深夜徘徊の若者を注意できるか?
不祥事教職員は、温情もヘチマもなしで辞めさせるべきです。しかし、「夜回り教育長」は、盛大な市民運動を展開し辞めさせてはならないと思います。
ふじみ野市の教育長さんのことです。「その話、初耳!」という方・・・
ふじみ野市の吉野英明教育長さん(64歳)が、市内のカラオケ店で、20歳の男性の顔を平手で押し、約一週間の擦過傷を負わせた。その後、示談は成立しているが、吉野教育長は辞職してしまった。
この事実だけなら、「暴力教育長など、とんでもない。辞職して当然」という意見が多いでしょう。ですが、一週間の擦過傷…そんなもん、鼻クソをつけておけば治るものです。治るも何も、「なんでもない」ものです。20歳の男が、その程度で被害届を出した・・・。どちらが被害者かわからんとですよ!
吉野教育長さんは、(去る7月中旬)深夜徘徊していた少女らを注意した。
このことだけでも素晴らしい人です。深夜徘徊を、きちんと注意できる人は、
日本中探したって、ほんの僅かでしょう。私の知っている限りでは、この吉野教育長さんと、夜回り先生ぐらいなものです。
なぜ注意できないか?相手が指導を素直に聞ける人間じゃないってことです。実際、20年前なら、深夜徘徊に限らず、若者に対し素行について注意する(注意できる)大人がおりました。しかし、注意したことにより暴行されるケースが相次いだ。ナイフで脅されるケースも出た。こうして、気持ちはあっても、「注意するのは止めておこう。見て見ぬふり」ということになってきました。夜回り先生は、そこのところが全く違う。自分の身に降りかかる火の粉など気にしてないですね。御本人とお話しさせていただいたことがありますが、写真で見る「凄味」は、みじんも感じられない。こういう人もおられるんだなあ!と感心させられます。夜の街で、「早く帰れ」と、子どもたちに注意するのが、全く自然。夜の繁華街がフィールド(?)なので、暴力団とのイザコザもあるが、「そんなの関係ない」
私の話で強縮ですが、バス停で制服の高校生がウンコ座りで喫煙していた。よせばいいのに、咄嗟に注意してしまった。私服であれば、看過したと思いますが、制服で明らかに高校生。考えるより先に口が出ました。彼らは、無言でにらみつけ立ち上がったところへバスが来た。火がついたままのタバコを、私に投げつけてバスへ乗り込んでいった。彼らは、登校のバスを待つ間の一服を楽しむのが日課なのでしょう。それまで、誰一人注意しなかったと思われます。私が注意したので、「少年補導の関係者」と見たフシも感じられました。暴力をふるってくる様子が見えませんでしたから。
ともあれ、若者に対し危なくて注意できない状況になっている。良識ある大人は、この状況がいいなどとは思っていないはず。
話を戻して、事件の詳しい経緯は…
深夜近く、飲み会のあと、吉野教育長は一人で帰宅する途中だった。カラオケ店前でたむろしていた数人の少女に会った。「もう遅いから、早く帰りなさい」と言った。 少女たちは、
「ルッセンダヨー」
「ジジイはスッコンデナ!」
などと、暴言をはきながら、カラオケ店へ入っていった。吉野教育長は、追いかけて店内へ入った。そこへ、いわゆるひとつの…被害者となった、20歳の男を含む数人の男が現れた。
吉野教育長は、男らをカラオケ店の店員だと思い…
「こんな時間に子どもを入れて、酒を飲ませるな」
「なんだとコラ!オレタチは客だぞ!ザケンナヨ!」
「ウッ…そうか、ゴメン間違えた。店の者へ言う」
「オヤジ!言いがかりつけて、それで終わりかこら!」
などと言って顔を近づけ、息を吐きかけて来た。息の臭さに耐えかねたのか吉野教育長は右手で、男の左ほおを払いのけた。
払いのけたのが、一週間の擦過傷。被害届を出されて、書類送検・・・。
吉野教育長は、身長160cmと小柄。全日本剣道連盟の教士七段。これは大変な修練をしている武道家ということです。七段は、京都まで行かなければ取得できない。これだけでも立派なのに、「教士」も取得している。「練士」でも大変なことなのに、その上の「教士」ですから!実は、私の父親も「教士七段」だったので、そのあたりの事情が詳しいのです。
市民の、吉野教育長観は…
1 サムライだけに、正義感がめっぽう強く礼儀に厳しい。
2 教育に一生懸命な熱血漢。
3 歯にきぬ(衣)着せぬ物言い。
4 面倒見がよく、市職員はもとより市民から人望が厚い。
「普通ならなかなか若者には怖くて注意もできないが、駄目なものは駄目ときちんと指摘する人。泥酔するような人ではないし、教育長の行為は理解できる」と口々に評価しています。
ふじみ野市って、合併前は、上福岡でしたよね。全国的にも、青少年犯罪で有
名(?)なところです。上福岡駅周辺(東武東上線)は、深夜になっても未成年がたむろしていることが多く、市民が決死隊を組織しパトロールをすることもある土地柄。そんな中で、吉野教育長は、現場の教職員の生徒指導への士気に影響を与え、成果が出てきていたという。
触っただけでも、「一週間の診断書」が出され、「暴力」と騒がれる。このまま吉野教育長が辞めてしまえば、やる気になっている教職員が、生徒指導できなくなってしまいます。
「ダメなことはダメ」正面から、注意できる人がいなくなると、糸の切れた凧のようになってしまう児童生徒も出て来ます。
我が子が可愛い市民なら、この教育長さんを辞めさせてはなりません。
不祥事教職員は、温情もヘチマもなしで辞めさせるべきです。しかし、「夜回り教育長」は、盛大な市民運動を展開し辞めさせてはならないと思います。
ふじみ野市の教育長さんのことです。「その話、初耳!」という方・・・
ふじみ野市の吉野英明教育長さん(64歳)が、市内のカラオケ店で、20歳の男性の顔を平手で押し、約一週間の擦過傷を負わせた。その後、示談は成立しているが、吉野教育長は辞職してしまった。
この事実だけなら、「暴力教育長など、とんでもない。辞職して当然」という意見が多いでしょう。ですが、一週間の擦過傷…そんなもん、鼻クソをつけておけば治るものです。治るも何も、「なんでもない」ものです。20歳の男が、その程度で被害届を出した・・・。どちらが被害者かわからんとですよ!
