日本のよさを知り始めた中国
「景気の後退局面」「下方修正」「引きずり殺し」「元政府のお役人刺殺」そんなのばかり…明るいニュースは、ないのか!ありました。共同通信が配信したもの(北京11月15日)・・・
タイトルは、「ブログで日本の国民性称賛 修学旅行で中国の高校長」
今年5月、修学旅行で日本を訪問した北京市第四中学(高校)の劉長銘校長が細かい気配りをする日本人の国民性を称賛、「中国は日本から学ぶべきだ」とする評論をブログに発表、共感が広がっている。
北京でトップクラスの進学校として知られる同校は初めて修学旅行先に日本を選び、高2の約400人が東京や長崎などを見学。日本から中国への修学旅行は多いが、中国からは極めて珍しい。
校長は日本人と接触し「中国人にはない、細部に見られる特質」を感じたとした上で「自律的で社会に迷惑をかけない」ことを原則とする気配りの国民性に「敬服せざるを得ない」と称賛。女性トイレに消音と節水のために設置されている排水擬音装置も「細やかさ」の一例に挙げた。
「日本人が中国人より頭が良いとは思わない」とした上で、物質的に豊かになった中国では、有害物質メラミンを意図的に混入させた汚染粉ミルク事件が起きるなど依然モラルが低いと憂慮。
両国間には日中戦争などの歴史的経緯があり、訪日には対日理解を通じて「恨みを取り去る」目的があったが、国民性の落差を認めざるを得ず、逆に「どうしようもない」という「(自分に対する)新たな恨み心」すら生まれたと複雑な心境を吐露した。(以上引用)
私はこの記事に、手をたたいて喜びました。粗悪なセメントで固めた壁に、どでかい風穴を開けてくれました。14年間、「血圧が上がり、胃潰瘍が出来るような思い」でしたが、長銘さんのおかげで、勇気と元気が湧いてきました。もう怖くないぞ、抗日教育。
江沢民のとき、「愛国主義教育実施綱要」なるものが出された(1994年…14年前)。これにより、徹底した反日教育があらゆる手段を通して実施されてきた。(反日という言葉は、中国では、使われていない。「抗日」を使っている)江沢民は何のために、「抗日」に出たか?これは、これはスタンダードになっていると思うのですが、そうじゃないという人ももちろんおられます。…私は次のようにとらえています。
天安門事件(第二次のほう、1989年)が起こり、1991年には、ソビエト崩壊(1991年)。そのころ日本は、バブルで沸き返っていた。
天安門事件が起こったことにより、中国共産党は保身しなければならなくなった。ソビエトの崩壊、これは共産主義の敗北。それまでは、中国も共産主義という、「理想」を掲げていた。それが実は理想でもなんでもなかったことが明らかになってしまいました。そうなると、中国共産党が権力を掌握していることの正統性が問題とされる。
どこかへ矛先を向けることによって、この難局を乗り切ろうと考えた。どこへ向けるか?そこに、日本がいた。党を美化するために悪徳日本が必要。
1 日本は中国に対し、戦争加害者という弱みを持っている。
2 南京大虐殺等は世界的に知られた事件、国際世論も日本が悪いで一致。
3 日本を敵役にし、徹底した愛国教育をする。日本は、中国の歴史教科書など検閲しない(中国の歴史教科書に中国の歴史は載っていません。もっとも、4,000年の歴史ですからそれもしょうがないのですが。載っているのは、中国共産党の歴史です)。
4 教科書では、「共産党は、邪悪な侵略国家である日本をやっつけて中国を守った」と、中国共産党を讃えまくる(これ、史実と違います。日本と戦ったことがあるのはのは蒋介石)。
この抗日政策に対し、日本をはじめ世界が問題とした場合、「日本は謝罪していない」で、押し通す。そんなわけで、中国の教科書は抗日に染まっていった。抗日の授業をどのように進めるかのDVDまで、学校に配布されています(このDVD、見ましたよ!白いセーターを着た20歳代の女教師が授業をしていました。児童は、皆さんお利口さん。内容は…二度と見たくない)。
そんなわけで、抗日教育が行われているのですが…
中国を旅行して、日本人だと判られても、迫害のようなことをされたことがない。嫌な思いをするのは、レストランでウエイター、ウエートレス(彼らも国家公務員)が、「出来るだけ働きたくない」という態度。追加のビールを頼んでも知らんぷり。サボタージュです。旧ソ連邦と同じ。
中国人留学生は、リップサービスもあるでしょうが、「日本、好きです。でも、物価高い」「日本語を勉強して、日本と中国を行き来する仕事をしたい」と、友好的です。縫製工場へ来ている女性は、「300万円貯めて中国へ帰り、両親に家を建ててあげます」日本で働くその先に希望があるのです。日本への感情、悪いとは思えないのですが。どうなっているんでしょうね。
日本では、およそ20年ほど前から、(円高も手伝って)修学旅行先に中国や韓国を選ぶ学校が急増した。多い年は、約43,000人の中高生が中国、韓国を訪れている。
中国でどこを見るか・・・3割程度は、南京大虐殺記念館、盧溝橋抗日戦争記念館へ行っている。こういうところ…ただ見せるだけなら行かない方がいい。何を目的として見せるか、見せないか?十分ではダメ、十二分に検討していただきたいです。
「日本人が中国人にどれだけひどいことをしたのかがよく分かりました。どのパネルも悲惨なものばかりで目を覆いたくなりました。特に山積の死体の写真や日本兵が首を切ろうとする直前の写真が印象に残りました。同じ日本人として、絶対に許されるものではなく、とても恥ずかしく思いました」このような感想文を書いた高校生がおります。この高校は、修学旅行の成果として、これで満足なのでしょうか?
