RCAコネクタを2A程度の電流回路に使用した場合の問題点

2025-02-28 18:03:27 | タナカ君的日常

  10号機を構成する新たなユニット(Top写真)「背面照射光源の光量を制御するユニット」では金メッキを施されているかに見えるRCAタイプのコネクタを組み込んだ。 それはコネクタの接触部電極の接触抵抗が極小になって呉れるであろうと期待しての事だった。 ユニットの仮の名前は光量制御ユニットと書いたが、 その他に重要な機能も組み込んであります。 それは大容量モバイルバッテリーの電力をデジタルカメラ駆動用外部電源と使用する際のPowerラインの中継接続で、 そこに金メッキされたRCAタイプのコネクタを用いたのです。

 そのユニットの組み立てが完成し、動作チェックも済ませましたが、 その過程で少し氣になる事が有りました。 手持ちしている外部バッテリーとしてのモバイルバッテリーは2個有るので、それぞれが問題なく使えるか確認した時の事、 両方ともデジカメ・OM-D EM-5の駆動の際に被写体のフォーカス合わせ動作は問題なく行えたのに、 シャッターボタンを押した際、 一方の電池(開放電圧:8.2V)では正常に撮影が行えるのですが、 もう一つのバッテリー(開放電圧:8.02V)の物ではシャッターボタンを押した際にシャッターが正常に切れず、合焦点にセットしてあったカメラのフォーカスが大きく変わってしまう現象に出会っていたのです。

 その時は不具合の原因を深く考えず、 良好動作したバッテリーを持参して寒さの中での撮影機材の動作チェックを目的にした雪の撮影に出かけました。

 

 そして今日、 改めて、 正常な動作が出来なかったバッテリーが何故そうなったのか? 原因を調べて見ました。 従前の9号機では電池の開放電圧が8.2Vから7.7V程度まで変化しても問題なく撮影出来ていた(シャッターが切れていた)のに、 10号機では駄目! 調査の結果、 次の様な事が判りました。

 モバイルバッテリーからカメラに電力供給する回路に金メッキされているかに見えるCNが2個挿入されています。 その組み込んだRCAコネクタの接触抵抗を測定した所なんと0.2〜0.3Ω程度の接触抵抗値を示しました。 電流が流れる回路的には行きと帰りで2倍となりますから、 1Aの電流が流れたらコネクタ1箇所で電圧が0.4〜0.6Vの電圧ドロップを生じます。 過去にカメラに流れる電流を測定した事があり、 通常操作では0.6A程度の動作電流であるのに、シャッターを切る操作の際に瞬間的に1.5A程度のピーク電流が流れる事を確認しています。 だから、 今回のシャッターが正常に切れなかった原因はカメラに電源供給するラインの途中に加わった大きな(CNの接触)抵抗値が原因とみる事が出来そうです。

 とりあえず今日は電源ラインに入っているCNを取り除き、 ケーブルを直結する形に配線の変更を行いました。 心なしかシャッター音が小気味よい音に変化した様に感じます。 今後満充電してしまったモバイルバッテリーの開放電圧が8Vよりも低くなった時点で、カメラの動作がどうなるか? 最終確認します。

 

 なお、 僕の今迄の経験ではコネクタの電極が金メッキされている場合、その接触抵抗は限りなくゼロに近く、 数値がふらつく事は無いのが普通です。

 

 今月中旬、Amazonで購入した中華製のCNは金メッキをうたっていますが、 今日調べた結果では、電極の素材は磁石に吸引されず、 金色の表面をヤスリで削ったところ、 アルミ材を思わせる白っぽい色を呈した事から・・・ 金色の表面は金メッキによる物では無く、 アルミ表面への金色着色処理ではないか? と疑いが生じています。

 20個で千円を切る価格のCNが金メッキ、 その事からも金メッキは嘘っぽく感じるべきかも知れません。

 もっとも、 音響機器の信号を扱う場合、 1Ω 以下の接触抵抗なんて通常無視しても問題にならないでしょうが、 瞬間的とは言え1.5A以上もの電流を流す回路で電圧の変動があっては困る場所に安易にこの様なRCAコネクタの使用は控えるべきなのでしょうね。 ご参考まで。

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運転免許証 更新手続きの流れ

2025-02-27 10:30:44 | タナカ君的 日常

 前回の免許更新から三年経過した今年、 「免許証更新のお知らせ」ハガキに促され、 未だ誕生日前だが昨日立川警察署・運転免許更新事務所に行き、更新を受けて来た。 その際に従来と異なる状況を幾つか体験したので、 免許受領までの様子を書いてみた。

