「日本=侵略国家」しかし、「侵略国家=日本」ではない
60年以上も生きているのに、いまだに初めて聞く「名字」があります。
五文字姓の、勘解由小路さんや左衛門三郎さんは確かに驚くが、有名になり過ぎなので、新鮮さに欠ける。その点、「田母神」という三文字姓は衝撃的でした。名字に神が付く友人知人は、「神(じん)」「大神」「明神」「薬師神」「神々(みわ)」など。薬師神さん御夫妻は、薬剤師。出来すぎだって?本当です。おまけに夫婦とも薬学博士。
それにしても、田母神さん。米作農家には、あがめ奉られる名字。この、田母神の乱、すぐに治まるかと思ったら、どうしてどうして、まだまだ尾を引きそう。
田母神俊雄、前航空幕僚長、四面楚歌というか、日本中を敵に回した状態。「マイノリティの擁護」を、得意技としている私も、かばいきれない。しかし、かばいきれないのは、「現役の自衛隊最高幹部の論文」と、いうところだけ。「一私人としての論文」なら、おもしろい論文です。引用が多かったり、間違いがあったり(年代等)、文末表現に論文としての不適切さがあったり、自分の考えというものが少なかったり…ですけど…。
田母神さんの論文の要旨に、還暦パパが意見をつけました…
【侵略国家】
田母神→日本は朝鮮半島や中国大陸に軍を進めたが、相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。
還暦パパ→了承を得た?それは、勝手な解釈。「ハイ、了解しました。どうぞ攻めてください」という国がどこにありますか!
田母神→我が国は蒋介石により、日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。
還暦パパ→蒋介石は、日本で軍事教育(高田の砲兵学校)を受けたり、亡命してきたり日本との関係が深かった。にもかかわらず、恩を仇で返しました。自分が、中国本土に復帰するためには、何でもする。自分に逆らう奴は殺す。何人処刑しましたか!今でも、台湾で日本語を話す人たち(70歳以上の方は、きれいな日本語を話されます)は、「日本が統治していた時代は良かった」と言います。蒋介石が悪逆非道であることは確か。ただ、日本が、「被害者」というのは、当たっていない。引きずり込まれなければ良かっただけの話。
田母神→日本が侵略国家だというなら、当時の列強で侵略国家でなかったのはどこかと問いたい。日本だけが侵略国家といわれる筋合いはない。
還暦パパ→全くその通り。日本は侵略国家です。しかし、侵略国家は日本だけではありません。欧米の老舗国は、こぞって侵略国家です。
【日米戦争】
田母神→日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられたワナであったことが判明している。
還暦パパ→実に巧妙に、「軍部の思考へ働きかけた作戦」で宣戦布告させたことは紛れもない事実。言いようによってはワナ。日本のことわざに、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」というのがあるのに、負けると解っている戦争へ突入してしまった。まんまと、ワナにはまったということです。だから、アメリカが一枚も二枚もうわてだったということで、悪いということにはならない。戦争に踏み切ったのは、決して武士道ではないですから。
田母神→大東亜戦争(太平洋戦争)後、多くのアジア・アフリカ諸国が白人国家の支配から解放された。日本が戦わなければ、人種平等の世界が来るのがあと100年、200年遅れていたかもしれない。
還暦パパ→論文に、「かも」はないでしょう。論文の書き方から勉強しろという意見も出されています。「かも」付ではありますが、この論は、戦争後の「結果として」正しいです。日本の歴史学者も認めています。突飛な論ではないのです。
戦後60数年。熱さが喉もとを過ぎ、周囲の状況を見ることが出来るようになった今、日本は「自衛の為」「アジア独立の為」に、欧米と戦争をしたとの論が出ている。「あとずけの論」ですが。
【自衛隊】
田母神→東京裁判は戦争の責任をすべて日本に押し付けようとしたものだ。 還暦パパ→東京裁判…「京都議定書とは違いますよね?」という、迷リアクションもあったようで、若年層は「何それ?」状態の人が多いかも。極東国際軍事裁判のことです。「戦争責任は全て日本にある」当然ですよ、裁く側はすべて戦勝国だったのだから。
