ロシア、殺し屋、恐ろしや 黒海がデモ行進
クレムリンの前で、「ロシア、殺し屋、恐ろしや」などと言ったら、後ろから洋服越しに注射されるかもしれませんね。
プーチンが大統領になったのは、2000年。「国内の安定と政府権力の強化」を目指し・・・
○親欧米・反政府的な新興財閥オリガルヒの解体。
○政権初期に頻発したテロの報復としてチェチェンへの軍事作戦を再開。
○報道管制を強化し、反政府的な報道機関へは露骨な圧力。
○中国との関係を強化。
○中央アジア各国とはエネルギー開発の面での協力を強めた。
○ウクライナで親西欧政権ができると、ガス供給停止などの圧力。
主なものを挙げましたが、プーチンが行ったことは、いずれも強圧的…専制君主というか、カリギュラというか…かなりの数の人間が消されていると思いますよ。証拠はありません。証拠を握っている人間も消えていきますから。「寄宿舎のメドちゃん」だって、服従しなければ危ないですよ。それは誰だって?「寄宿舎のメドちゃん」とは、ドミトリー・メドベージェフ大統領です。
プーチン自身、自分と家族の警護には細心の注意を払っています。もう卒業したでしょうが娘さんが、サンクトペレルブルク(旧レニングラード)の大学生だったときは、「プーチンの娘」ということを一切隠しておりました。大学側も知らない、友人も知らない。女学生が戯れに、「あなたがプーチンの娘じゃないの?目がそっくりよ」などと、はしゃいで話している横を、本物のプーチンの娘さんが通り過ぎたりしたのでしょうね。
この度の、ロシア、グルジア、南オセチアの問題、三者の思惑は・・・、
ロシア…グルジアが気に入らない。やっつけてしまいたい。理由は、ロシアから距離おき、EUに入りたがっているから。
グルジア…南オセチア自治州をロシアに取られたくない。北大西洋条約機構(NATO)に加入したい。できれば、EUの一員になりたい。
南オセチア自治州…グルジアから独立し、ロシアと仲良くやっていきたい。
こういうわけですから、グルジアと南オセチア自治州が軍事衝突となると、ロシアは、「ヤッター、ボリショイ、ハラショー」と、大喜びでグルジアを攻めますよ。日本でいうところの、「渡りに舟」「念ずれば通ず」「カモがネギしょってやってくる」です。
還暦パパは、マイノリティ支持だから、当然グルジアの肩を持ちますねえ。黒海太くんの出身国でもあるし。黒海太(こっかいふとし)は、大相撲の関取ですよ。27歳、追手風部屋。大麻も吸っていないようだし、真面目そう。186cm、150kgですから、体格は素晴らしい。足が長いこともあるけど、腰が高いんですよー。それに足が揃うから、投げ技に信じられないほどあっさり屈する。 弟も相撲世界ジュニア選手権3位をひっさげて大相撲入り。「司海」という四股名、元栃司の入間川親方から司をもらったらしい。三段目まで進んだのですが、切れた靱帯が繋がらなかったとかで、廃業。レスリングのチャンピオンだった父親が亡くなってしまい、家業を継ぐため、グルジアへ帰ってしまいました。
黒海太は、心臓に持病があり治療するために、夏巡業を欠席していたんです。朝青龍なら、治療すると言って巡業を休んでサッカーをしますが、黒海は静かに部屋で北京五輪開会式を見ていました。そんな折、勃発したのが南オセチア紛争。ロシア軍がグルジアへ攻め入ったのです。母国の一大事。母は無事か?弟の司海は無事か?自分もグルジアへ戻ってロシアと戦いたかったでしょう。
8月13日に、ロシア軍事介入に対し、グルジアからデモ参加要請が!親方の許可を得て、同じグルジア出身の臥牙丸(21歳、木瀬部屋)ら5人とロシア大使館に抗議行動をしました。お相撲さんがデモ行進したのですから、これは目立ちます。当然、週刊誌のグラビアを飾りました。
相撲協会の処置はいいですよ!
