っても、この手指の太さほどに近接して設けられたボタンを間違いなく押すなんてことは、対局の推移に向けるべき注意力を著しく阻害する。


 そこで右向き矢印(1手進めるボタン)部分だけが指先のタップ操作を検知してくれるように、少し厚手の紙切れに切り込みを入れた物を画面の上に置いて見ました。 取り敢えず、これで1手進める操作が気楽に行える様になりました。 メデタシ! 目出度し! 万々歳です。
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山は冠雪、平地は紅葉

2013-11-22 09:28:50 | タナカ君的日常
 もう何日も前に送られて来た写真だが、これをメールしてくれた友人は、 後立山の爺ヶ岳と鹿島槍の稜線はすっかり雪で白くなった映像で 「冬が間近」に迫っていることや、 手前に広がる大町陸上競技場のトラックで週に1~2度ランニングの練習をしているのだが、 「この時期の平日は、トラック全体がオラの貸し切り状態で・・・」と、その贅沢さを語ってくれている。

 一方我が家の周辺、 駐車場に駐めた車のフロントガラスや屋根の上に露が降りていることが多くなり、

 公園のモミジの葉は真紅に変わり、ケヤキは黄・茶に変化した葉を何かの拍子に、 一斉に空中に舞わせる時期になって来た。

 そして暖房をケチった我が家の中では僕が毛布のポンチョを突っ被って寒さに耐えながら、 ブログを書く時期になって来たのです。
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iPad と i-FunBox

2013-11-21 07:20:56 | PC & Soft
 Windows PC から iPad へデータファイルを転送した話です。

 今までの人生の中では、Windows PC をほとんど使っていて、 アップル社の Mac はほんの少し触っただけでした。 そんな僕ですが、1ヶ月ほど前に iPad mini を購入して使い始めました。 当初の心配はKeyボードが無いタブレット端末への不安がだったのですが、 使い始めて戸惑う事の多くは各種(デジカメ写真、表計算データ、 囲碁の対局データ等)データファイルの入出力方法の作法の違いだと気付きました。

 Windows PCの世界では CD・DVDドライブ、複数のUSBポート、はてはSDメモリー読み込みスロットが組み込まれ、なかでもUSBポートにはメモリーカードリーダ、 外付けハードデスク、 デジカメ、プリンタ、スキャナ等 パソコン世界で周辺機器と呼ばれる物をつなぐ事で、 データの入・出力、コピー等、自由気ままに出来ていた。 なのにiPadの世界ではアップル社の決めた”お作法”に従わないと、他のパソコンやデジカメなどの機器とのデータのやりとりが出来ない様に見えたため、 大いに戸惑ってしまったのです。

 例えば 「デジカメに内蔵されたSDメモリに保存されている画像データを iPad に取り込める」そんな風にうたうUSB接続の「メモリーリーダ」的な小物を買いました。 それを使ったら、確かにデジカメで撮影した画像はiPadで扱える様になりました。 しかし、そのSDメモリーにテキストファイル、表計算データファイル、 囲碁ソフトで使う棋譜ファイルを入れておいても、iPad画面には、お馴染みのWindowsエクスプローラーの様な画面が出て来るでも無く、 全くメモリー内部のファイルを扱う事が出来そうにありませんでした。

 購入した2冊のノウハウ本やWEBからDL したiPadの取扱説明書、 そんな物をパラパラ眺めて見たところ、 どうやらWindows PCの世界と違って、iPad では USBポート経由での自由なデータ交換は想定していない(多分、音楽やビデオ、アプリケーションソフト等、著作権が絡む様な多量のデータ交換は アップル社が用意した「App Store」や 「iTunes」を経由しないと出来ない。) そんな仕組みを作ったのでしょう。

 まあメールの添付ファイルとしてなら PCとiPad 間で各種データのやりとりが出来るし、「アプリソフトから、その受け取ったファイルを使える場合もある」 と、 早い時期に判ってはいましたがね。