 なを今回、後期高齢者である僕は既に高齢者講習や認知機能検査は近所の運転教習所で受講済みであり、 ゴールド免許ホルダーでもあります。

 

1. 更新事務所到着 08:20

   すでに15人ほどの行列が出来ていた。

 

2. 事務所のドアが開き、 事務員登場 08:30

   行列した人々を2つのグループに分けて列を作らせた。

   1. 予約した人。(予約可能な事を僕は知らなかった)

   2. 70歳以上の高齢者(予約者も含む)。

 

3. 予約者・若者グループから事務手続きを開始。

    高齢者は既に講習を受講済みで免許受取迄の

   所要時間が短くて済むのだから我慢して下さい

   との説明有り。

 

4. タッチパネル機器にて電話番号等の登録作業。

     (08:50頃に操作開始の順番が来た)

   初めて見るタッチパネル機器であった。

   全ての所要項目の入力を終えると

     プリンターが結果を打ち出した。

     その用紙に日付やサイン記入。

 

5. 手数料支払窓口 クレジットカード支払い。

 

6. 視力検査 の列に並び、 検査を受ける。

   以前から使用中の眼鏡で問題なくパス。

 

7. 写真撮影待ち行列に並び、 待機

 

8. 写真撮影終了後、 免許証の完成待ち。

 

9. 免許証受領 09:30 頃

   何回目かのゴールド免許証を無事受領

 

 免許受領後、 事務所の外では、9時半に予約を入れた人々が屋外に並んで待たされていました

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10号機 構成ユニットの収納改善

2025-02-26 08:30:49 | DIY

 雪の結晶撮影装置10号機、 先日の長野への撮影行で降雪地でのテストを経てほぼ完成を見て居るのだが、 カメラユニットの中央部に取り付けたクイックシュー周辺には空き地が生じていて、 その有効利用を行えば撮影装置全体のセットアップや撮影終了後の収納作業が容易になる可能性が見えて来たので、 それを現実化してみました。

 カメラユニット周辺の空きスペースにプラスチックケースに組み込んだ「照射光源制御回路ユニット」、 カメラに外部電源をつなぎ込む際に使用する「カメラ電源CN」、 それらで使用する「ケーブル類」を収容する変更を実施してみました。

 

 今まで、それらは試料ステージベースユニットの内部に無理やり詰め込んで置いたのですが、 カメラユニットの空きスペースに配置替した事で、 撮影開始準備のセットアップ作業や撮影終了後の収納作業が格段に素早く出来る様になりました。

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行動異変? 階段からの滑落や貴重品の忘れ物

2025-02-25 17:21:49 | 田中君的 非日常

    双葉SA近くから見えた 富士山・北西斜面 午前11時頃

 

 先週の(水)〜(金)で各地に出された大雪警報の最中、 妻と僕は簗場の山荘に出かけた。   実際のところ、夜は暖かい布団が敷かれた山荘オーナーのショージさんの家に泊めてもらい寒い想いをすること無く過ごさせてもらったのですがね。

 そんなある日、 先に目を覚ました妻が手洗いにでも行こうとギシギシと音を立てる手作りの階段(家全体が手作りのログハウス)を降りて行く途中、 尋常ならざる大音響を立てて、 階段を三段分ほど滑り落ちたみたい。 僕もショージさん夫妻もその物音に「何事か?」と心配したが、 特段の怪我などせずに済んだ様でホッとしました。

 それから、 滞在最終日となった金曜日は昼少し前においとまし、帰宅の途につきました。 山形村の大規模商業施設の駐車場で開催されている「牡蠣小屋」で昼食を摂る目的で、 暫く下道を走り、 塩尻北ICから高速に乗って諏訪湖SAまでは僕が運転、 そこから双葉SAまでは妻に運転を交代して貰いました。 

 その双葉SAでの暫しの休息やトイレ休憩後、 再度・運転を僕に交代して自宅へと向かって高速をひた走り、 帰宅したのです。 そんな帰宅後に妻のウエストポーチが無くなって居ることに気付きました。 その中には運転免許証やクレジットカードなど諸々のカード類や現金も入っていると言います。