この裁判、11人の判事の中でただ一人、インド代表のパール判事だけが、被告人全員の無罪を主張しました。「この裁判は、最初から日本を侵略国と決め付けている。かつて欧米諸国がアジア諸国に対して行った行為こそ、まさに侵略そのものである。欧米諸国は日本が侵略戦争を行ったということを歴史にとどめることによって、自らのアジア侵略の正当性を誇示する事が目的であったにちがいない」こういう見解をもっていたのです。
この何とも奇妙なつるし上げ裁判、「戦争は、平和に対する罪」という概念の出発点となったところについては、評価できます。
田母神→戦争の責任は全て日本にあるというマインドコントロールは、戦後63年を経ても日本人を惑わせている。自衛隊は領域の警備もできない、集団的自衛権も行使できない。がんじがらめで身動きできない。このマインドコントロールから解放されない限り、国を自らの力で守る体制が完成しない。
還暦パパ→マインドコントロールという表現は、オウム真理教を連想させるのでなじまないです。ただ、その中身があまりに大きすぎる。そのため、「どうしようもなくてもがいているのがボクなんだ」との心情はよく伝わってきます。
【アジア諸国との関係】
田母神→多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識する必要がある。
還暦パパ→これは、多くのアジア諸国かどうかは解りませんが、パール判事の見解と同様の考えを持つアジアの首脳がいることは確かです。バ・モウ(ビルマ元首相、ビルマですよ)、ククリックド・プラモード(タイ元首相)、ラグ・クリシュナン(インド、元大統領)、ガザリー・シャフェー(マレーシア、元外相)らは・・・日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。今日、東南アジアの諸国民が米英と対等に話ができるのは、日本のおかげ。「身を殺して仁をなした日本。私たちの母なる日本・・・」こんな感じですね。田母神さんが意を強くした背景がこれでしょうね。
アジア人のみならず、アーノルド・トインビー(イギリス、歴史学者)、ジョイス・C
・レブラ(アメリカ、コロラド大学教授)、ハミルトン・フィッシュ(アメリカ、政治家)H・G・ウェルズ(イギリス、歴史学者)も、日本の戦争は、「東南アジア全域の独立運動に決定的な意味を持っていた」との考えを発表しています。
気になるのは、誰が名づけたか、「アジア反日三兄弟」です。韓国・中国・北朝鮮。「日本は侵略戦争をした」「日本に侵略され多大な被害を受けた」と、反日の強硬な姿勢。反日教育も行っている。その教科書の中身、「日本人でゴメンナサイ」と、謝ってしまいますよ。と、いうか、ジェノサイド…日本人は全員死んでお詫びしないと許してもらえないんじゃないかなあ。反面…若者は、日本製の音楽機器(iPod、MDウォークマンなど)で音楽を聴いているんだから。敵が作った製品の享受は受けたくないんじゃないかと思うのですが。日本人の、「ゴメンナサイの意識」もっと薄くてもいいのかなあ。
田母神→日本軍に直接接していた人の多くは高い評価を与え、直接見ていない人が残虐行為を吹聴している場合が多い。侵略国家だったというのは正に濡れ衣だ。
還暦パパ→濡れ衣とは、冤罪ということ。本当のことなのだから、濡れ衣ではないです。ただし、先に述べたように、侵略国家は日本だけではありません。
アジア反日三兄弟の御意向から、「日本=悪者」なのですが、田母神説としては、「もういい加減、その等式消していいんじゃないの」との意図がくみ取れます。
そんなことを言おうものなら、日本のマスメディアも、教職員組合も、有識者といわれている人たち(学者、評論家)も、「ギヤー!日本は侵略者だぞ!戦争を風化させてはならない」と、大騒ぎでしょうねえ。永遠に、「日本=悪者」でなければ気が済まないのでしょう。せめて、私が生きているうちに、「戦争は肯定しませんが、日本=悪者については表示を外します」となりませんかねえ。戦争を知らない子供達の還暦パパまでもが、いつまでも「戦争した悪者国家の国民という十字架」を背負わされているのって嫌なんですけど…。
オランダでは国論に近いものとして、「日本は、さげすむのを止めて、堂々と胸を張って、その誇りを取り戻すべき」となってきているのですがねえ。オランダ、いいですよ。特にアムステルダムの市長さん。
田母神問題、評論だけでも本気で書いたら、原稿用紙10枚ではとうてい書ききれません。こんなことなら、私も懸賞論文に応募すればよかった。あ~、300万円損した(人は、「どうせダメダ」と思っても、深層のどこかで、期待しているものなのです)。もっとも、アパグループからも田母神さんからも応募の誘いがなかったもので。
