借家の鍵を返却

2017-05-04 11:43:59 | 安曇野生活
5月2日の晴天と餓鬼岳稜線

 この3日間ほどは安曇野の借家に出かけていた。 その間のブログは事前に書き溜めて予約投稿しておいた物だったから、 安曇野の話題では無かった。 とにかく、 5月3日に退去の約束で鍵の返却に象徴される ”借家の明け渡し” に向けて、 5月1日に東京を出発して5月3日迄は借家の中の整理・清掃に精をだしていたのです。

 その鍵の返却も無事に終えて、 安曇野生活に一区切りです。 それで今日は餓鬼岳を背景にした「ひのみのの家」と名付けて呼んでいた借家(実は近所に火の見櫓が在りました、今はもうありませんが)を左端に写し込んだ写真をTopに飾る事にしたのです。 もう借家の位置が知られても問題無いでしょう。

 そして今年の夏からは一人暮らしされていて、大町で囲碁仲間になった方の所に(大町市内へのアッシー君等のお手伝いを条件にして)居候させてもらったり、 「ひのみのの家」を借用する以前に夏を過ごさせてもらっていたショージ君の山荘を再び利用させて貰う事にしたのです。

 今までの大家さんは次の借家人が既に決まっていて、 その方は小学校に通うお子さんも居る普通の家庭で、 池田町に定住されるそうです。  だから夏場だけ利用する僕に対してよりも高い賃料を提示出来ただろうし、 僕にしてみれば「ひのみのの家」への年間借用料金以下の金額で夏の間を過ごさせて貰える。  その少額の金額を受け取る事になる3人目の人達。 それは上手くいけば、 落語の「三方一両損」 ならぬ 「三方一両得」 のお話かもしれません。 もしもそうなれば、 世の中のハッピー度が僅かながら向上しようと言うものです。

 しかし 「居心地良く居候させて貰えるか?」、 それぞれが個性の強い、 ある意味頑固な”子供・老人”(僕・ショージ君・囲碁の支障)の三人組。 そんな「三人の関係が、 今まで通りに上手く廻って行くか?」 簡単では無いかもしれません、 さてどうなりますか?


 木崎湖を望む地で畑仕事に精を出すショージ君
 それを眺める囲碁の支障(おっと師匠です)
 
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安曇野生活 打ち切り作業

2017-04-29 10:39:07 | 安曇野生活
 三回の夏を過ごした安曇野生活、 「大きな古民家で一人暮らししていて楽しいのか?」 そんな質問が多かったが、 夜中になっても30℃を下回る事の無い、 糞暑い東京の夏に対し、 昼間は同じように暑いものの、夕方には気温が30℃を下回り、 朝方には25℃になってくれた。 そのメリハリのある気温変化の中での生活は僕には快適でした。 しかし大家さんの都合で家を明け渡すことになり、 この連休には安曇野に出かけ、この5月3日に家と鍵の受け渡しを完了させる事になったのです。

 今朝は使用させて貰っていた池田町のプロパンガス業者さんに電話を入れて、 4月一杯での使用停止を伝え、 昨年夏の帰京時に精算した以降に使用したガス代金の最終精算を5月の2日にして頂く様に手配しました。

 短い期間でしたが、 近隣の人達とも良い付き合いが出来ました。  借家の敷地にある渋柿を採って干し柿作り、 大家さんには「タナカさんは花火見物が好きみたいだけど、 良ければ”長野のえびす講煙火大会”にいらっしゃい」と招待されて冬の寒さの中で花火見物させてもらいました。 こんな体験のきっかけを作ってくれたショージ君には感謝しなくちゃなりません。 一番多く遊びに来てくれた友人は 「庭木の手入れなんかの作業も出来て面白かったのに、 残念だね・・・」 と言ってます。

 それで、 「今年の夏はどうするのか?」

ショージ君の持つヤナバの山荘を再び使わせてもらったり、大町の囲碁村会館で知り合った四季山荘のオヤジの所に居候させて貰い、 中綱湖や木崎湖周辺で、

暑い夏の間は別荘生活の真似事を続けます
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安曇野でのゴミ廃棄

2017-04-22 07:31:02 | 安曇野生活
池田町・高瀬橋からの山岳展望 中央右・有明山@19Apr2017

 三年間の借家契約が満了する期日を少し残して、 今年の夏が始まる前に安曇野での借家を出る事になった。 持ち込んだ荷物は運び出して明け渡さねばなりません。 その中の一番嵩張る物が寝具類。 なにせ「安曇野の古民家に遊びに来てくれる友達のために」 そう想って親戚や知人から譲ってもらった寝具を安曇野に来る時には、 小さな軽自動車に積んで何回か運び込んでいたのです。