 多分置き忘れたのは双葉SAの食事エリアのテーブル席、 手洗いに行く前にコーヒーを飲むのに座っていた椅子の上に置いたままにしたらしい。

 直ぐに警察署に向かい、 貴重品の入った忘れ物の届け出を受け付けて貰いました。

 警察では都内での忘れ物は捜索・管理対象になるが、 今回の場合山梨県の警察署と連絡を取るように言われ、当該地域担当警察署の電話番号を教えて呉れました。 

 自宅に戻り、 地元警察への電話の前に、 双葉SAの電話番号を調べて電話を入れた所、 妻の物に間違いの無い「ウエストポーチがSAのサービスコンシェルジュに届けられ、保管しています」との信じられないほど有り難い話が聞けました。 ついで紛失物の届け出を提出した警察に電話を入れ、 「遺失物はSAに届けられている事を確認した」との連絡を入れました。

 それで日曜日に双葉SAのサービスコンシェルジュが仕事を開始する時刻に合わせて到着出来るように午前7時に家を出発、 「双葉SAのデスクには9時少し過ぎて到着、 貴重品の詰まった大事ななウエストポーチを無事に受領!」出来たのです。

 

 サービスコンシェルジュデスクの勤務に付いていた女性に取得者の様子を訪ねたところ、「食事エリアを利用したお客様(70歳代・男性)の方がお店に届けてくれ、 それがサービスデスクの方に届けられました」と話して呉れました。 また、 書類上は拾った方は「謝礼の受取」に拘りを見せなかったらしく「立ち去り」として受け付けられているとの話です。

 とにかく今回は「良い方に拾われたものだ・・・」と感謝あるのみ。

 

 それにしても妻の行動、 階段からの滑落、 貴重品の置き忘れ、 老人性ナントカで、 これから頻発しないかと心配です。

 

 まあ妻の老化の心配だけ書くと「貴方だって、物忘れが酷いくせに、私の事ばかり書かないでよ!」とクレームが来るだろうから、 僕のヘマを書いて置きます。

 高速のインターチェンジを降りて甲州街道を走行中、 反対車線のGSにレギュラー価格 168円/リッター の表示を見て、 その誘惑で少し通り過ぎてからUターン禁止の標識を見落とし、 Uターンして件のGSに向かいました。 その場所付近は警察の草刈り場であった様で立ち番していた警察官に呼び止められ、 罰金6000円、減点1の切符を手わされました。

 他店でガソリンの補充をする時と比較した場合の差額100円ほどの金額を惜しんで、 交通標識見落として6000円の罰金につなげてしまったのです。 僕はなんと阿呆なことよ!

 

 Top写真は双葉SAを出発して間もない地点から南東方向に見えた、午前11時頃の富士山の姿です。 なんだかこの位置から見える富士山の斜面は山頂付近から深く切れ込んだ谷筋が幾つも並んでいる様に見えますね。我が家付近から見える富士山のイメージと感じが大分違う事に興味を持ち、撮影しました。

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10号機 表面照射ランプ 固定方法改良作業

2025-02-24 11:01:36 | DIY

先日Upした記事 10号機 表面照射光源 不具合解消 で取り上げた不具合解消の具体化作業が完成しました。 その様子を紹介します。

 具体化にあたっては丁番の開度を半固定する手法をとして紹介した前回の写真と完成した今日の完成品の写真とは見た目も異なっています。 完成品の方がより良く、スマートな形になったと自負しています。

 

 磁石で吸着させてあったランプを取り外し、 丁番廻りの様子を見やすくした写真です。 実はこの丁番の軸の隙間に接着剤”アロンアルファ”を流し込み、 完全固着する前に何回も開閉を繰り返すことで、「完全固着を防ぎつつ、 軸受部分の間隙を埋める」そんな手法で丁番の開閉時のユルユル状態をキツ目に変化させる事が可能と確認し、採用しました。(もっともこの方法の効果がどの程度持続してくれるか? 未確認ですが、 今シーズンは大丈夫! と期待しています)

 丁番の上部から左方向に突き出したL型の部品は丁番の開度を調整する際のツマミの役目を果たします。 そんな物を必要とする程度の「キツ目」状態の丁番になっています。

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ヤナバでも大雪 TVアンテナ救出

2025-02-23 06:42:41 | ヤナバ生活

 知人の所有する大糸線簗場駅を最寄り駅とする山荘、 40歳を過ぎた年齢になった子どもが赤ちゃんだった頃から利用させて貰い、 ほぼ毎冬に訪れているが今年の積雪状態は僕の記憶の中で最大の積雪量だと感じました。 

