「なにかの神通力か?」 と思うような天候の回復で昨晩(7/30)は松本市波多地区で行われた花火大会を見物出来ました。
前夜からの雨は止まず、朝起きても強い雨、午前中に大町図書館に本を返却しに行った時なんか雨樋から溢れたやつが、軒から地面にバシャバシャ音を立てて落ちている場所もあった。 花火見物に連れて行って呉れるショージ君に雨の簗場から電話を入れた時には「こんな雨じゃ花火駄目だろうから、見物中止」そう言ってくれないかな? なんて気持ちで電話したのです。 返って来た返事は「波多の花火の時の天気はいつもこんなもんで、大会側に電話したら、開催準備を進めていると云うで、出かけましょう」、「それに、チベットの砂絵曼荼羅を見るのもあるし、兎に角こっちに来て下さい」だった。 そうキッパリと云われたら「午後から囲碁打ちに行くのも良いな・・・」なんて想いは捨てるしかない。
昼前には松本城近くの駐車場に到着。 その後、昼食、そして午後からは松本城内にある市立博物館の特別展示「マンダラ ―チベット・ネパールの仏たち― 」の見物へ。 その中でもお坊さん達が砂絵で曼荼羅を描く作業が見られるとの話だったので、それを期待して出かけたわけです。 確かに、その作業は見ることが出来たのですが・・・ 初日のこととて、4人のお坊さんが四角い板を取り囲み、筆記具(大きな直線定規やコンパス)を使っての下絵を描く準備作業しか見られませんでした。 その脇では一人のお坊さんが色付けした水に浮かべたバターの塊を指で千切って温めて、適当な形にデコレーションした仏具を製作してました。
まあ、この曼荼羅の世界、そしてチベットやインド、そしてブータンの仏さん達のエネルギーが雨雲に風穴明けてくれたと思いましょうか。 それとも城内で開催されていた太鼓祭りのエネルギッシュな轟きが雨雲を遠ざけたか? 兎に角、博物館の見物を終えて建物を出るころには雨が小降りになってきて、信州大学の留学生が居住する国際交流会館に到着したころには雨が上がってしまいました。
そうそう、花火見物は留学生応援ファミリーの催しの一つでしたから、信州大学と松本大学で学ぶ学生さん何人かを、他の応援ファミリーの会員さんの車と一緒に、国際交流会館と松本駅前で拾ってから花火大会の会場へと向かいました。 そして会場では「波多国際交流クラブ」のメンバーが設営したテントの傍らの席に落ち着き、ビール、スイカ(波田町の名産)、焼肉、おにぎり、焼きそばなどなど「たった千円の会費で宜しいのでしょうか?」と思うほどの量の食事をご馳走になりながら、大輪の花火を見物させてもらいました。