「母国が戦争で大変な時だから気持ちは分かる。朝青龍とは違う」(友綱理事)。「政治活動というより、母国を思ってのことだからあまり騒ぎにはしてほしくない」(武蔵川理事)。不問にしてくれるようです。当然ですよね。サッカーをしたわけでもなく、大麻を吸ったわけでもないんですから。
メドベージェフ大統領がNATOとの断交を示唆しました。このことは、ロシアがアメリカから一本取ったことになります。そのことを書こうと書き始めたのですが、黒海太の方へ行ってしまいました。明日、づづきを書きます。では、畑の草取りに行ってきます。タマネギも収穫しなきゃ。
クレムリンの前で、「ロシア、殺し屋、恐ろしや」などと言ったら、後ろから洋服越しに注射されるかもしれませんね。
プーチンが大統領になったのは、2000年。「国内の安定と政府権力の強化」を目指し・・・
○親欧米・反政府的な新興財閥オリガルヒの解体。
○政権初期に頻発したテロの報復としてチェチェンへの軍事作戦を再開。
○報道管制を強化し、反政府的な報道機関へは露骨な圧力。
○中国との関係を強化。
○中央アジア各国とはエネルギー開発の面での協力を強めた。
○ウクライナで親西欧政権ができると、ガス供給停止などの圧力。
主なものを挙げましたが、プーチンが行ったことは、いずれも強圧的…専制君主というか、カリギュラというか…かなりの数の人間が消されていると思いますよ。証拠はありません。証拠を握っている人間も消えていきますから。「寄宿舎のメドちゃん」だって、服従しなければ危ないですよ。それは誰だって?「寄宿舎のメドちゃん」とは、ドミトリー・メドベージェフ大統領です。
プーチン自身、自分と家族の警護には細心の注意を払っています。もう卒業したでしょうが娘さんが、サンクトペレルブルク(旧レニングラード)の大学生だったときは、「プーチンの娘」ということを一切隠しておりました。大学側も知らない、友人も知らない。女学生が戯れに、「あなたがプーチンの娘じゃないの?目がそっくりよ」などと、はしゃいで話している横を、本物のプーチンの娘さんが通り過ぎたりしたのでしょうね。
この度の、ロシア、グルジア、南オセチアの問題、三者の思惑は・・・、
ロシア…グルジアが気に入らない。やっつけてしまいたい。理由は、ロシアから距離おき、EUに入りたがっているから。
グルジア…南オセチア自治州をロシアに取られたくない。北大西洋条約機構(NATO)に加入したい。できれば、EUの一員になりたい。
南オセチア自治州…グルジアから独立し、ロシアと仲良くやっていきたい。
こういうわけですから、グルジアと南オセチア自治州が軍事衝突となると、ロシアは、「ヤッター、ボリショイ、ハラショー」と、大喜びでグルジアを攻めますよ。日本でいうところの、「渡りに舟」「念ずれば通ず」「カモがネギしょってやってくる」です。
還暦パパは、マイノリティ支持だから、当然グルジアの肩を持ちますねえ。黒海太くんの出身国でもあるし。黒海太(こっかいふとし)は、大相撲の関取ですよ。27歳、追手風部屋。大麻も吸っていないようだし、真面目そう。186cm、150kgですから、体格は素晴らしい。足が長いこともあるけど、腰が高いんですよー。それに足が揃うから、投げ技に信じられないほどあっさり屈する。 弟も相撲世界ジュニア選手権3位をひっさげて大相撲入り。「司海」という四股名、元栃司の入間川親方から司をもらったらしい。三段目まで進んだのですが、切れた靱帯が繋がらなかったとかで、廃業。レスリングのチャンピオンだった父親が亡くなってしまい、家業を継ぐため、グルジアへ帰ってしまいました。
黒海太は、心臓に持病があり治療するために、夏巡業を欠席していたんです。朝青龍なら、治療すると言って巡業を休んでサッカーをしますが、黒海は静かに部屋で北京五輪開会式を見ていました。そんな折、勃発したのが南オセチア紛争。ロシア軍がグルジアへ攻め入ったのです。母国の一大事。母は無事か?弟の司海は無事か?自分もグルジアへ戻ってロシアと戦いたかったでしょう。
8月13日に、ロシア軍事介入に対し、グルジアからデモ参加要請が!親方の許可を得て、同じグルジア出身の臥牙丸(21歳、木瀬部屋)ら5人とロシア大使館に抗議行動をしました。お相撲さんがデモ行進したのですから、これは目立ちます。当然、週刊誌のグラビアを飾りました。
相撲協会の処置はいいですよ!
「母国が戦争で大変な時だから気持ちは分かる。朝青龍とは違う」(友綱理事)。「政治活動というより、母国を思ってのことだからあまり騒ぎにはしてほしくない」(武蔵川理事)。不問にしてくれるようです。当然ですよね。サッカーをしたわけでもなく、大麻を吸ったわけでもないんですから。
メドベージェフ大統領がNATOとの断交を示唆しました。このことは、ロシアがアメリカから一本取ったことになります。そのことを書こうと書き始めたのですが、黒海太の方へ行ってしまいました。明日、づづきを書きます。では、畑の草取りに行ってきます。タマネギも収穫しなきゃ。