サンクトペテルブルグ観光の2日目となるその日(11月20日)の観光の目玉はエカテリーナ宮殿や要塞の観光でした。 ツアーの皆さんはバスに乗って出かけて行きましたが、 僕達夫婦はツアーのグループを離団して一日を過ごしました。 今日は、その日の街歩きの様子を書いてみます。
ツアーのバスは9時頃に出発して行きました、 僕たちも少し遅れてホテルを出ました。 フリータイムのメインはエルミタージュ見物ですが、開館するのは10:30。 それまで街中歩きを楽しむ予定です。 当面の目標をモスクワ行きの列車が出る「モスクワ駅」にします。 僕達の泊まったホテル Petro Palece は Nevskiy大通りまではおよそ300m、エルミタージュ美術館までは700mと至近距離にあります。 それからエルミタージュ美術館の脇からモスクワ駅は約3kmの距離で、目抜きの Nevskiy 大通りで結ばれています。
前夜に街歩きを楽しんできたと言う我らがツアーグループの中の爽やか2人組からは 「オジサン、 Nevskiy通りには大きな本屋さんが有りましたよ!!」と聞いていたので、最初はその本屋さんを目指して入りました。 店内入り口には万引き防止か? 危険物検知か? どっちか分からないけれど、飛行場の安全検査場所にある様なゲートが設置されていたり、 入場者を監視する目付きの男性が立ち番していたり。 複雑な事情を抱えた国の一面を垣間見る想いです。 爽やかさん達が言ったとおり、この本屋さんは地下から2階まで3階に渡って本がギッシリと並んだ大きな店でした。 地階のレジの店員さんに「お店の写真、撮影しても良いですか?」と聞いたら 「No !」と言われたけれど、取りあえず記念に一枚。
更に駅方向に歩いていて、学齢前の子供を肩車したり、手をつないで歩く親子が吸い込まれる建物があったので、「何やってるんだろ? 面白そうだな?」 と僕達も中に入ってみました。 ドアのすぐ内側には受付デスクみたいなのが有って、座っていたスーツ姿の中年女性に 「ジロリ」と見られました」 が、構わずに奥に進み、左右に分かれる場所で「どっちに行こうかな?」と立ち止まって思案した瞬間に件の受付女性が近づいて来てロシア言葉を発して来た。 言葉は判らないけれど、言わんとしている内容は語調から察する事が出来ます。 「ご免ね、 入っちゃいけないだよね。 出ますから」と日本語で答えて、手を振ってすぐに外に出ました。
ネフスキー通りには毛皮を使った衣料品店、 靴屋さん、 スポーツ用品店、銀行、マクドナルドやSubway等ファーストフード店、 銀行、 喫茶店、 大都会に在るべき店はみんな並んでいます。 通りの歩道は広く、散らかったゴミは箒片手の清掃員さんが手早く片付けていました。 雪なんかまったくありません。 普通の靴で何の問題もなく歩けます。 後で喫茶店の窓辺の席から撮影した写真を良く見て下さい。 細いヒールの靴を履いた女性の足元が見えると思います。
ロシアの鉄道のターミナル駅の名前は行き先の地名を付ける習慣が在るそうです。 ここサンクトペテルブルグに在る「モスクワ駅」もその例にならっています。 モスクワ駅まで歩いている内にエルミタージュ美術館の開館時間になってしまったけれど... もう少し街歩きを楽しんで、昼食も街中で摂ってから美術館には向かうように予定を変更します。 そんな訳で駅の中、プラットフォームに停まるモスクワ行きの格好の良い列車も撮影して来ました。 妻が駅の構内でお手洗いを使う間、少し歩き疲れた僕は待合室のほぼ満席のベンチの中で奇跡(?)的に空いていた椅子に座らせて貰いました。 しかし、奇跡的に空いていた訳じゃ無かったです、 隣の小父さんの身体からは、随分長いこと身体を洗ったことの無い異臭がただよっていました。 で、僕もすぐに席を立ちました。
ところでサンクトペテルブルグでもモスクワでもバイクや自転車の通行を殆ど見かけません。 今回の旅の途中で自転車を見たのはネバ川のほとり、釣竿を出していたオジサンの傍らに置かれたものだけでした。歩道上にも駅近くの広場にも、それらが駐輪されているのを全く見かけません。 後でガイドさんに聞いてみたら 「寒い時期の都会では滅多にバイクなんか乗りませんよ」だそうです。
昼の食事は大通りに面した喫茶店に入る事にしました。 駅に向かって歩いて居るときに、窓際の座席に座って飲食している人の姿がよく見えたから、「店内からも通りの様子が良く見えるだろう」の思惑です。
テーブルに出されたコーヒーカップに注がれた飲み物の状態を見て下さいな。 なみなみと口切りいっぱいになっているでしょう。 飛行機の中で出されたコーヒーの状態もこれに近いものがありました。 容器が大きい時には「飲みきれん! 迷惑だ!」と感じてしまうのはバカな僕だけでしょうか?