60年以上も生きているのに、いまだに初めて聞く「名字」があります。
五文字姓の、勘解由小路さんや左衛門三郎さんは確かに驚くが、有名になり過ぎなので、新鮮さに欠ける。その点、「田母神」という三文字姓は衝撃的でした。名字に神が付く友人知人は、「神(じん)」「大神」「明神」「薬師神」「神々(みわ)」など。薬師神さん御夫妻は、薬剤師。出来すぎだって?本当です。おまけに夫婦とも薬学博士。
それにしても、田母神さん。米作農家には、あがめ奉られる名字。この、田母神の乱、すぐに治まるかと思ったら、どうしてどうして、まだまだ尾を引きそう。
田母神俊雄、前航空幕僚長、四面楚歌というか、日本中を敵に回した状態。「マイノリティの擁護」を、得意技としている私も、かばいきれない。しかし、かばいきれないのは、「現役の自衛隊最高幹部の論文」と、いうところだけ。「一私人としての論文」なら、おもしろい論文です。引用が多かったり、間違いがあったり(年代等)、文末表現に論文としての不適切さがあったり、自分の考えというものが少なかったり…ですけど…。
田母神さんの論文の要旨に、還暦パパが意見をつけました…
【侵略国家】
田母神→日本は朝鮮半島や中国大陸に軍を進めたが、相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。
還暦パパ→了承を得た?それは、勝手な解釈。「ハイ、了解しました。どうぞ攻めてください」という国がどこにありますか!
田母神→我が国は蒋介石により、日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。
還暦パパ→蒋介石は、日本で軍事教育(高田の砲兵学校)を受けたり、亡命してきたり日本との関係が深かった。にもかかわらず、恩を仇で返しました。自分が、中国本土に復帰するためには、何でもする。自分に逆らう奴は殺す。何人処刑しましたか!今でも、台湾で日本語を話す人たち(70歳以上の方は、きれいな日本語を話されます)は、「日本が統治していた時代は良かった」と言います。蒋介石が悪逆非道であることは確か。ただ、日本が、「被害者」というのは、当たっていない。引きずり込まれなければ良かっただけの話。
田母神→日本が侵略国家だというなら、当時の列強で侵略国家でなかったのはどこかと問いたい。日本だけが侵略国家といわれる筋合いはない。
還暦パパ→全くその通り。日本は侵略国家です。しかし、侵略国家は日本だけではありません。欧米の老舗国は、こぞって侵略国家です。
【日米戦争】
田母神→日本を戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられたワナであったことが判明している。
還暦パパ→実に巧妙に、「軍部の思考へ働きかけた作戦」で宣戦布告させたことは紛れもない事実。言いようによってはワナ。日本のことわざに、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」というのがあるのに、負けると解っている戦争へ突入してしまった。まんまと、ワナにはまったということです。だから、アメリカが一枚も二枚もうわてだったということで、悪いということにはならない。戦争に踏み切ったのは、決して武士道ではないですから。
田母神→大東亜戦争(太平洋戦争)後、多くのアジア・アフリカ諸国が白人国家の支配から解放された。日本が戦わなければ、人種平等の世界が来るのがあと100年、200年遅れていたかもしれない。
還暦パパ→論文に、「かも」はないでしょう。論文の書き方から勉強しろという意見も出されています。「かも」付ではありますが、この論は、戦争後の「結果として」正しいです。日本の歴史学者も認めています。突飛な論ではないのです。
戦後60数年。熱さが喉もとを過ぎ、周囲の状況を見ることが出来るようになった今、日本は「自衛の為」「アジア独立の為」に、欧米と戦争をしたとの論が出ている。「あとずけの論」ですが。
【自衛隊】
田母神→東京裁判は戦争の責任をすべて日本に押し付けようとしたものだ。 還暦パパ→東京裁判…「京都議定書とは違いますよね?」という、迷リアクションもあったようで、若年層は「何それ?」状態の人が多いかも。極東国際軍事裁判のことです。「戦争責任は全て日本にある」当然ですよ、裁く側はすべて戦勝国だったのだから。
