ワゴンRの車室内部に仕切り壁を追加

2014-10-31 20:10:02 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶を撮影する場合気温がー5℃程度であって欲しい。 そうで無いと試料台に拾って載せた雪片は短時間で溶けてしまう。 僕の乗っている車の場合、後部座席を倒してフラットな床にして、後部ドアを開放したままにしておけば、後部荷室の温度もいずれは外気温と同じまで低下して、 雪の撮影が可能になってくれる。

 ところで道路脇の駐車スペースやスキー場の駐車スペースに車を止めてその作業をしている最中に、 ちょっと温かいコーヒーでも飲みたい気分になるだが、 ー5℃を下回ったままの室内では気分的にそれほどゆっくりとは休めない。

 歩いて行ける場所にコンビニみたいなお店があれば、そこまで歩いて行って、温かい飲み物を手に入れて一休み、 そんなことも出来るけれど、 車のエンジンを掛けて移動して飲み物を手に入れようとしたら、 温まったエンジンや排気管などの温度が低下して、 車室内部の温度が雪の撮影に適するまで低下するには随分と時間が掛かってしまう問題が発生するのです。

 それで、 今度のシーズンは車の中に仕切り壁を設けて、後部荷室はドアを開け放して外気温のままでも、 運転席側は一応密閉空間に近くして置くことで、 運転席に座っているだけで自分の体温でなにがしかの温度上昇が期待出来て、美味しくコーヒーも飲めるだろう。 そんな目論見を試してみる事にしたのです。

 ちなみに仕切り壁は天井のカーブに合わせて1枚、 左右のBピラー内部のカーブに合わせた2枚の板、 都合3枚の板を組み合わせた物を運転席シートの後部に設置するのです。

下の写真はその仕切り壁を作るために車室内部空間のカーブの様子をダンボールを切って作った型紙です。
 
 最終的にはポリカーボネートの複合材をジグソーで型紙に合わせて切り抜きました。 

 この仕切り壁は雪の撮影の時にだけ設置して、通常は取り外しておきます。

 
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TG-3 購入理由

2014-10-30 09:51:17 | 雪の結晶撮影
 今月中旬にOLYMPUSのデジカメTG-3を購入した。 その時に「雪の結晶撮影目的に購入した」と書きました。 もう少し具体的な惚れこんだ特徴を書いておきます。

 TG-3の仕様上の特徴はダンボールの収容ケースに印刷されたアイコンに見ることが出来ます。 幾つもの特徴の内、 Top写真に惚れた項目に丸印をつけて見ました。

1. 顕微鏡撮影モード ・・・ これが最大

2. 耐寒性 -10℃ で使用可能

3. WiFi  シャッター等のリモコン操作が可能

 まあ何かに惚れて入手して、少し触ってみれば不満も出て来るのが「世の常」です。 たとえば、一番惚れ込んだ ”顕微鏡モード”での撮影。  そのモードであるが故に被写体とカメラ本体との間隔は 10mm ほどに接近させることになる。

 その隙間部分に偏光フィルターを組み込むと、 フィルターのリングを指で摘んで回転させるのは無理、 特に雪の撮影の時には防寒のために手袋を装着しますから、 余計に難しい。 

 それへの対応として偏光フィルターの回転リングに突起物を取り付けました。 結束バンド”タイラップ”で輪を作り、 それを偏光フィルターの調整リングに被せる形で取り付けました。 また一部に針金を曲げて作った突起物(操作ハンドル)を接着して取り付けました。

 写真は偏光フィルターの調整リングに取り付けた突起物の様子


 次に、耐寒温度-10℃をうたうカメラ本体。 電源をONして暫く使っていると、 室温25℃程度のなかで、カメラ本体のケースの表面温度が人肌ほどに上昇してきます。 この本体ケースの温度上昇は近接して置かれる試料台を輻射熱で温めてしまい、 そこに雪の結晶を載せたらすぐに溶け始めてしまいかねません。

 それでどうしたか? 

