「剣槙」…これって何だと思いますか?人名です(小学5年生男子)。人名にはあまり使われない漢字ですが、何ら問題ないです。常用漢字ですから。人名用漢字は、「日本における戸籍に子の名として記載できる漢字のうち、常用漢字に含まれないもの」
人名用漢字の候補になったが、削除されてしまったものは…「糞」「癌」「屍」「呪」「姦」「怨」「痔」「妾」「蔑」「膿」「腫」「娼」「尻」。
我が子の名前を、「姦太郎」とか「怨子」としたくても出来ないことになっています。え?そんな名前をつける奴はおらんだろう!って?「悪魔くん事件」があったように、是非「尻子」と、名づけたいという人が…いるはずないですね。都市伝説になっていますが、高橋圭三さんが司会をしていた番組の、「珍名さん登場」のコーナーで、「古糞溜糞さん」が登場したというのがあります。
「埼、阪、岡、梨、奈」が常用漢字表に加えられることになりました。晴れて、「埼玉、大阪、岡山、福岡、山梨、奈良」が…市民権ならぬ県民権を得た…。今までは一体何だったんだ?常用漢字って、いったいなんなんだ?
あと、まだ常用漢字になっていないのが、「鷹」。三鷹市の皆さん来年以降に期待してください。
(これまで、岡や埼が常用漢字になかったので)岡山県や埼玉県の学校の先生が「岡」や「埼」という漢字を教室で教える義務なんかなかったのである。こどもたちが「おか山県」「さい玉県」と「まぜ書き」をしても、それを正す権利も責任もない。正規の学校教育と「常用漢字」はどうやら相性がよくないらしいのである(加藤秀俊先生)。
当たり前のことを書いているのですが、「そういわれればそうだよなあ」と納得してしまう。「こども」が、なぜひらがな表記か?この文だけではよく分かりませんが、加藤先生は、音読みには漢字を、訓読みにはひらがなを使う。その理由や表記の方針を読ませていただいたことはあるが…簡単には説明できるようなものではありません。
「障害者か、障碍者か、障がい者か」…文化庁文化審議会の国語分科会で論議されている常用漢字の見直し案で、「碍(がい)」の追加を求める意見や要望が目立っているという。
害を与えないし、害にもなっていない。それなのにどうして「障害者」と表記するんだ!表記は、「障碍者」にしようというわけ。近年、「障がい者」という表記の台頭がめざましい。山形、福島、岐阜、三重、大分、熊本県などの自治体では、担当部署名や広報文の表記を「障がい」に切り替えている。
「障害者」と表記したのは、「碍」が常用漢字ではなかったから。「有害」「害虫」「害毒」など、わるい意味しかない漢字を身体の不自由な人の形容につかうのは失礼千万。やっぱりここは「さまたげ」という意味の「碍」をつかったほうがいい(加藤秀俊先生)。
「碍」は、「碍子(がいし)」ぐらいにしか使われていない…知る人が少なくなってしまいました。今でも、電柱を見上げると、ありますがね…。
運動会の種目に、「障碍物競走」という跳び箱を跳んだり、平均台の上を歩いたり、網をくぐったりの種目がある。この、「障碍物競走」を「障害物競走」と、表記する学校が増えていることについて加藤先生は、「正気の沙汰ではない。跳び箱や平均台にはなにか害があるんですか?」この御意見、超ド級の説得力です。
加藤秀俊先生って何者かって?若い人には馴染みがないでしょうか…かなり昔ですが、京都大学で助手をしていた頃、多くの有名大学からオファーがあった。周囲の心配をよそに全く応じなかった。そのため、「大助手」という異名をとり、一躍有名になった人。そういえばそんな人いたなあ…と思い出される方もおられるでしょう。御存命で、次の誕生日で、80歳になられる(はず…)。経歴も、交友関係も、著書の数も、「ウウッ!」とつまるほど…表現が貧弱でお叱りを受けるかも知れませんが、「凄い人!」です。
私の知識では、「碍」と「害」は、同じ意味だと思うのですが…(加藤先生に反抗する気は毛頭ありません。無知から生じる単純な疑問です)。