この裁判、11人の判事の中でただ一人、インド代表のパール判事だけが、被告人全員の無罪を主張しました。「この裁判は、最初から日本を侵略国と決め付けている。かつて欧米諸国がアジア諸国に対して行った行為こそ、まさに侵略そのものである。欧米諸国は日本が侵略戦争を行ったということを歴史にとどめることによって、自らのアジア侵略の正当性を誇示する事が目的であったにちがいない」こういう見解をもっていたのです。
この何とも奇妙なつるし上げ裁判、「戦争は、平和に対する罪」という概念の出発点となったところについては、評価できます。
田母神→戦争の責任は全て日本にあるというマインドコントロールは、戦後63年を経ても日本人を惑わせている。自衛隊は領域の警備もできない、集団的自衛権も行使できない。がんじがらめで身動きできない。このマインドコントロールから解放されない限り、国を自らの力で守る体制が完成しない。
還暦パパ→マインドコントロールという表現は、オウム真理教を連想させるのでなじまないです。ただ、その中身があまりに大きすぎる。そのため、「どうしようもなくてもがいているのがボクなんだ」との心情はよく伝わってきます。
【アジア諸国との関係】
田母神→多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識する必要がある。
還暦パパ→これは、多くのアジア諸国かどうかは解りませんが、パール判事の見解と同様の考えを持つアジアの首脳がいることは確かです。バ・モウ(ビルマ元首相、ビルマですよ)、ククリックド・プラモード(タイ元首相)、ラグ・クリシュナン(インド、元大統領)、ガザリー・シャフェー(マレーシア、元外相)らは・・・日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。今日、東南アジアの諸国民が米英と対等に話ができるのは、日本のおかげ。「身を殺して仁をなした日本。私たちの母なる日本・・・」こんな感じですね。田母神さんが意を強くした背景がこれでしょうね。
アジア人のみならず、アーノルド・トインビー(イギリス、歴史学者)、ジョイス・C
・レブラ(アメリカ、コロラド大学教授)、ハミルトン・フィッシュ(アメリカ、政治家)H・G・ウェルズ(イギリス、歴史学者)も、日本の戦争は、「東南アジア全域の独立運動に決定的な意味を持っていた」との考えを発表しています。
気になるのは、誰が名づけたか、「アジア反日三兄弟」です。韓国・中国・北朝鮮。「日本は侵略戦争をした」「日本に侵略され多大な被害を受けた」と、反日の強硬な姿勢。反日教育も行っている。その教科書の中身、「日本人でゴメンナサイ」と、謝ってしまいますよ。と、いうか、ジェノサイド…日本人は全員死んでお詫びしないと許してもらえないんじゃないかなあ。反面…若者は、日本製の音楽機器(iPod、MDウォークマンなど)で音楽を聴いているんだから。敵が作った製品の享受は受けたくないんじゃないかと思うのですが。日本人の、「ゴメンナサイの意識」もっと薄くてもいいのかなあ。
田母神→日本軍に直接接していた人の多くは高い評価を与え、直接見ていない人が残虐行為を吹聴している場合が多い。侵略国家だったというのは正に濡れ衣だ。
還暦パパ→濡れ衣とは、冤罪ということ。本当のことなのだから、濡れ衣ではないです。ただし、先に述べたように、侵略国家は日本だけではありません。
アジア反日三兄弟の御意向から、「日本=悪者」なのですが、田母神説としては、「もういい加減、その等式消していいんじゃないの」との意図がくみ取れます。
そんなことを言おうものなら、日本のマスメディアも、教職員組合も、有識者といわれている人たち(学者、評論家)も、「ギヤー!日本は侵略者だぞ!戦争を風化させてはならない」と、大騒ぎでしょうねえ。永遠に、「日本=悪者」でなければ気が済まないのでしょう。せめて、私が生きているうちに、「戦争は肯定しませんが、日本=悪者については表示を外します」となりませんかねえ。戦争を知らない子供達の還暦パパまでもが、いつまでも「戦争した悪者国家の国民という十字架」を背負わされているのって嫌なんですけど…。
オランダでは国論に近いものとして、「日本は、さげすむのを止めて、堂々と胸を張って、その誇りを取り戻すべき」となってきているのですがねえ。オランダ、いいですよ。特にアムステルダムの市長さん。
田母神問題、評論だけでも本気で書いたら、原稿用紙10枚ではとうてい書ききれません。こんなことなら、私も懸賞論文に応募すればよかった。あ~、300万円損した(人は、「どうせダメダ」と思っても、深層のどこかで、期待しているものなのです)。もっとも、アパグループからも田母神さんからも応募の誘いがなかったもので。