食事を済ませて、いよいよ美術館に向かいます。 話の種に地下鉄を利用しました。 モスクワ駅に近い地下鉄の駅から1駅だけ乗って件の本屋さんの近くの駅で下車、そこから又、大通りを歩く事にします。
地下鉄駅の入場ゲートを通過するために専用のコインを購入しました。 それを投入してゲートバーを押して構内に入ります。 すぐにエレベータが有りました、 長い直線的なやつです。
下りきった所には、監視デスクが有って、女性の係員が座っていました。 あの人の役目は何か有った時に停止ボタンを押す事だろうか? 下り切った場所から少し進むと長大なカマボコ形の半丸天井のスペースが広がっていました。 最初は、そこはまだ実際に電車に乗車するホームだとは判りませんでした。 しかし左右にドアが等間隔に設置されているプラットフォームでした。 東京の地下鉄のホームは安全対策だとか言って、ホームの端にドアを設置し始めていますが、 ここのドアと言うか室内空間は半端じゃなくキッチリしています。 「これじゃホームから線路に落ちようも無いし、線路側から寒い風が吹きこんで来ることも無いだろう」、「核戦争の時の避難空間として確かに役立つよな」スゲーな!と感心することしきりでした。
地下鉄駅のホームの様子
通りから駅構内に入ってエスカレータに乗って、ホームに降りた頃には方向感覚が失われ、どっち側に行きたい方向の電車が入線して来るか? 乗り場の小さな案内表示を見ても分からなかった。 そこで、ホームに居た大学生くらいの年頃の男二人女一人の3人連れの中の兄ちゃん声を掛けたら、 えらい熱心に教えてくれたっけ。 その上、その兄ちゃんは僕達が降りた駅で次の地下鉄に乗り換えるのを「教えるから付いて来い」と余計な申し出までして呉れる。 「俺達はこの駅を出て、歩いて美術館に行くんだよ」と英語で言ったけど、上手く伝わらなかったな。 でも女の子は判ったみたいだったけどね。 とにかく握手してサヨナラ。 地下鉄駅から無事に地上に出てから1.5km程の距離を歩いて美術館に到着しました。 そうそう、僕は海外旅行の時にGPS持って行きますので迷うことはありません。 地下鉄の構内の様な衛星からの電波が届かない場所では無力になりますが。
エルミタージュ美術館 中庭のチケット購入待ち行列
美術館で入館を待つ人の列は閑散期の午後の1時近くだというのに中庭には、この行列が出来ていました。 僕たちはこの行列には並ばずに入館出来ました。 何しろ“ Entrance ticket with no wait in line “ が売りの VOUCHER を持ってましたからね。
ツアーのバスは9時頃に出発して行きました、 僕たちも少し遅れてホテルを出ました。 フリータイムのメインはエルミタージュ見物ですが、開館するのは10:30。 それまで街中歩きを楽しむ予定です。 当面の目標をモスクワ行きの列車が出る「モスクワ駅」にします。 僕達の泊まったホテル Petro Palece は Nevskiy大通りまではおよそ300m、エルミタージュ美術館までは700mと至近距離にあります。 それからエルミタージュ美術館の脇からモスクワ駅は約3kmの距離で、目抜きの Nevskiy 大通りで結ばれています。
前夜に街歩きを楽しんできたと言う我らがツアーグループの中の爽やか2人組からは 「オジサン、 Nevskiy通りには大きな本屋さんが有りましたよ!!」と聞いていたので、最初はその本屋さんを目指して入りました。 店内入り口には万引き防止か? 危険物検知か? どっちか分からないけれど、飛行場の安全検査場所にある様なゲートが設置されていたり、 入場者を監視する目付きの男性が立ち番していたり。 複雑な事情を抱えた国の一面を垣間見る想いです。 爽やかさん達が言ったとおり、この本屋さんは地下から2階まで3階に渡って本がギッシリと並んだ大きな店でした。 地階のレジの店員さんに「お店の写真、撮影しても良いですか?」と聞いたら 「No !」と言われたけれど、取りあえず記念に一枚。
更に駅方向に歩いていて、学齢前の子供を肩車したり、手をつないで歩く親子が吸い込まれる建物があったので、「何やってるんだろ? 面白そうだな?」 と僕達も中に入ってみました。 ドアのすぐ内側には受付デスクみたいなのが有って、座っていたスーツ姿の中年女性に 「ジロリ」と見られました」 が、構わずに奥に進み、左右に分かれる場所で「どっちに行こうかな?」と立ち止まって思案した瞬間に件の受付女性が近づいて来てロシア言葉を発して来た。 言葉は判らないけれど、言わんとしている内容は語調から察する事が出来ます。 「ご免ね、 入っちゃいけないだよね。 出ますから」と日本語で答えて、手を振ってすぐに外に出ました。