これは、南京大虐殺記念館を見学しての感想ですが、その南京大虐殺ねつ造説もあるということは教えなくていいのでしょうか?虐殺があったという説で、中国が言うように30万人以上が犠牲になったとする研究者はおりません。海外の研究者は、10数万人と捉える人が多いようです。日本の研究者は、数万人程度と考える人が多いです。見逃せないのは、「ねつ造説」。つまり南京大虐殺は、「なかった」という説です。
当時南京にいた人は、20万人。30万人を虐殺するのは難しい。南京大虐殺があったとされる時期の直後の南京の人口は、20万人を超えていた。急に人口が回復するはずがない。しかも、増えている。この事実は何を物語っているか?南京大虐殺はなかったとする説が、むしろ一番自然かもしれません。
日本軍が南京に侵攻した。逃げている兵の掃討作戦があったことは事実です。
これは、戦闘行為の延長であり国際法上合法。つまり、虐殺ではない。南京を脱出した蒋介石は、演説で重慶への攻撃を非難しています。しかし、南京に関しては何ら触れられていません。大量虐殺があったのなら…触れるでしょう。
中国では、香港が返還される前までは、高額な供託金を納めなければ、海外旅行は出来ませんでした。また、原則、団体旅行でした。今は、それらが廃止され、自由に海外旅行が出来るようになりました。それにしても、高校の修学旅行で日本まで来るようになっていたとは、まずそのことで驚きました。上海駅、一列車入るたびに、千人もの人が降りてくる。内陸部から夢を持って上海へ来た人たち。駅前は、人で埋め尽くされ怒号が飛び交う。一方駅舎には、夢破れ内陸部へ帰る列車を待つ数千人の人々。皆、無言…。一日に、何万人が乗り降りするんだろう。そんな情景を見ていますから、中国の高校生が飛行機で日本へ来る。衝撃でした。それにしても、敵国日本・忌まわしき侵略者日本へ修学旅行に来る?どーなってんの?
東京財団の関山健氏(元北京大学客員研究員)は…
・・・トレンディドラマやアニメなど、日本のポップカルチュアーは中国の若者の間で非常に高い人気がある。日本の電化製品、自動車、化粧品、衣類などが人々の憧れの的になっている。つまり、抽象的な対象としての「日本」、「日本人」に対する反感と、具体的な対象としての「日本文化」、「日本製品」に対する好感が併存していると言える。こうした具体的な対象を通じて対日イメージが改善してきていることとともに、戦争を直接知る世代が少なくなっていることから、反日感情は高まっているというより、むしろ希薄化していく傾向にある・・・
なるほど、中国の高校生は、日本へ来たいんですねえ!中国の若者の意識、どんな状況になっているか良く分かります。そういえば、日本は昨年からあまり責められていません。教育課程が変わって新しくなった抗日教科書、日本いじめのトーンも下がっているのだそうです。これは、平沼赳夫衆院議員らのクレジットでしょうか?