 東京の我が家に持ち帰って使う必要もありません、 収納するスペースだってありません。 それを現地で処分するにはどうしたら良いか? 現地の知人に聞いてみました。 答えは「松川村に受け入れ施設があるから、 そこに持っていけば大丈夫!」との事でした。

 それでインターネットで「清掃工場 処分場 安曇野」そんなキーワードで検索してみたら、大町市や安曇野市の公共の清掃工場がヒットしました。 布団等も持ち込み可能です。 廃棄料金は200円/10kgが相場、 持ち込む際には「40cm四方ほどのサイズに切断すること」 そんな規定も書かれていました。

 「費用はいざしらず、 規定のサイズに切断なんて面倒だな」 そう感じました。 それで「松川村には清掃工場が見つからなかった」、「大町などの清掃工場では持ち込みの際に規定の大きさに切断の必要があると書いてある」 そんな切断作業は面倒だし手間が大変。 それで、 再度 「寝具類を処分する時にどうしたのか?」 と聞いたところ・・・

 松川村の大糸線・細野駅の西方に廃棄物処理を行っている会社が在って、そこに持ち込んだと教えて呉れました。

  「(株)G・フレンドリー」
   松川村5967番地48


 そこでは衣服や寝具用品の処分依頼する場合、切断の必要はありません。
そのままの姿で受け入れて呉れます。

 本社工場に近い場所でリサイクルショップも営業している様ですから、 きっと持ち込まれた処分品の中からリユース可能な物はそうしているのかと想います

 
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撤収作戦 - 加速

2017-04-03 10:28:51 | 安曇野生活
 物事には努力してもなかなか思うように進まない事ってあるけれど、 安曇野からの撤収作戦は坂を転がり始めた車の様に力を入れなくても勝手に動き出した感じになりつつある。

 安曇野の住人で我が家に昨夜泊まりに来てくれた友人が「タナカさん、 寝具を処分するんだろうけれど、 敷布団で程度の良い物があれば二組ほど貰いたいんだけど」と申し出て呉れた。 それは次に僕が安曇野に行く時に、 一緒にひのみのの家に行って、 見分してもらい 「これなら貰いたい 」 そう言ってもらえる布団を引き取って貰う事になった。

 東京に持って帰ったら使いみちに困る様なチェーンソーなんか、 安曇野の地元では引く手あまたの状態だ。

 遊びに来た人が「安曇野のサイクリングしたい」そんな気持ちになったら使ってもらえる様に準備しておいた自転車も、 廃品として処分しなくても済みそうだ。 ショージ君が「オラの簗場の山荘で預かってあげるよ」と言ってくれたのだ。 冷蔵庫も行き先がほぼ決まった。

 何度も車で小分けして運び込んだあった多量の物品も、 この様に勝手に片付きつつあるのです。

 長野に住む大家さんからは今朝の電話で「家の改修作業の下見で建物内部に立ち入らせてもらいたいので、ヨロシク・・・」との連絡があったが、 「いつでも ドーゾ!」と平静な気分で対応できました。
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ありがとう御座いました

2016-09-13 21:39:38 | 安曇野生活
燻煙を吐き出す燻製器

 今日は朝から燻製作りの一日だった。 午後の3時半頃には完成して、 それを世話になった5軒ほどのお宅に伺い「来年の夏もまたやって来ますので、 その時はまた宜しく!」 そんな挨拶言葉と共に作ったばかりでほんのりと温かみの残った燻製の1片づつを渡して来た。

 土曜日の定休日以外はほとんど毎日のように昼食の世話になった大町市の「むつみ亭」のおばちゃんには今日の代金の支払いと共に、 サヨナラの挨拶を済ませた。

 火・木・土の囲碁対局を楽しませたもらった囲碁村会館の皆さんには先週の土曜日の帰り際にお別れの挨拶をしたのだった。 

 6月末からおよそ2ヶ月半、 元気に安曇野生活を過ごせたのは、 こんな周囲の人々や食料購入などで利用させてもらったスーパーマーケット、 新聞を閲覧させてもらった図書館、 入浴で世話になった福祉施設そんな地元の公共施設の皆さん全てにも心の中で 「ありがとう御座いました」 の念を抱くのだった。
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知り過ぎない事も大事