 アルミの薄板で熱遮蔽板を作りました。


 写真では試料台・表面照射光源・熱遮蔽板の順で載っています。 表面照射光源のLEDは点灯させてあります。

 この熱遮蔽板は撮影の合間にはカメラと試料台の間に挿入して置くことで、 カメラが輻射する赤外線を遮り、 試料台の温度上昇が抑えられる、 そんな目論見です。 当然のことながら、 表面照射光源の電源も撮影の合間にはOFFしておきます。

 雪の結晶を撮影現場で実際に試して見ないと使い物になるかどうか判りませんが、雪の結晶撮影装置3号機、 着々と細部まで作りこみが進んでいるのです。
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大きな呟き声

2014-10-28 08:46:01 | タナカ君的日常
 「貴方、 なんで大きな声で呟くのよ?!」、「それも誰かに文句を言っている様な口調で」、「私に言ってるんじゃ無いことは判ったけど、気になって眠れなかったわよ!」 今朝の「お早う!」の挨拶の後で妻の口からポンポン飛び出した言葉がこれだった。

 つぶやきの原因はこのところ熱中している「雪の結晶撮影装置3号機」の最終仕上げ段階の作業での事だった。 妻が床についた10時を過ぎても隣の居間に道具をおっぴろげたまま作業を続けていた。 やるべき作業は単純な事、 写真の中の回路図に赤で追記した様に抵抗1本、 コネクタ1個を取り付ければ済む簡単な作業の筈だった。 なのにカメラの下に置いた表面照射用LEDが全く発光しないのだ。 

 出力コネクタの電極部分の電圧を測定すればきちんと電圧は出ている。 LED側のコネクタに別電源を接続すればLEDはきちんと発光してくれる。 問題はコネクタ部分の接触にあるのは間違いないのだ。 ここまでの確認作業中にもあれこれ呟いていたのは間違いない。

 新たに組み込んだコネクタ、先シーズンに秋葉原に行って購入してあった部品の残り物だが、 よもや「プラグとジャックの嵌合状態が適切で無い物」 そんな考えは頭の中に「これっぽっちも無かった」。

 だから最初は「ケースに明けた穴のサイズが不適切でプラグの挿入不足状態が発生している」そんな想定のもとに、 プラスチックケースに接着剤で固定したコネクタを傷つけない様に注意しながら、 彫刻刀を使って穴のサイズを大きくしていったのです。 しかし充分過ぎる穴径になった後でもLEDは発光してくれませんでした。 呟きの内容が悪態に変化したのはこの頃からだったに違いありません。

 コネクタを購入した時、店頭には似たようなコネクタの部品がプラグ側、ジャック側、それぞれ別々に小さく区画されたケースに並んで販売されていた。 その中から自分で選び出して購入した事を思い出しました。 さらに嵌合状態に確信が持てなかったから店の人に「このペアで大丈夫でしょうか?」そう聞いた事も思い出した。 なのに使い物にならない組み合わせで部品を購入して来た自分、 手で抜き差しして見ただけで「大丈夫です」と明言した店員に対する苛立ちが罵詈雑言となって口からほとばしり出ていたのに違いない。

 最後は草臥れ、 直結ハンダ付けしてLEDが発光制御出来ることを確認して、 昨夜の作業はそこで中断。 僕も眠りの床につきました。
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毛布やカメラの貰い物

2014-10-27 22:44:58 | タナカ君的日常
 昨日はカリンの貰い物の話をしたが、 今日は毛布やカメラの貰い物の話です。 父親の法事に参加したのは僕の兄弟たちだけで、 自分の身体を動かすのも自由に出来なくなりつつある父親の兄弟・姉妹(つまりおじやおば)は出席しなかった。 だがまあ、暮の挨拶には少し早いタイミングだったけど、墓参りを済ませた後にざっと一回りして来たのです。

 一人のオジさんの家では夏の初めに長年連れ添ったオバサンが亡くなって、 その関連の事務手続きをすませ、今は家の中の細々した物の整理をやっている最中だった。 その中にはオバサンが使用していたであろう毛布なども廃棄対象になっている様子。 そこで「不要だからと捨ててしまうのなら毛布等を貰えないだろうか」と聞いてみた。 「いいよ、持ってきな!」 そう言ってくれたので、 貰った毛布を車に積んで持ち帰り、 今日の午前中は陽射しに当てて干しました。 そのうち折があったら安曇野の家に行く時に持って行くつもりでいます。

 もう一人のオジさんからはフィルムタイプの一眼レフカメラをもらって来ました。 こっちのオジさんは自宅で引き伸ばし機や乾燥機なども使って居たカメラ好きだった。 そして今はデジカメでの撮影がもっぱらとなり、メールに写真を添付する程に使いこなしている。 だから「昔のカメラは眠っているだろうな」そう思ったから 「フィルムの一眼レフを使ってなかったら、俺使いたいんだけど・・・」 そう話したら 「いいよ、もう使わないから」と言ってくれ、 「こっちのCANONのほうが良いカメラだぜ」と言いつつMINOLTAのカメラと2台を見せてくれたのです。