ネフスキー通りには毛皮を使った衣料品店、 靴屋さん、 スポーツ用品店、銀行、マクドナルドやSubway等ファーストフード店、 銀行、 喫茶店、 大都会に在るべき店はみんな並んでいます。 通りの歩道は広く、散らかったゴミは箒片手の清掃員さんが手早く片付けていました。 雪なんかまったくありません。 普通の靴で何の問題もなく歩けます。 後で喫茶店の窓辺の席から撮影した写真を良く見て下さい。 細いヒールの靴を履いた女性の足元が見えると思います。
ロシアの鉄道のターミナル駅の名前は行き先の地名を付ける習慣が在るそうです。 ここサンクトペテルブルグに在る「モスクワ駅」もその例にならっています。 モスクワ駅まで歩いている内にエルミタージュ美術館の開館時間になってしまったけれど... もう少し街歩きを楽しんで、昼食も街中で摂ってから美術館には向かうように予定を変更します。 そんな訳で駅の中、プラットフォームに停まるモスクワ行きの格好の良い列車も撮影して来ました。 妻が駅の構内でお手洗いを使う間、少し歩き疲れた僕は待合室のほぼ満席のベンチの中で奇跡(?)的に空いていた椅子に座らせて貰いました。 しかし、奇跡的に空いていた訳じゃ無かったです、 隣の小父さんの身体からは、随分長いこと身体を洗ったことの無い異臭がただよっていました。 で、僕もすぐに席を立ちました。
ところでサンクトペテルブルグでもモスクワでもバイクや自転車の通行を殆ど見かけません。 今回の旅の途中で自転車を見たのはネバ川のほとり、釣竿を出していたオジサンの傍らに置かれたものだけでした。歩道上にも駅近くの広場にも、それらが駐輪されているのを全く見かけません。 後でガイドさんに聞いてみたら 「寒い時期の都会では滅多にバイクなんか乗りませんよ」だそうです。
昼の食事は大通りに面した喫茶店に入る事にしました。 駅に向かって歩いて居るときに、窓際の座席に座って飲食している人の姿がよく見えたから、「店内からも通りの様子が良く見えるだろう」の思惑です。
テーブルに出されたコーヒーカップに注がれた飲み物の状態を見て下さいな。 なみなみと口切りいっぱいになっているでしょう。 飛行機の中で出されたコーヒーの状態もこれに近いものがありました。 容器が大きい時には「飲みきれん! 迷惑だ!」と感じてしまうのはバカな僕だけでしょうか?
食事を済ませて、いよいよ美術館に向かいます。 話の種に地下鉄を利用しました。 モスクワ駅に近い地下鉄の駅から1駅だけ乗って件の本屋さんの近くの駅で下車、そこから又、大通りを歩く事にします。
地下鉄駅の入場ゲートを通過するために専用のコインを購入しました。 それを投入してゲートバーを押して構内に入ります。 すぐにエレベータが有りました、 長い直線的なやつです。
下りきった所には、監視デスクが有って、女性の係員が座っていました。 あの人の役目は何か有った時に停止ボタンを押す事だろうか? 下り切った場所から少し進むと長大なカマボコ形の半丸天井のスペースが広がっていました。 最初は、そこはまだ実際に電車に乗車するホームだとは判りませんでした。 しかし左右にドアが等間隔に設置されているプラットフォームでした。 東京の地下鉄のホームは安全対策だとか言って、ホームの端にドアを設置し始めていますが、 ここのドアと言うか室内空間は半端じゃなくキッチリしています。 「これじゃホームから線路に落ちようも無いし、線路側から寒い風が吹きこんで来ることも無いだろう」、「核戦争の時の避難空間として確かに役立つよな」スゲーな!と感心することしきりでした。
地下鉄駅のホームの様子
通りから駅構内に入ってエスカレータに乗って、ホームに降りた頃には方向感覚が失われ、どっち側に行きたい方向の電車が入線して来るか? 乗り場の小さな案内表示を見ても分からなかった。 そこで、ホームに居た大学生くらいの年頃の男二人女一人の3人連れの中の兄ちゃん声を掛けたら、 えらい熱心に教えてくれたっけ。 その上、その兄ちゃんは僕達が降りた駅で次の地下鉄に乗り換えるのを「教えるから付いて来い」と余計な申し出までして呉れる。 「俺達はこの駅を出て、歩いて美術館に行くんだよ」と英語で言ったけど、上手く伝わらなかったな。 でも女の子は判ったみたいだったけどね。 とにかく握手してサヨナラ。 地下鉄駅から無事に地上に出てから1.5km程の距離を歩いて美術館に到着しました。 そうそう、僕は海外旅行の時にGPS持って行きますので迷うことはありません。 地下鉄の構内の様な衛星からの電波が届かない場所では無力になりますが。
エルミタージュ美術館 中庭のチケット購入待ち行列
美術館で入館を待つ人の列は閑散期の午後の1時近くだというのに中庭には、この行列が出来ていました。 僕たちはこの行列には並ばずに入館出来ました。 何しろ“ Entrance ticket with no wait in line “ が売りの VOUCHER を持ってましたからね。