2016-09-12 08:00:30 | 安曇野生活
 碁盤と碁石を貰ったことを以前に書いた。 碁笥の中の白石は貝殻の模様かと思わせる風合いの石も混じっているが、大半はプラスチックっぽい物だった。 その真贋を知る必要も無いのだが、 つい破壊調査で真実に迫ってみた。



 ハンマーでかち割って見たところ・・・


 重みの感触を向上させるため、 内部に金属片を埋め込んだ合成樹脂製品だった。 ガスコンロの炎を当てた特性調査では、 難燃かつ自己消化性を持つ白色のモールド材と確認出来た。 碁石メーカーの製品案内等から推定するにユリア樹脂かと思われる。

 「分厚いくて良い碁石じゃないか」 そう想って、 ありがたく使用していれば良い物を、 何も真実を知るばかりが能じゃ無いって事の典型みたいだった。 

 今年の夏の安曇野生活では 親しくさせていただいた人々の中の2名ほどの方から、 表面的な付き合いの中ではは見えて来ない個人的な悩みというか、真実の一部を教えられた事があったが、 そんな時にも「知らないほうが良かったな・・・」なんて想いを抱いた事が有ったものだ。


 
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帰宅に向けて撤収作業追い込み

2016-09-11 07:36:07 | 安曇野生活
 朝飯前の一仕事に台所のシンク廻りのクリーニングを行った。 目詰りして排水状態の悪くなっていた、 排水口のごみ受けも清掃し、 新しいネットも取り付けた。 今日中には一人でやれる作業はあらかた済ませ、 東京に持ち帰る物はダンボール箱に詰めて車にすぐに積み込める様に、 母屋の東側の縁側にまとめて置くつもりだ。

 そして明日は裏の物置小屋の東側脇に取り付いた小屋根が雪の重みで見苦しく壊れている箇所を助っ人に来てくれる友人と協力して、 仮修繕するか? 撤去するか? 相談して処置する予定。 まあ、それは「放置」なんて究極の手抜きの選択肢もある訳で、 どうなるか流動的ではあるのですがね。

 それから明後日には安曇野生活最後のイベントとして燻製作りを予定している。 ブロック肉の燻製作りがメインだが、 四季山荘のオヤジさんのお勧め品で、 レシピを手書きまでしてくれた「煮玉子の燻製」にもトライするのだ。

 ただ、 卵の燻煙作業は温燻よりも低い温度(50~60℃)で行う様に教えられているので、 それは20個ほどのゆで卵を入れられる様に、 ダンボール箱の中に2~3段の金網を設置して、  電熱器を熱源にした簡易な燻煙器を作って使用するつもりでいる。

 今日は、 その簡易燻煙器作りも一人作業の一つとして片付ける予定にしているので、 忙しい一日になりそうです。


ダンボール箱を利用した燻煙器完成


 撤収作業に忙しいと言いつつ 15:00に完成したので写真を追加した。 もしかしたら、 コンパネで外箱を作ったサイズの大きな燻製器は、 ここ安曇野に残置して、 今日制作した段ボール製の燻煙器を東京に持ち帰るかもしれません。

 そうそう、 今夜の「マスケティアーズ」 放映されると番組表にありました。 パラリンピックで潰れるかと想ったのに、 嬉しいことです。 ただ”終”の一文字が20回目となる番組の今回で最終回を意味するとしたら、 寂しい事ですが。
 
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大町へ往復4回もした日

2016-09-10 22:24:58 | 安曇野生活
 我が ”ひのみのの家@池田町” と大町の距離はおよそ10km、 今日はその間を4回も往復して、 その周辺地域にも車を走らせたから、 1日で100km以上、走っただろうとおもう。 一日中、 日差しのある良い天気だった。

 一回目:

 ダンボール資源ごみの排出指定日の今日は、 安曇野生活からの撤収作業の一貫としての、 それを朝めし前にやった後、 海ノ口の四季山荘のオヤジの所にストーブ用の燃料になる木切れを持って行ってあげた。

 二回目 :

 北杜市に暮らす知人がご夫婦で我が家を訪れて呉れた。 丁度昼飯時で「蕎麦でも食べに行きますか・・・」となって、 僕の軽自動車に3人乗って、大町温泉郷の先、 「上原の湯」の近くで営業している蕎麦屋”わっぱら屋”まで出かけて来た。

 三度目 :

ちひろ美術館に向かう知人夫妻を見送った後、 大町市内の「アルプス囲碁村会館」での対局を楽しむために行ってきた。 夜の花火大会見物に備えて、 対局は早めに切り上げ、 一度家に戻って休息と夕食をとった。

 四回目 :