北京市第四中学(名前は中学ですが、年齢層は、日本でいうところの高校)の劉長銘校長、いい文章を書いてくださいました。ありがとう、長銘さん!そうなんです。赤ちゃんをほうり上げ、落ちてきたところを日本刀で刺す…その事実も怪しいモノですが…そんな日本人ばかりではないのです。もちろん、人殺しも、泥棒も、振り込め詐欺師もおりますが、「自己を犠牲にしても、人につくす日本人」は、圧倒的多数なのです。
「景気の後退局面」「下方修正」「引きずり殺し」「元政府のお役人刺殺」そんなのばかり…明るいニュースは、ないのか!ありました。共同通信が配信したもの(北京11月15日)・・・
タイトルは、「ブログで日本の国民性称賛 修学旅行で中国の高校長」
今年5月、修学旅行で日本を訪問した北京市第四中学(高校)の劉長銘校長が細かい気配りをする日本人の国民性を称賛、「中国は日本から学ぶべきだ」とする評論をブログに発表、共感が広がっている。
北京でトップクラスの進学校として知られる同校は初めて修学旅行先に日本を選び、高2の約400人が東京や長崎などを見学。日本から中国への修学旅行は多いが、中国からは極めて珍しい。
校長は日本人と接触し「中国人にはない、細部に見られる特質」を感じたとした上で「自律的で社会に迷惑をかけない」ことを原則とする気配りの国民性に「敬服せざるを得ない」と称賛。女性トイレに消音と節水のために設置されている排水擬音装置も「細やかさ」の一例に挙げた。
「日本人が中国人より頭が良いとは思わない」とした上で、物質的に豊かになった中国では、有害物質メラミンを意図的に混入させた汚染粉ミルク事件が起きるなど依然モラルが低いと憂慮。
両国間には日中戦争などの歴史的経緯があり、訪日には対日理解を通じて「恨みを取り去る」目的があったが、国民性の落差を認めざるを得ず、逆に「どうしようもない」という「(自分に対する)新たな恨み心」すら生まれたと複雑な心境を吐露した。(以上引用)
私はこの記事に、手をたたいて喜びました。粗悪なセメントで固めた壁に、どでかい風穴を開けてくれました。14年間、「血圧が上がり、胃潰瘍が出来るような思い」でしたが、長銘さんのおかげで、勇気と元気が湧いてきました。もう怖くないぞ、抗日教育。
江沢民のとき、「愛国主義教育実施綱要」なるものが出された(1994年…14年前)。これにより、徹底した反日教育があらゆる手段を通して実施されてきた。(反日という言葉は、中国では、使われていない。「抗日」を使っている)江沢民は何のために、「抗日」に出たか?これは、これはスタンダードになっていると思うのですが、そうじゃないという人ももちろんおられます。…私は次のようにとらえています。
天安門事件(第二次のほう、1989年)が起こり、1991年には、ソビエト崩壊(1991年)。そのころ日本は、バブルで沸き返っていた。
天安門事件が起こったことにより、中国共産党は保身しなければならなくなった。ソビエトの崩壊、これは共産主義の敗北。それまでは、中国も共産主義という、「理想」を掲げていた。それが実は理想でもなんでもなかったことが明らかになってしまいました。そうなると、中国共産党が権力を掌握していることの正統性が問題とされる。
どこかへ矛先を向けることによって、この難局を乗り切ろうと考えた。どこへ向けるか?そこに、日本がいた。党を美化するために悪徳日本が必要。
1 日本は中国に対し、戦争加害者という弱みを持っている。
2 南京大虐殺等は世界的に知られた事件、国際世論も日本が悪いで一致。
3 日本を敵役にし、徹底した愛国教育をする。日本は、中国の歴史教科書など検閲しない(中国の歴史教科書に中国の歴史は載っていません。もっとも、4,000年の歴史ですからそれもしょうがないのですが。載っているのは、中国共産党の歴史です)。
4 教科書では、「共産党は、邪悪な侵略国家である日本をやっつけて中国を守った」と、中国共産党を讃えまくる(これ、史実と違います。日本と戦ったことがあるのはのは蒋介石)。
この抗日政策に対し、日本をはじめ世界が問題とした場合、「日本は謝罪していない」で、押し通す。そんなわけで、中国の教科書は抗日に染まっていった。抗日の授業をどのように進めるかのDVDまで、学校に配布されています(このDVD、見ましたよ!白いセーターを着た20歳代の女教師が授業をしていました。児童は、皆さんお利口さん。内容は…二度と見たくない)。
そんなわけで、抗日教育が行われているのですが…
中国を旅行して、日本人だと判られても、迫害のようなことをされたことがない。嫌な思いをするのは、レストランでウエイター、ウエートレス(彼らも国家公務員)が、「出来るだけ働きたくない」という態度。追加のビールを頼んでも知らんぷり。サボタージュです。旧ソ連邦と同じ。
中国人留学生は、リップサービスもあるでしょうが、「日本、好きです。でも、物価高い」「日本語を勉強して、日本と中国を行き来する仕事をしたい」と、友好的です。縫製工場へ来ている女性は、「300万円貯めて中国へ帰り、両親に家を建ててあげます」日本で働くその先に希望があるのです。日本への感情、悪いとは思えないのですが。どうなっているんでしょうね。
日本では、およそ20年ほど前から、(円高も手伝って)修学旅行先に中国や韓国を選ぶ学校が急増した。多い年は、約43,000人の中高生が中国、韓国を訪れている。
中国でどこを見るか・・・3割程度は、南京大虐殺記念館、盧溝橋抗日戦争記念館へ行っている。こういうところ…ただ見せるだけなら行かない方がいい。何を目的として見せるか、見せないか?十分ではダメ、十二分に検討していただきたいです。
「日本人が中国人にどれだけひどいことをしたのかがよく分かりました。どのパネルも悲惨なものばかりで目を覆いたくなりました。特に山積の死体の写真や日本兵が首を切ろうとする直前の写真が印象に残りました。同じ日本人として、絶対に許されるものではなく、とても恥ずかしく思いました」このような感想文を書いた高校生がおります。この高校は、修学旅行の成果として、これで満足なのでしょうか?
