「食べ物を粗末にするな」これは、終戦直後も今も不変の教えです。日本の場合、廃棄される残飯の量が半端ではありません。調べた人はいないでしょうが、世界一、それもぶっちぎりの世界一でしょう。まだまだ食べられるものがムザムザと捨てられる。60年ぶりに帰国した、英霊(倉本聰の歸國)も、嘆いておりました。
嘆いていたのは、英霊だけでなく、コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンジャパンの加盟店。販売期限切れの弁当などを、本部の要請通りに捨てると、大きな損失が出て経営が圧迫される。そのため、販売期限が迫った弁当などを「見切り販売」した。本部は、「そったらことしたら、契約を打ち切るぞ、こら!」と、脅しまがいの指導をした。これについて、公正取引委員会が、独占禁止法違反(不公正な取引方法)でセブンイレブンジャパンに排除措置命令を出した。
「見切り販売」は、消費者喜ぶ、加盟店喜ぶ、セブンイレブン本部だって少しでも現金になればうれしいはず。みんな喜ぶ。弁当だって、捨てられるより食べてもらえる方が本望というわけ。
徒歩5分の所に、レジが3つほどのこじんまりしたマーケットがある。仮名を「マックスバ」としておきましょう。このマックスバ、日頃は郊外にいくつかあるショッピングモールのスーパーの後塵を拝している。しかし、BUT!火曜日には逆襲に転じる。10:00A.M.に、「品物1点20円引き。5品まで。但し、30円以上の品に限る」という券を配布する。つ、つまり40円の品物が、20円で買える!これは、お客さんが行きますよ!10:00前から、お客の長蛇の列です。100人は並んでいる。どうして知っているんだって?私も並びましたから!(実は、黒豆茶500mlを買いに行って偶然この列に巻きこまれた)
いやはや、黒豆茶を買うまでが大変。買い物カゴで押されたり、突かれたり…皆さん殺気立っているもので、「ゴメンナサイ」など言うものではない。「品物1点20円引き」これは大変なことです。ようやく、黒豆茶を手にして、レジに並ぶ…ちょ、ちょ、長蛇の列。黒豆茶を1本買うのに、この列の最後尾につかなければならないのか!品物を放棄して逃げ帰ろうかと思いましたが、身動きがとれないのでやむなく並んだ。言ってもしょうがないが、アメリカでは、品数が少ない買い物客用の、「エクスプレス・レーン」なる、レジがあります。ですから、黒豆茶1本の客は、「サッ!」とレジを通過することが出来るのですがね。
事件が起きたのは、レジを待つ列でのこと。10kgの米を買おうとしている、推定年齢76歳の爺さまが並んでいた。カゴへ入れた10kgの米が重いので、床に置いた。レジの列は少しずつ動く。爺さまは、なんと、カゴの米を蹴飛ばしながら動いたのです。
米…瑞穂の国日本の主食…「一粒も粗末にするな」「粗末にしたら罰が当たる」…戦中戦後を経験している、食うや食わずで生きてきた…そんな爺さまが、「米を蹴る!」これじゃあ、若年層に、「食べ物を粗末にするな」などと言えません。
追い打ちをかけるように、隣の列にも買い物カゴを蹴りながら移動している爺さまが!
どうなってしまったんだ?!世相を反映しています…。これまで頑張ってきた爺さまたちが、もうどーでもよくなってしまった…。どーでもよくなったが、「品物1点20円引き。5品まで」このチャンスは、欠かせない。無職、無収入で後は死ぬだけ。米を蹴っても罪悪感がなくなった。唯一、「得した感」を得られる週に一度の機会…。
嘆いていたのは、英霊だけでなく、コンビニエンスストア最大手のセブンイレブンジャパンの加盟店。販売期限切れの弁当などを、本部の要請通りに捨てると、大きな損失が出て経営が圧迫される。そのため、販売期限が迫った弁当などを「見切り販売」した。本部は、「そったらことしたら、契約を打ち切るぞ、こら!」と、脅しまがいの指導をした。これについて、公正取引委員会が、独占禁止法違反(不公正な取引方法)でセブンイレブンジャパンに排除措置命令を出した。
「見切り販売」は、消費者喜ぶ、加盟店喜ぶ、セブンイレブン本部だって少しでも現金になればうれしいはず。みんな喜ぶ。弁当だって、捨てられるより食べてもらえる方が本望というわけ。
徒歩5分の所に、レジが3つほどのこじんまりしたマーケットがある。仮名を「マックスバ」としておきましょう。このマックスバ、日頃は郊外にいくつかあるショッピングモールのスーパーの後塵を拝している。しかし、BUT!火曜日には逆襲に転じる。10:00A.M.に、「品物1点20円引き。5品まで。但し、30円以上の品に限る」という券を配布する。つ、つまり40円の品物が、20円で買える!これは、お客さんが行きますよ!10:00前から、お客の長蛇の列です。100人は並んでいる。どうして知っているんだって?私も並びましたから!(実は、黒豆茶500mlを買いに行って偶然この列に巻きこまれた)
いやはや、黒豆茶を買うまでが大変。買い物カゴで押されたり、突かれたり…皆さん殺気立っているもので、「ゴメンナサイ」など言うものではない。「品物1点20円引き」これは大変なことです。ようやく、黒豆茶を手にして、レジに並ぶ…ちょ、ちょ、長蛇の列。黒豆茶を1本買うのに、この列の最後尾につかなければならないのか!品物を放棄して逃げ帰ろうかと思いましたが、身動きがとれないのでやむなく並んだ。言ってもしょうがないが、アメリカでは、品数が少ない買い物客用の、「エクスプレス・レーン」なる、レジがあります。ですから、黒豆茶1本の客は、「サッ!」とレジを通過することが出来るのですがね。
事件が起きたのは、レジを待つ列でのこと。10kgの米を買おうとしている、推定年齢76歳の爺さまが並んでいた。カゴへ入れた10kgの米が重いので、床に置いた。レジの列は少しずつ動く。爺さまは、なんと、カゴの米を蹴飛ばしながら動いたのです。
米…瑞穂の国日本の主食…「一粒も粗末にするな」「粗末にしたら罰が当たる」…戦中戦後を経験している、食うや食わずで生きてきた…そんな爺さまが、「米を蹴る!」これじゃあ、若年層に、「食べ物を粗末にするな」などと言えません。
追い打ちをかけるように、隣の列にも買い物カゴを蹴りながら移動している爺さまが!
どうなってしまったんだ?!世相を反映しています…。これまで頑張ってきた爺さまたちが、もうどーでもよくなってしまった…。どーでもよくなったが、「品物1点20円引き。5品まで」このチャンスは、欠かせない。無職、無収入で後は死ぬだけ。米を蹴っても罪悪感がなくなった。唯一、「得した感」を得られる週に一度の機会…。