今夜は大町市内の竈門神社の祭りの日、 隣接する西公園運動場を花火打ち上げ場所とした花火大会がある日だったので、 またまた大町市内へと出かけた。

 この花火会場だが、 ほぼ毎日新聞を読みに通った図書館が隣接し、

 芝生のある公園一帯が花火の見物場所になっています。 打ち上げ時間は20:00~21:00 芝生に寝転んで、のんびり気分で見物出来る小規模な花火大会でした。 運動場の夜間照明の水銀灯は打ち上げ時間になると消灯されました。
 

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安曇野生活も残り1週間

2016-09-07 10:00:46 | 安曇野生活
 来週の水曜日には安曇野を後にして、東京に向けて車を走らせているだろう。 2016年夏の安曇野滞在も残すところ1週間になりました。

 帰宅前日には燻製を作る予定にしていて、 昨日はブロック肉を5千円分ほども買い込んで、 ハーブ入りの岩塩「クレージーソルト」の摺り込みを行った。 これから毎日一回、 薄手のビニール袋に入れたその肉を冷蔵庫から取り出して、 「美味しい燻製になっておくれよ」の気持ちを込めて撫で擦る日々が続きます。

 そして、 撤収準備も本格化します。 今朝は朝めし前に資源ごみを2袋ほど、 排出拠点まで車に載せて運び、 ついでに川向うの松川村にあるコインランドリーに出かけて洗濯物を放り込んで来ました。

 今日から以降、 履き替えた靴下や着替えた衣類などは持ち帰り用のダンボール箱に入れるだけにして、 東京に持ち帰る事になるでしょう。

 近所のオバサンが差し入れてくれたじゃが芋や玉ねぎなどの日持ちのする野菜、 結構な量が残っています。 それは自宅に持ち帰ったら喜ばれるか? 土曜日の定休日を除くほとんど毎日、 昼飯の世話になった「大町市内・むつみ亭」のオバちゃんに食材として差し入れしたら喜んでもらえるか? はたまた、 来週前半に埼玉から片付けごとの手伝いに来てくれるSさんが貰ってくれるなら、 彼を自宅まで乗せて送るついでに車に積んで行くか?  在庫している野菜クンたちの幸せな行き先も決めてやらなくちゃなりません。

 台所の炊事に使っていたプロパンガスは、 扱い業者さんに電話して 「出発前日に、メーターをチェックして料金精算するように」お願いして置きました。

 夏の間使用した寝具類も陽に当てて乾燥させてから、押し入れに仕舞って帰りたいけれど、 帰宅前日あたりに上手い具合の陽射しのある天気になって呉れるか?

 細々した事を気にしつつ、 これからの1週間は撤収準備で忙しい日々が続く事でしょう。


  
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朝の虹

2016-09-06 07:05:21 | 安曇野生活
 朝の早い時間、 寝床の中の僕の耳に玄関のガラス戸を叩く音が聞こえた。 「何事か?」と思って、 「ハーイッ!」と返事をしながら窓を開けて玄関を見ると、 隣のオバサンがいて 「田中さん、 虹が出てるだよ」、 「おっきい奴が」、 「珍しいよ」とやや興奮気味の声で教えてくれた。

 時計を見ると時刻は6時、 すぐさま着替えてカメラを持って飛び出そうとしたのだが、 カメラにはマクロレンズが付いていて、 広角レンズをどこに置いたか直ぐに見つからない。 虹なんて時間勝負、 仕方なくコンパクトデジカメと蟻の撮影で使ったマクロレンズを付けたままのOM-Dを持って周辺が見渡せる田んぼの中の道へと急いだのでした。

 オバサンに教えられた時に窓から見た虹は暗い雲をバックにクッキリと連続した大きな半円を描いて居たのだが、 全部見渡せる農道に到着した時刻には虹の半円がやや途切れ始めていた。 確かに大きな虹だった。 南は有明山の山頂から東南に伸びる尾根の末端近くに始まり、 天空高く立ち上ったそれは餓鬼岳をまたぎ、 鍬ノ峰の北側に突入していたのだ。

 当然ながら虹の全体像はコンパクトデジカメの広角側でも視野に収まりきれないからパノラマモードでの撮影となりました。

 家に戻ってから落ち着いて広角レンズを探しだしてレンズを付け替え、 再度撮影現場に戻りました。 もう太陽は東山の尾根から顔を出して、 状況が変化していました。 前景になっていた黒かった林には日が当たり、 僕の身体にも日が射して、 田んぼの上に長い影となっていました。 

この様子は山だったら大きな虹を伴った、ブロッケン現象といったところでしょうか。
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