吉野教育長さんは、(去る7月中旬)深夜徘徊していた少女らを注意した。
このことだけでも素晴らしい人です。深夜徘徊を、きちんと注意できる人は、
日本中探したって、ほんの僅かでしょう。私の知っている限りでは、この吉野教育長さんと、夜回り先生ぐらいなものです。
なぜ注意できないか?相手が指導を素直に聞ける人間じゃないってことです。実際、20年前なら、深夜徘徊に限らず、若者に対し素行について注意する(注意できる)大人がおりました。しかし、注意したことにより暴行されるケースが相次いだ。ナイフで脅されるケースも出た。こうして、気持ちはあっても、「注意するのは止めておこう。見て見ぬふり」ということになってきました。夜回り先生は、そこのところが全く違う。自分の身に降りかかる火の粉など気にしてないですね。御本人とお話しさせていただいたことがありますが、写真で見る「凄味」は、みじんも感じられない。こういう人もおられるんだなあ!と感心させられます。夜の街で、「早く帰れ」と、子どもたちに注意するのが、全く自然。夜の繁華街がフィールド(?)なので、暴力団とのイザコザもあるが、「そんなの関係ない」
私の話で強縮ですが、バス停で制服の高校生がウンコ座りで喫煙していた。よせばいいのに、咄嗟に注意してしまった。私服であれば、看過したと思いますが、制服で明らかに高校生。考えるより先に口が出ました。彼らは、無言でにらみつけ立ち上がったところへバスが来た。火がついたままのタバコを、私に投げつけてバスへ乗り込んでいった。彼らは、登校のバスを待つ間の一服を楽しむのが日課なのでしょう。それまで、誰一人注意しなかったと思われます。私が注意したので、「少年補導の関係者」と見たフシも感じられました。暴力をふるってくる様子が見えませんでしたから。
ともあれ、若者に対し危なくて注意できない状況になっている。良識ある大人は、この状況がいいなどとは思っていないはず。
話を戻して、事件の詳しい経緯は…
深夜近く、飲み会のあと、吉野教育長は一人で帰宅する途中だった。カラオケ店前でたむろしていた数人の少女に会った。「もう遅いから、早く帰りなさい」と言った。 少女たちは、
「ルッセンダヨー」
「ジジイはスッコンデナ!」
などと、暴言をはきながら、カラオケ店へ入っていった。吉野教育長は、追いかけて店内へ入った。そこへ、いわゆるひとつの…被害者となった、20歳の男を含む数人の男が現れた。
吉野教育長は、男らをカラオケ店の店員だと思い…
「こんな時間に子どもを入れて、酒を飲ませるな」
「なんだとコラ!オレタチは客だぞ!ザケンナヨ!」
「ウッ…そうか、ゴメン間違えた。店の者へ言う」
「オヤジ!言いがかりつけて、それで終わりかこら!」
などと言って顔を近づけ、息を吐きかけて来た。息の臭さに耐えかねたのか吉野教育長は右手で、男の左ほおを払いのけた。
払いのけたのが、一週間の擦過傷。被害届を出されて、書類送検・・・。
吉野教育長は、身長160cmと小柄。全日本剣道連盟の教士七段。これは大変な修練をしている武道家ということです。七段は、京都まで行かなければ取得できない。これだけでも立派なのに、「教士」も取得している。「練士」でも大変なことなのに、その上の「教士」ですから!実は、私の父親も「教士七段」だったので、そのあたりの事情が詳しいのです。
市民の、吉野教育長観は…
1 サムライだけに、正義感がめっぽう強く礼儀に厳しい。
2 教育に一生懸命な熱血漢。
3 歯にきぬ(衣)着せぬ物言い。
4 面倒見がよく、市職員はもとより市民から人望が厚い。
「普通ならなかなか若者には怖くて注意もできないが、駄目なものは駄目ときちんと指摘する人。泥酔するような人ではないし、教育長の行為は理解できる」と口々に評価しています。
ふじみ野市って、合併前は、上福岡でしたよね。全国的にも、青少年犯罪で有
名(?)なところです。上福岡駅周辺(東武東上線)は、深夜になっても未成年がたむろしていることが多く、市民が決死隊を組織しパトロールをすることもある土地柄。そんな中で、吉野教育長は、現場の教職員の生徒指導への士気に影響を与え、成果が出てきていたという。
触っただけでも、「一週間の診断書」が出され、「暴力」と騒がれる。このまま吉野教育長が辞めてしまえば、やる気になっている教職員が、生徒指導できなくなってしまいます。
「ダメなことはダメ」正面から、注意できる人がいなくなると、糸の切れた凧のようになってしまう児童生徒も出て来ます。
我が子が可愛い市民なら、この教育長さんを辞めさせてはなりません。