 この18・19日に訪れた山荘、なにせ除雪された道路から山荘の玄関に向かう敷地境界には僕の肩先に迫る高さの雪壁が出来てしまっていて、 スコップで階段状に除雪していなければその雪壁を乗り越えて山荘の玄関に到達するのが難しかっただろうと感じてしまいました。

 また建物の地面階にはスキー道具等を収容する物置が作られ、玄関や居室はその上階レベルに設けられた高床式となって居るのだが、 玄関に至る6段ほどのコンクリート階段とほぼ同レベルの高さで積雪の平原が広がっていました。

 そんな状態の地面に設置して置いた仮設のTVアンテナ小屋は深雪に覆われて受信電波強度は最弱となり、 映像が表示されません。 それでアンテナ周辺の除雪を試みるなどの作業をしました。 そんな様子を写真をご覧頂きます。

 

道路の除雪で出来た敷地境界の雪壁

 

玄関の高さ迄続く積雪状態

 

階段もほぼ積雪で覆われていた

 

地上階の物置・ドア

 

居室のフクロウ・ストーブに早速火を付け、 暖をとりました。

 

TVアンテナ受信状態 「受信状態:アンテナ信号が良くありません。」の文字が

 

右に在る隣家の物置屋根と共に多量の雪がのったアンテナ小屋

 

とりあえず除雪に着手、 画面中央のブルーシートの奥にアンテナが

 

受信強度 47 で得られたTV画像

 

 僕達の山荘利用前に、道路から山荘玄関までの除雪を済ませておいたくれたショージさんに感謝有るのみ! お世話になりました。

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10号機 表面照射光源 不具合解消

2025-02-22 13:28:47 | DIY

 

 表面照射光源は試料ホルダー上に在る雪の結晶に対して右斜め上方(カメラの撮影視野を基準)から白色LEDランプが発する光を当てて撮影すると、 雪の白さを強調する効果を期待出来ます。 その際に照射光の角度や方向を微妙に変化させると、 より好ましい状態で撮影出来たりします。 そんな目的のために、 照射光の中心をを撮影領域にたいしてX/Yの2軸で調整出来るように丁番をX軸の変化に対応させ、 ランプ光源の側面に取り付けた強力な円形磁石の吸着力を利用して丁番に取り付けてランプユニットを回転させることでY軸の変化を生じさせています。

 ところが、 10号機に使用したX軸可変の役目の丁番の軸はユルユルでチョットした外力で動いてしまいました。  そのため、光源ランプを指で操作して光束が良い位置にセットしたとしても、 指先を離すと寒さでこわばったケーブルの影響を受け、 光の照射位置がズレてしまう困った事が生じたのです。

 そして自宅に戻った今日は、 その問題を解消すべく種々対応策を考えて試してみました。

 

丁番の可動側・下部に発泡スチロール片(写真上部・白色の物)を取り付け、 装置の固定された部位(緑色のプラスチック・シート)に押し付ける力が加わる様な摩擦力で動きを規制する工夫を施した結果、  光源ランプは指先で軽い力で操作可能だが、 指先を離しても丁番はセットした位置からずれない状態を実現できました。

 

 最終的には部材の耐久力などの面から、 発泡スチロール片は適当な厚みのゴム板に変更し、 緑色したプラスチック板部分は別のもっと摩擦力を生む素材に変更してまとめあげる予定です。

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寒さの中 10号機動作チェック @19Feb2025

2025-02-21 22:34:20 | 雪の結晶撮影

試料ホルダーに舞い落ちた雪の状態

 

 19日〜20日にかけてヤナ場周辺のスキー場などで雪の撮影にトライしました。 目的は「寒さの中で撮影装置10号機の動作チェック」です。 撮影は可能と確認出来たものの、 改良すべき不具合箇所も見つかりました。 自宅に戻ったら、そんな要改良点の対処のDIYで良い暇つぶしが出来ます。

 雪の結晶そのものの写真は自慢出来る出来栄えの絵は撮れませんでした。 降雪はいわゆる粉雪状態が大半で、大きく美しく成長した雪に出会えなかったのです。そんな画像ですがUpしました。

Top写真の視野中心に在る小さな雪の結晶を拡大

 

 

 

