北島康介は 江戸っ子?蝦夷っ子?
今年の流行語大賞は、「なんも言えねえ」と、予言しました。なんと、小泉元首相まで、「(自民党総裁選について)今の時点では、誰がというのはちょっと・・・北島康介選手ではないが、今のところは『なんも言えねえ』」と、言ってくれました。
広辞苑には、「なんも」は、載っていませんでした。つまり、「なんも載ってない」です。北島選手は、東京の下町の出身ですが、東京下町は、「なんも」を使うのですね。北海道の人が使うとばかり思っていました。
北海道では、「なにも」なら、母音が3つ入りますが、「なんも」なら、2つで済みます。つまり、疲れないし、早いから、「なんも」が使われるのです。母音の一つや二つ関係ないでしょう?いえいえ、母音は、口が開きますから疲れます。それに、北海道は寒いです。口を開けると冷気が入る。そのため母音は少ない方がよいのです。それに口を開く回数が多いと、口の中に雪が入る…リスクが増大します。雪は、大気の汚染物質を吸着させて降ってきますから、口へ入れてはなりません。と、まあ、「なんも」だけでこれだけのでっち上げができる。この説の根拠?「なんもないです」と、落としたいところですが、実は真実なのです。 漁師さんたちは、船底板の一枚下は地獄です。「悠長=命取り」ですから、言葉、特に連絡用語は、できるだけ短くしなければなりません。生きるためです。
バスガイドさんが必ず出す例えに、「どちらへお出かけですか」「はい、風呂屋へ行きます」この会話を漁師さんに言わせると、「どさ」「ゆさ」となります。命がかかっていますから。
北海道の人は、「たたく(叩く)」ことを「はたく」と言います。「はたく」はないだろう?実は間違っていません。ワープロ変換でも、「はたく」で、「叩く」と出ます。掃除で使う「ハタキ」は、漢字で書くと、「叩き」です。
神奈川県の人は、「~だべ」を使います。SMAPの中居正広さんもよく使っています。北海道の女性は、「~だべさ」と言い、男性は、「~だべや」と言います。「さ」とか「や」をつけるのです。北海道は、口が凍らないように短く言うはずなのに、どうして「~だべ」に接尾語をつけるんだ?その質問にも、にこやかにお答えしましょう。
「~だべ」で、切ってしまうと粗暴な感じがするからです。「さ」とか「や」をつけて、断定せずに、相手の反論の余地も残した言い方にしているのです。命にかえても、婉曲に言うべきところは、婉曲にする…。
「わやだ!」関西で使われますが、なんと北海道でも使う!
東北、北海道、九州、四国では、「トウモロコシ」を「トウキビ」と呼びます。中央で「トウモロコシ」と呼ぶので、「トウキビ」は、異端者扱い。実は、本家はむしろトウキビ。トウモロコシは、「唐(トウ)+唐土(モロコシ)」つまり、地名を二重にしたもので、それ自体おかしいものです。そのことに、ハッと気づいた当時の名前をつける学者さんは、「唐唐土(トウモロコシ)」では、マズイ。ウーンと考え出した漢字表記が「玉蜀黍(トウモロコシ)」。トウキビは、トウ(唐)から伝わったキビ(黍)ですから、「唐黍(トウキビ)」でなんの不思議もないのです。東北、北海道、九州、四国の皆さん!自信を持って、「トウキビ」と呼んでください。
ズボン、スカートは、「履く」です。手袋は、「はめる」です。しかしbut!広島県(一部)と北海道では、「手袋を履く」です。
一部とはいえなぜ広島で、「手袋を履く」と表現されるのかは、不明です。北海道(当時の蝦夷)へ、「手袋を履く」を持ち込んだのは、「手袋を履く」と使っていた、広島の集落の若者でしょう。数名が乗組員として、「北前舟」で、蝦夷へ来て「手袋を履く」を広めましたねー。
北海道の言葉で愉快なのは、「責任回避・責任転嫁の表現」です。
インクがなくなって書けないボールペンがあったとします。北海道では、「このペン、書かさらない(書かさんない)」といいます。「自分は、自分の意志と努力で書こうとしているのに、ペンが何らかの故障で書くことができない。自分が悪いんじゃないですよ。悪いのはペンです」これだけのことを見事に短く言い表しているのが、「書かさんない」。状況を説明し、責任を回避・転嫁しています。同様に、「このドア、開(あ)かさんない」「このスイッチ、押ささんない」と言います。
テストのとき、「この問題、解(と)かさんない」…オイオイ、それは、あなたが悪いんだ!勉強しないんだから。試験問題へ責任転嫁するな。
