2月1日土曜の晩には南岸低気圧接近による関東地域での降雪がほぼ確定した1月末、 嬬恋村のスキー場・パルコール嬬恋スキー場で雪の撮影 を目的にして、 付近の宿泊施設に宿泊可能性の問い合わせ電話を入れた。
流石にスキーシーズンの週末のこととて簡単に宿は見つからない。
そんな中で 
「コテージ らヌーナ」さんとの電話では駄目元で「敷地内に車を駐車して車中泊させて貰えるか?」と問いかけ。 その結果「OK」の返事を頂いた。 その利用条件だが、 夕食と朝食の提供もお願い出来ると同時に施設内の大浴場(24時間利用可能)の利用も自由に使用させて貰えるとの話。 車中泊する事を除けば宿に泊まったも同然の条件で、 降雪の状態が良ければ夜間や早朝にも雪の結晶撮影をしたい僕にとっては願ってもない宿泊条件となりました。
利用した宿「コテージ ら・ヌーナ」さんは数棟の独立したコテージの他に10畳ほどの畳敷きの部屋を何部屋かを備えた家族経営の宿泊施設でした。 立地地域はパルコール嬬恋リゾートホテル(スキー場併設)地点から直線で500mほどの距離に位置し、 そこの周辺にはいくつもの他の宿泊施設が営業している場所でした。
そこに至るルートは種々ありますが僕の利用したルートは、 藤岡ICで高速を降り、 高崎・倉渕、 長野原に至る下道を走り、JR吾妻線に並走する国道406号から嬬恋村地内で分岐する「つまごいパノラマライン」に入り、 「パルコール嬬恋リゾート・スキー場」へ向かうルートを選びました。
しかし、 東京方面からの多くは高速を軽井沢あるいは上田まで使用し、 そこから草津温泉に至るルートを使って嬬恋村に入る事が多いようです。
そしてスキー場のエリアが近づくと道路を跨ぐ形で大きなウエルカムゲートが見えて来ますが、 民間の宿泊施設群はそのゲートの手前およそ200mほどのエリアに広がっています。 その区間の道路は直線状ですから、 宿から道路に出ると、 大きなゲートを見る事が出来ます。
さて、Top写真は「らヌーナの管理棟」 受付デスクのある部屋に設置されていたホワイトボードにヘルパーで来ている女子高生が描いたと言うもので、 眼差などは実年齢よりも若く見える似顔絵です。 漫画チックに描かれたその二人の似顔、 絵から受ける印象は可愛らしい子どもや元気ハツラツの若者のイメージに見えます。 しかし実物は・・・ 右側のイガグリ頭がメインの管理人さんで、 左側の若者はスキー場への客の送迎を初め、多くの仕事をこなしていで、 似顔絵に較べたらそれなりの責任感を漂わせた引き締まった顔をしていました。(この似顔絵のブログへの公開は「ひかるさん」の許可を得てあります)
車中泊を条件に車を置かせてもらった「らヌーナ」さん(宿)
での雪の撮影はどうだったか? メモして置きます
2月1日(土) 午前10時頃、 管理棟に到着、
結局この日は撮影出来なかった。
屋外から管理棟内部で仕事していた人に向かって声を掛け、 「スキー場のゲレンデに向かう」と告げて大駐車場に向かった。 日差しの有る中に形の良い降雪有り、 車室内部の冷却のため、窓の上部を少し開放、 仮設屋根の設置など作業を済ませ、 スキー場のレストランで昼食。 その間に雪が降り止んでしまう。
午後3時過ぎ、 宿に戻り前払い料金支払などを済ませ、 車室内部に撮影装置を再設置をしてから、 大浴場にて入浴休憩。 午後6時から夕食。
結局この日は夜になっても降雪無く、 夕食後には食事の片付けも済み、 ホットした気分の管理人さんとお互いの子どもの頃の昔話をして過ごしました。
そんな世間話の後で
「寒い車中泊で、大丈夫ですか?」
「まあ一応ダブルにした羽毛シュラフも用意して有りますし」
なんて会話の中で、
「もし、可能なら、 ここの建物内のフロアで眠る事を
許可していただけるなら大助かりしますけど・・・」
と申し出た結果、
「明朝6頃の早い時間にゴンドラで山頂に行くお客さんが居て
それに邪魔にならない様に早起きして貰えるならOK!」
そんな予想外の展開となって、 車の中からマットレス、枕やシュラフを運び込み、 暖房の聞いた管理棟の屋内で就寝出来る幸運に恵まれました。
2月2日(日) 早朝5時頃、 降雪始まり
朝食前から午前中にかけて写真撮影が可能だった。
午後、 車の温度計は+1℃を示し、 採取した雪も型崩れ早く、
昼食を済ませた後は撤収準備を開始、 今回の撮影を終了。
05:00〜09:00
気温ー4℃
無風に近く結晶の雪もバラけた状態で降り、
最高のコンディション
09:00〜10:30
気温 ー2℃
雪は重なりが増えて結晶単体の降雪量の比率が低下
11:00〜 宿でカレーライスの昼食を摂る。
12:30 降雪続くも気温更にUp、 撮影を諦め撤収開始。