 所で今年は2月になってから日本各地で大雪が降っていますが、 ショージさんの山荘の屋根に乗った大雪の状態、 TVアンテナを雪から守る仮設の小屋を押しつぶしそうな雪など、とんでもない状態になっていました。 それらは自宅に戻ってからの記事でUpします。 それから今回世話になったショージさんの家で「最近のタナカさんのブログ、 文字が小さくて読む気が起こらなくなったよ!」との意見を聞きましたので、 今日からブログ記事のフォントを元の大きさ 5 (24px) に戻しました。

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10号機 製作の目的と結果

2025-02-18 10:43:14 | DIY

 雪の結晶撮影装置、 従来の9号機から10号機への移行の主要目的は装置全体を持ち運ぶ際の利便性を考えてのコンパクト化です。

 9号機では黄色いプラスチックコンテナにカメラユニットと試料ステージベースユニットの2つを収容し、車で乗せて運んでいました。  それを10号機ではプラスチックコンテナの半分ほどの体積にまとめる事が出来たのです。 これなら自家用車でなくても、 ザックに撮影装置を入れて公共交通機関の利用で撮影地まで移動が可能になるでしょう。

 今日はそのコンパクト化の様子を写真でご覧いただきます。

 Top写真で黄色いコンテナの右半分に収容されているユニットは9号機のカメラユニット。 左半分の空きスペースから取り出し、 手前に置いた白い包帯様の物で包まれた物がコンパクト化した10号機の全体の姿です。10号機が問題なく使えると確認出来てしまえば、 今後9号機のカメラユニットは不要になります。

 

 これは包帯様の物をほどいた状態の10号機の様子です。 梱包材は腰痛などの際に使用するコルセットだと判るでしょうか?

 

 

 

 開梱した部材を組み立てた10号機の様子です。 最終的には更に試料ステージベースユニットの脚部を展開するので撮影装置全体は5cm高くなります。

 光学的性能から言えばカメラの位置を基準にすると、 撮影対象の雪をのせる試料ステージ、 背景照射光源、それらの光学的な位置関係は9号機と10号機では全く同じなのです。

 オレンジ色に染めたコルセットの右側に並べた物は試料ホルダーなどのユニットです。 これら全部をコルセットで1つにまとまった姿にしているのです。

 写真には映って居ませんが、 16日にUpした記事の中の「背面照射光源の光量を制御するユニット」も未だ折りたたんだままになっているユニットの最下部空間に収容されています。

 我ながら、「良く作った」 エヘン、エヘン・・・ の気分です。

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念には念をいれた積りでもミスする人間

2025-02-17 13:40:19 | タナカ君的偏見

 直近にUpした記事の中で以下の如き書き込みをしている僕。

寒い撮影現場で10号機の最終動作チェック

「10号機が寒さの中で問題なく現地で撮影装置のセットアップや撮影が問題なく出来るか試して見よう」

 これを読んで下さっている人からみたら、 「タナカ君って随分慎重なんだね」と言われそう。 「間違いなく動く装置を設計して作った積りでも、 気づかなかった問題が有って動かない」現役時代の仕事の中で、 そんな経験を山ほどした事があるから、 つい慎重・慎重・・・慎重となる癖が出てしまうのです。

 今回の10号機の設計の中だって、 主題のコンパクト化を目指して、 5Vでドライブする表面照射光源ランプの電源は「大容量バッテリーのUSBコネクタの5V出力を利用すれば役立つだろう」と思い込み、 新規設計した制御回路ユニットから三端子レギュレータを使用した5V電源回路は削除したのです。

 そして本日の動作チェックの中でカメラをドライブするための防寒グッズのヒーター電源となる「8V近い電圧出力は問題なく使用出来るのに」、 同時に組み込まれている「USB・5V出力は1分もしない短時間の内に出力が落ちてしまう」事が判明しました。

 理由は5V電圧を使用する負荷(具体的にはスマホ)の場合、 充電完了を検知したら自動的に電源をOFFする、 そんな当たり前の気を利かせた機能が組み込まれていて、 5V電源回路には出力電流の低い状態が連続すると満充電と判断し電源が切れてしまうようになっているのです。

 つまり、 人間の経験値なんてそんな程度のもの、 最初から完全な物なんて設計出来ないのですよ。 とりあえず僕としては初期の頃のスマホ充電を主目的とした5V出力専用電池の中にも、「電源スイッチの長押し」で低い出力電流であっても、 電源出力が持続するタイプの電池が有った(手持ちしている)事を思い出して、 それを探し出し、 降雪地域に近々出掛ける際の持ち物に加え、 10号機全体の動作テストは実行する予定。

 

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