 どちらのカメラもバッテリーが必要なタイプなのだが、 永い事使ってないから電池は放電しきっていて機能せず、シャッターボタンを押してもシャッター動作が確認出来ない状態だった。 それでオジさんのお勧めはCANONだったが、組み込まれる電池が標準的なボタン電池で、 電池の入手が容易と思える MINOLTA のカメラをもらって来た。

 貰ったカメラの使用目的ですが、以前に「カラーフィルムでフィルター作成」の記事で書いたの様に、ポジフィルムでスポットライト用のカラーフィルターを作る時のフィルム撮影に使用する予定なのです。

 記事に写真を載せたバカチョンカメラでは近接撮影時の視差が大きく、 パソコンディスプレイ画面をフィルム面一杯に収めるのが難しかったし、フォーカスも露出も思うような状態に仕上がりませんでしたからね。 一眼レフならば見たとおりに上手いこと撮影できると期待しているのですよ。
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カリンと蜜柑の貰い物

2014-10-26 20:00:26 | タナカ君的日常
 父親の法事を終えてから妹の家に立ち寄った。 その家には狭いながらも陽当りの良い庭と畑があって、 カリンや蜜柑などなりものの樹も植わっていて、 今はたわわにそれぞれの実がなっていた。

 すでに手土産として蜜柑を袋に詰めてくれてあったのだが、 欲しがりやさんの僕は「カリンも欲しい、蜜柑ももっと貰えるなら貰いたい」そんな虫の良い希望を口にしたところ・・・

 「良いよ! 欲しいだけ採って行って!」、「そこに鋏があるでしょ」そう言ってくれた。

 そんな訳で、 今日のお土産はこの沢山のカリンと蜜柑と相成った次第。
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色の無いものに色をつける

2014-10-25 10:08:30 | 雪の結晶撮影
 このところ朝の散歩をすっぽかして、午前中は雪の結晶の撮影装置、 そして午後は囲碁の対局にのめり込む日々が続いている。

 午前中に熱中しているそれは、スーパーの半透明の買い物袋から小さな切片を作り、それに製作した光源からの光をあてて、 ポリ袋に着色して撮影する遊びに夢中になっているのです。

 ちなみにいろんな着色された切片の様子をご覧いただきましょう。 室内光で普通に撮影したら右上や右下の様な白黒の画像になるだけですが、 背面照射光源の色合いやパターン、そして偏光フィルターの角度調整に依って、半透明のポリ袋が色の七変化を見せてくれるのです。

 雪の結晶の一片が、 同様に多彩な色彩を伴った表情を見せてくれるか? やってみなくちゃ判りませんがね。 それは雪が降ってからのお楽しみです。


 表面照射光源のユニットはこんな形にまとめました。


そして、それらを積み上げた試料台とカメラの関係は、この写真の様になっています。
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 時間経過にたいする感覚変化

2014-10-24 22:28:48 | タナカ君的日常
 実家を継いでいる弟から「来月末の日曜日におやじの法事をやろうと思うけど、都合はどうだろう?」そんな連絡があってから早くも1ヶ月が経過して、今週末には父親の33回忌の法事だ。 32年前のその年に生まれた4ヶ月ほどの息子を連れて病院に父親を見舞い、 父親に病院のベッドの上で孫を初めて抱っこさせたのだが、 それが父親と孫との最初の出会いであり、最後の別れになってしまったのだ。

 とにかく最近は「1ヶ月なんてあっという間にやってくるし」、 30年間のサラリーマン生活は永いような気がしていたけれど、 父親が亡くなってから経過した30年間なんて「あっと言う間の歳月の流れ」そんな気もしてくる。 どうも時間経過に対する感覚が若かった頃に較べると、劇的に変化してしまった様に感じる今日此の頃ですね。
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北斎展は見なかった

2014-10-23 10:49:34 | タナカ君的日常
 ボストン美術館が所蔵する北斎の版画の特別展示が「上野の森美術館」で開催されていて明日がその最終日。 一週間ほど前に見に行った妻からは「物凄い数の入場者の行列が外にまで出来ていて、 30分以上待たされた」と聞かされていた。 その展示会の入場券は妻が購読新聞のお知らせに応募してゲットしたあったもので、 まだ一枚残っていて「使わなければ勿体無い!」状態。 そこで雨の中、昨日の水曜日に上野まで出かけて行きました。