これは、南京大虐殺記念館を見学しての感想ですが、その南京大虐殺ねつ造説もあるということは教えなくていいのでしょうか?虐殺があったという説で、中国が言うように30万人以上が犠牲になったとする研究者はおりません。海外の研究者は、10数万人と捉える人が多いようです。日本の研究者は、数万人程度と考える人が多いです。見逃せないのは、「ねつ造説」。つまり南京大虐殺は、「なかった」という説です。
当時南京にいた人は、20万人。30万人を虐殺するのは難しい。南京大虐殺があったとされる時期の直後の南京の人口は、20万人を超えていた。急に人口が回復するはずがない。しかも、増えている。この事実は何を物語っているか?南京大虐殺はなかったとする説が、むしろ一番自然かもしれません。
日本軍が南京に侵攻した。逃げている兵の掃討作戦があったことは事実です。
これは、戦闘行為の延長であり国際法上合法。つまり、虐殺ではない。南京を脱出した蒋介石は、演説で重慶への攻撃を非難しています。しかし、南京に関しては何ら触れられていません。大量虐殺があったのなら…触れるでしょう。
中国では、香港が返還される前までは、高額な供託金を納めなければ、海外旅行は出来ませんでした。また、原則、団体旅行でした。今は、それらが廃止され、自由に海外旅行が出来るようになりました。それにしても、高校の修学旅行で日本まで来るようになっていたとは、まずそのことで驚きました。上海駅、一列車入るたびに、千人もの人が降りてくる。内陸部から夢を持って上海へ来た人たち。駅前は、人で埋め尽くされ怒号が飛び交う。一方駅舎には、夢破れ内陸部へ帰る列車を待つ数千人の人々。皆、無言…。一日に、何万人が乗り降りするんだろう。そんな情景を見ていますから、中国の高校生が飛行機で日本へ来る。衝撃でした。それにしても、敵国日本・忌まわしき侵略者日本へ修学旅行に来る?どーなってんの?
東京財団の関山健氏(元北京大学客員研究員)は…
・・・トレンディドラマやアニメなど、日本のポップカルチュアーは中国の若者の間で非常に高い人気がある。日本の電化製品、自動車、化粧品、衣類などが人々の憧れの的になっている。つまり、抽象的な対象としての「日本」、「日本人」に対する反感と、具体的な対象としての「日本文化」、「日本製品」に対する好感が併存していると言える。こうした具体的な対象を通じて対日イメージが改善してきていることとともに、戦争を直接知る世代が少なくなっていることから、反日感情は高まっているというより、むしろ希薄化していく傾向にある・・・
なるほど、中国の高校生は、日本へ来たいんですねえ!中国の若者の意識、どんな状況になっているか良く分かります。そういえば、日本は昨年からあまり責められていません。教育課程が変わって新しくなった抗日教科書、日本いじめのトーンも下がっているのだそうです。これは、平沼赳夫衆院議員らのクレジットでしょうか?
北京市第四中学(名前は中学ですが、年齢層は、日本でいうところの高校)の劉長銘校長、いい文章を書いてくださいました。ありがとう、長銘さん!そうなんです。赤ちゃんをほうり上げ、落ちてきたところを日本刀で刺す…その事実も怪しいモノですが…そんな日本人ばかりではないのです。もちろん、人殺しも、泥棒も、振り込め詐欺師もおりますが、「自己を犠牲にしても、人につくす日本人」は、圧倒的多数なのです。