今年の流行語大賞は、「なんも言えねえ」と、予言しました。なんと、小泉元首相まで、「(自民党総裁選について)今の時点では、誰がというのはちょっと・・・北島康介選手ではないが、今のところは『なんも言えねえ』」と、言ってくれました。
広辞苑には、「なんも」は、載っていませんでした。つまり、「なんも載ってない」です。北島選手は、東京の下町の出身ですが、東京下町は、「なんも」を使うのですね。北海道の人が使うとばかり思っていました。
北海道では、「なにも」なら、母音が3つ入りますが、「なんも」なら、2つで済みます。つまり、疲れないし、早いから、「なんも」が使われるのです。母音の一つや二つ関係ないでしょう?いえいえ、母音は、口が開きますから疲れます。それに、北海道は寒いです。口を開けると冷気が入る。そのため母音は少ない方がよいのです。それに口を開く回数が多いと、口の中に雪が入る…リスクが増大します。雪は、大気の汚染物質を吸着させて降ってきますから、口へ入れてはなりません。と、まあ、「なんも」だけでこれだけのでっち上げができる。この説の根拠?「なんもないです」と、落としたいところですが、実は真実なのです。 漁師さんたちは、船底板の一枚下は地獄です。「悠長=命取り」ですから、言葉、特に連絡用語は、できるだけ短くしなければなりません。生きるためです。
バスガイドさんが必ず出す例えに、「どちらへお出かけですか」「はい、風呂屋へ行きます」この会話を漁師さんに言わせると、「どさ」「ゆさ」となります。命がかかっていますから。
北海道の人は、「たたく(叩く)」ことを「はたく」と言います。「はたく」はないだろう?実は間違っていません。ワープロ変換でも、「はたく」で、「叩く」と出ます。掃除で使う「ハタキ」は、漢字で書くと、「叩き」です。
神奈川県の人は、「~だべ」を使います。SMAPの中居正広さんもよく使っています。北海道の女性は、「~だべさ」と言い、男性は、「~だべや」と言います。「さ」とか「や」をつけるのです。北海道は、口が凍らないように短く言うはずなのに、どうして「~だべ」に接尾語をつけるんだ?その質問にも、にこやかにお答えしましょう。
「~だべ」で、切ってしまうと粗暴な感じがするからです。「さ」とか「や」をつけて、断定せずに、相手の反論の余地も残した言い方にしているのです。命にかえても、婉曲に言うべきところは、婉曲にする…。
「わやだ!」関西で使われますが、なんと北海道でも使う!
東北、北海道、九州、四国では、「トウモロコシ」を「トウキビ」と呼びます。中央で「トウモロコシ」と呼ぶので、「トウキビ」は、異端者扱い。実は、本家はむしろトウキビ。トウモロコシは、「唐(トウ)+唐土(モロコシ)」つまり、地名を二重にしたもので、それ自体おかしいものです。そのことに、ハッと気づいた当時の名前をつける学者さんは、「唐唐土(トウモロコシ)」では、マズイ。ウーンと考え出した漢字表記が「玉蜀黍(トウモロコシ)」。トウキビは、トウ(唐)から伝わったキビ(黍)ですから、「唐黍(トウキビ)」でなんの不思議もないのです。東北、北海道、九州、四国の皆さん!自信を持って、「トウキビ」と呼んでください。
ズボン、スカートは、「履く」です。手袋は、「はめる」です。しかしbut!広島県(一部)と北海道では、「手袋を履く」です。
一部とはいえなぜ広島で、「手袋を履く」と表現されるのかは、不明です。北海道(当時の蝦夷)へ、「手袋を履く」を持ち込んだのは、「手袋を履く」と使っていた、広島の集落の若者でしょう。数名が乗組員として、「北前舟」で、蝦夷へ来て「手袋を履く」を広めましたねー。
北海道の言葉で愉快なのは、「責任回避・責任転嫁の表現」です。
インクがなくなって書けないボールペンがあったとします。北海道では、「このペン、書かさらない(書かさんない)」といいます。「自分は、自分の意志と努力で書こうとしているのに、ペンが何らかの故障で書くことができない。自分が悪いんじゃないですよ。悪いのはペンです」これだけのことを見事に短く言い表しているのが、「書かさんない」。状況を説明し、責任を回避・転嫁しています。同様に、「このドア、開(あ)かさんない」「このスイッチ、押ささんない」と言います。
テストのとき、「この問題、解(と)かさんない」…オイオイ、それは、あなたが悪いんだ!勉強しないんだから。試験問題へ責任転嫁するな。