 しかしメールにファイルを添付する場合、例えば囲碁ソフトで対局結果を記録した「棋譜データ (拡張子はSGF)」を多数iPadに送信する手間が大変です。 もちろん 多数の棋譜データファイルを ZIP 形式で圧縮して、それをiPad側で解凍すれば使える事を確認しましたから、 「当面メール添付ファイルで対処しようか?」 とも思いました。

 しかし、いづれは必要になるだろうと、iTunesを使ってのファイル転送にもトライしてました。 ところが、WindowsのデスクトップPCに iTunes ソフトをインストールして、

 コンピュータの認証 / ホームシェアリングの設定 / 等々

なんだかんだと手順を踏んで、 ファイル転送に取り組んでみたのですが、 どうもイマイチ扱いが判らない。


 そしてウジウジと無駄な時間と日にちが経過して行く中で、 Windows PCに 「i-FunBox 」そんな名前のソフトをインストールすると、iPadと WindowsPC を USBケーブル接続して、エクスプローラ風の画面でファイルの管理(コピー、削除など)が出来る。 そんな美味しい情報を見つけたのです。

 早速試してみましたところ、 いとも簡単に、WindowsPCにある棋譜ファイルを
iPad 側のアプリソフト     「Documents」の管理下にあるデータ領域に複数コピーすることが出来ました、 それこそ「あっという間の短時間」でコピーが完了しました。

 もちろん「i-FunBox 」はiPad 内部の広範囲なデータを操作出来てしまいます。  ですから操作を間違うとiPad内部の重要なファイルを消してしまう危険性もあります。 でもね、 たかがアプリケーションで使うデータを転送するのに、圧縮だ、メールに添付だ、解凍だなんてやってられないし、未だiTunesでのデータコピーの方法が未だ判らない僕にはファイル転送が素早く出来る方法を手に入れただけで、今の所 「気分はスッキリ・上機嫌」です。
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災害頻発の年@2013

2013-11-19 09:49:02 | タナカ君的日常
 もうニュースとしては古くなったけれど、”11月8日、フィリピン中部を台風30号(Typhoon Haiyan、中心気圧が一時895ヘクトパスカルにのぼる、今年発生した最も強い勢力の台風)が直撃、レイテ島を中心に大きな被害が発生した” たしかに被害は甚大です、破壊された家々の様子は東北大地震後の津波に襲われた日本の惨状と同じです。

 その前には大量の降雨に引き続く大規模な土砂崩れが発生した伊豆の大島での災害など、今年は降雨や高波と水がからんだ大きな災害が記憶に残る年になりました。 それは 「今年」 では無く「近年」なのかも知れませんが・・・

”そして想う・・・” と文章を続けたいところだが、 実際の所ほとんど無関心に近く、 ニュースで報じられた直後に、このブログに取り上げることはしなかった。

 本当に無関心だったか? と問えば逆になる。 ややこしい表現になっちまったが、 大島やフィリピンでの災害を伝える報道に接して、思うことを率直に文章にすると何かと差し障りがありそうで、 ブログ記事化を自己規制しちゃってる面が無きにしもあらずです。 かと言って何も書いておかないと、「2013年の出来事の想い出」に残らないかもしれないと思って、 こんな記事をUpしているのです。

 フィリピンの状況を伝える映像の中で、「ほう、これは!」と記憶に残した場面がありました。被災したガソリンスタンドの燃料槽の周辺に群がった人々の様子です。 細い竹竿の先にペットボトル容器を括りつけて燃料油を汲み出している様子でした。 なにか既視感を感じて記憶を辿ってみると、 蟻塚の中に棒を差し込んで、差し込まれた棒に獅噛みついて出てくる蟻を食べている僕達の仲間の姿でした。 そして「あの汲み出した油、海水で薄まってはいないのか?」、「車の燃料として使えるのか?」 そんな余計な事に思いは移って行ったのです。
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