先日「今年は樹を伐るのはもう止めた」と言ったばかりだけれど、 北側の沢の斜面に生えている胡桃の大木が、サウナ小屋の上を跨ぎ、母屋の2階の屋根の上にまで枝を伸ばしている。 これについては「雪の時期に屋根から雪が滑り落ちる邪魔になって、 重みで屋根が潰れたら修理にお金が掛かるから伐ってしまいたい・・・」とショージ君の奥さんが呟いて居た事がある。 樹を伐るについては、意外と面白い作業だから、伐るのはやぶさかではないけれど。 屋根の上に張り出した枝を下ろす過程で母屋の側面にある便所の換気扇、風呂釜の煙突、あるいは壁板、そしてサウナ小屋の屋根などに損傷を与える可能性が極めて高い。 僕の一存で作業を開始する訳にはいかないから、 2段伸ばしハシゴを樹の途中まで伸ばし、その上に一本ハシゴを樹上にセットし、枝を伐るべき箇所付近まで登れる準備を整え、ショージ君の到着を待っていました。 やって来たショージ君と言えば ”とのこ” やスプレー殺虫剤などを持って、テーブルの虫食い穴をふさぐ最後の仕上げ準備をしてやって来ました。 最初にテーブルの仕上げ迄の話を聞いてから、件の胡桃の樹の枝を伐る話を持ち出しました。 内心は樹木を大事にするショージ君の事だから何か理由をつけて反対されるかと思っていました。 ところが躊躇する理由は高所作業で怪我をする事だけでした。 それはメモ用紙に「僕が怪我をしても責任は問いません」的な内容の鉛筆書きの念書モドキを書いてテーブルに置いてクリヤーしました。 家の側壁の煙突等の備品の損傷は少々の事なら覚悟する気持ちの様です。 もっとも僕が提案した切断箇所と切り離し方ならば、 「家へのダメージがほとんど回避出切る可能性もある」と判断したのかもしれません。 実施許可が出ましたから、更に準備を進めます。 自分自身の落下対策ロープの展張、 切断箇所が一気に落下しない様に切断側と残存側を繋ぐロープの取り付け。 切断用工具(鋸、バール等)の落下防止細引きの取り付け、 こんな事で午前中は過ぎて行きました。
昼食後の一眠りの後、 いよいよ樹上切断作業の開始です。 樹の枝と言っても、およそ直径20cm強もある手ごわい枝です。 鋸で切り込み始めてしばらく、 直径の半分も切込みが入ると「ミシッ!」と最初の断裂音が聞こえました。 そこで一旦樹から降りてお茶休憩。 再度樹に登り、切断を続行「ミシ、ミシッ」の連続音が始まり、枝先が屋根に当たり始めます。 下からは「ウマイ、ウマイ最高の落ち方してますね」と声が掛かる。 屋根を擦って落ちる枝先は2本有る便所の換気扇のパイプの一本を歪ませながら下まで落下しました。 後はロープで高さを保持したままの太い切断部をユックリ下まで下ろせれば万々歳なのですが・・・ 樹の股の部分を支点にして、下に居るショージ君にロープの端を持って貰っていましたから、それを徐々に緩めていけば、静かに降ろせるつもりだったけれど、 ロープを持ったままハシゴを登って来る考えは無かったらしく、地上でやっと掴まえられる長さのロープの握りを一挙に離してしまったらしい。 太い枝の切断面が落下を始め、逆に握っていた方のロープが勢い良く上に滑り上がって来る。 「ヒエー、 なんてこったい!」と思った瞬間に太い枝は地面に当たり、全ては安定状態に収まりました。 途中サウナ小屋のストーブの煙突のT型煙出し部分がはじけ飛び、小屋の壁に沿って積んで有った薪の一部が飛び散った程度のトラブルだけで済んだのは許容範囲でしょうか?
ともかく懸案事項の屋根の上の枝は除去出来ました。 冷や汗混じりの汗でビッショ濡れになった作業着を脱ぎ、風呂で汗を流し、甚平に着替え、 胡桃の樹の神様にもビールをお猪口に入れて供えました。 そして2人して作業の無事終了のビール、本当に美味しかっです、 お疲れ様。
昼食後の一眠りの後、 いよいよ樹上切断作業の開始です。 樹の枝と言っても、およそ直径20cm強もある手ごわい枝です。 鋸で切り込み始めてしばらく、 直径の半分も切込みが入ると「ミシッ!」と最初の断裂音が聞こえました。 そこで一旦樹から降りてお茶休憩。 再度樹に登り、切断を続行「ミシ、ミシッ」の連続音が始まり、枝先が屋根に当たり始めます。 下からは「ウマイ、ウマイ最高の落ち方してますね」と声が掛かる。 屋根を擦って落ちる枝先は2本有る便所の換気扇のパイプの一本を歪ませながら下まで落下しました。 後はロープで高さを保持したままの太い切断部をユックリ下まで下ろせれば万々歳なのですが・・・ 樹の股の部分を支点にして、下に居るショージ君にロープの端を持って貰っていましたから、それを徐々に緩めていけば、静かに降ろせるつもりだったけれど、 ロープを持ったままハシゴを登って来る考えは無かったらしく、地上でやっと掴まえられる長さのロープの握りを一挙に離してしまったらしい。 太い枝の切断面が落下を始め、逆に握っていた方のロープが勢い良く上に滑り上がって来る。 「ヒエー、 なんてこったい!」と思った瞬間に太い枝は地面に当たり、全ては安定状態に収まりました。 途中サウナ小屋のストーブの煙突のT型煙出し部分がはじけ飛び、小屋の壁に沿って積んで有った薪の一部が飛び散った程度のトラブルだけで済んだのは許容範囲でしょうか?
ともかく懸案事項の屋根の上の枝は除去出来ました。 冷や汗混じりの汗でビッショ濡れになった作業着を脱ぎ、風呂で汗を流し、甚平に着替え、 胡桃の樹の神様にもビールをお猪口に入れて供えました。 そして2人して作業の無事終了のビール、本当に美味しかっです、 お疲れ様。