 「雨だし、水曜日だし、空いているんじゃないかしら」そう言われて妻から送り出されたのだけれど、 展示会の終了日が2日後に迫っていた昨日は雨も曜日も全く関係なく・・・ 入場待ち行列はひさしのある建物入口から、長蛇の列が公園内の遊歩道に沿って伸びていました。

 この行列を見て「チケットを購入すべきか迷っている」そんな面持ちの僕と同年配の方にチケットを進呈して、 北斎展の見物はさっさと諦めました。

 公園周辺の催し案内を眺めると国立博物館では「国宝展」が行われているのが見つかった。 「せっかく上野まできたのだから・・・」 と、そっちを見物して帰って来ましたよ。 国宝と言ってもピンからキリまで、正倉院御物の見事な「螺鈿細工が施された琵琶」、 「日本書紀」の巻物、 もうストーブの焚付にすればと心の中で呟いてしまった、玉虫色の全く見えない「玉虫の厨子」 入館に待ち行列など無いままに、興味深く見物出来ました。

 ここら辺が東京の便利な所でもあり、 暇を持て余す中高年の人口の多さで、 30分あるいは1時間待ちそんな行列が出来てしまう所が東京の問題点でもありますかね。 
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偏光フィルター 表裏の特性

2014-10-22 07:50:46 | 雪の結晶撮影
 顕微鏡モードを備えたデジカメTG-3を組み込んだ雪の結晶撮影装置3号機。 それに組み込んだ偏光フィルターの効果確認をしていて「??」と思うような現象に遭遇した。それはカメラ本体のレンズの前面に設置した偏光フィルターを回転させて透過してくる画像の様子を確認したのだが、 偏光を伴った入射光線の減衰が従来と全く異なった感じになってしまったのです。 

 従来の偏光フィルターの効果と言えば、 回転リングの角度設定に依ってはTop写真の左側の画像に見られるように全く入射光をカットしてしまうものだった。 ところが今回、 組み込んだ偏光フィルターを360°回転させてみても、 その様な入射光線に対する減衰効果を見せることが無かったのです。

 何故そうなったのか? 判ってみれば「へえーっ!!」と思うほど単純なことが原因でした。

 従来使っていた偏光フィルターは52mmサイズで、 デジカメのTG-3に取り付くサイズとは異なる物だった。 だから薄板に大きな穴を明けて、偏光フィルターをそれに取り付け、 カメラ・レンズの前面に設置する。 そんな方法をとったのです。 そう、「偏光フィルターはカメラに取り付ける向きを違えたら、その特性に大きな違いが出てしまう」 そんな事を知らないままに。 だって虫メガネやカラーフィルターなんて、どっち側から見ようとも同じ効果ですから、 「偏光フィルターだって同じ様な物だらう?!」 そう思って表裏の意識は全く無いまま、 回転リングの操作性の事だけ考えて設置してしまったのです。

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エボラ抑えこみ

2014-10-21 21:20:20 | タナカ君的偏見
 西アフリカ諸国で拡大しているエボラ出血熱感染、 その中で海外旅行先としては治安面で危険度の高い国として知られているナイジェリア、「そのナイジェリア国内では新たな感染者の発生が見られなくなった」と報道され始めた。 最初の感染者とその関係者への監視体制が効果を発揮して、「次なる感染者の発生を抑制出来た」との報道は伝えている。 それに対して「本当かな?」の思いはあるけれど、 本当に抑えこみが成功したとすれば素晴らしいことです。 暫く事態の推移を見守ることにしましょう。

 さて、 エボラ熱が日本に入り込む可能性は”ゼロ”なんて事は無いはずだけど、入り込ませない体制、入り込んだ場合の隔離・看護体制、 そんな所はどうなっているのか? 僕の心の中では穏やかならざるものがあるのだけれど、 何日か前のテレビでは「日本は西アフリカ諸国との間に直行の航空便が無いから、ヨーロッパ諸国の様な感染者の入国の可能性は高く無い」こんな意見を述べる人物を登場させていた。 こんな話方を聞くと、 「ロシアではチェルノブイリ原発事故が発生したけれど、日本の原発は信頼性が高く、あのような事故は起こらない」みたいな事を言っていた人の話と同じで、 胡散臭い気持ちで聞くしか無い。

 
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