この表記の問題、「いじめられていると感じたらいじめなんだ」という、分かったような分からんようないじめの定義に通じるところがあります。また、中心になって騒いでおられる方々の中には、「障がいを持っておられる人のことを本当に考えているのか?」と、疑問に思える人たちもおられます。「点数を稼ぐだけの弱者の味方」…みたいな。
「この表記については、触らない方が障りないでしょう」(これは、シャレ)。
「障害者・障碍者・障がい者」の言い方は、賛否入り乱れているので、廃止するのがよい。「ショウガイ」は、ハンディキャップではないです。「個性」です。ですから、「ショウガイシャ」改め「個性者」とする。「突出した個性を持つ人」としたいところですが、説明的で長すぎるので、「個性者」…。違和感があるって?すぐに慣れますよ。
文化庁文化審議会、その他関係機関に是非お願いします…
1 「障害者・障碍者・障がい者」を廃止し、「個性者」とする。
2 正字体が煩雑でも、略字体を正式な字体としない。中国の簡体字の二の舞は御免だから。
3 漢字検定協会の元役員の親子を国外へ追放する。…漢字を金儲けの手段にし、漢字の名誉を著しく傷つけたから。
人名用漢字の候補になったが、削除されてしまったものは…「糞」「癌」「屍」「呪」「姦」「怨」「痔」「妾」「蔑」「膿」「腫」「娼」「尻」。
我が子の名前を、「姦太郎」とか「怨子」としたくても出来ないことになっています。え?そんな名前をつける奴はおらんだろう!って?「悪魔くん事件」があったように、是非「尻子」と、名づけたいという人が…いるはずないですね。都市伝説になっていますが、高橋圭三さんが司会をしていた番組の、「珍名さん登場」のコーナーで、「古糞溜糞さん」が登場したというのがあります。
「埼、阪、岡、梨、奈」が常用漢字表に加えられることになりました。晴れて、「埼玉、大阪、岡山、福岡、山梨、奈良」が…市民権ならぬ県民権を得た…。今までは一体何だったんだ?常用漢字って、いったいなんなんだ?
あと、まだ常用漢字になっていないのが、「鷹」。三鷹市の皆さん来年以降に期待してください。
(これまで、岡や埼が常用漢字になかったので)岡山県や埼玉県の学校の先生が「岡」や「埼」という漢字を教室で教える義務なんかなかったのである。こどもたちが「おか山県」「さい玉県」と「まぜ書き」をしても、それを正す権利も責任もない。正規の学校教育と「常用漢字」はどうやら相性がよくないらしいのである(加藤秀俊先生)。
当たり前のことを書いているのですが、「そういわれればそうだよなあ」と納得してしまう。「こども」が、なぜひらがな表記か?この文だけではよく分かりませんが、加藤先生は、音読みには漢字を、訓読みにはひらがなを使う。その理由や表記の方針を読ませていただいたことはあるが…簡単には説明できるようなものではありません。
「障害者か、障碍者か、障がい者か」…文化庁文化審議会の国語分科会で論議されている常用漢字の見直し案で、「碍(がい)」の追加を求める意見や要望が目立っているという。
害を与えないし、害にもなっていない。それなのにどうして「障害者」と表記するんだ!表記は、「障碍者」にしようというわけ。近年、「障がい者」という表記の台頭がめざましい。山形、福島、岐阜、三重、大分、熊本県などの自治体では、担当部署名や広報文の表記を「障がい」に切り替えている。
「障害者」と表記したのは、「碍」が常用漢字ではなかったから。「有害」「害虫」「害毒」など、わるい意味しかない漢字を身体の不自由な人の形容につかうのは失礼千万。やっぱりここは「さまたげ」という意味の「碍」をつかったほうがいい(加藤秀俊先生)。
「碍」は、「碍子(がいし)」ぐらいにしか使われていない…知る人が少なくなってしまいました。今でも、電柱を見上げると、ありますがね…。
運動会の種目に、「障碍物競走」という跳び箱を跳んだり、平均台の上を歩いたり、網をくぐったりの種目がある。この、「障碍物競走」を「障害物競走」と、表記する学校が増えていることについて加藤先生は、「正気の沙汰ではない。跳び箱や平均台にはなにか害があるんですか?」この御意見、超ド級の説得力です。
加藤秀俊先生って何者かって?若い人には馴染みがないでしょうか…かなり昔ですが、京都大学で助手をしていた頃、多くの有名大学からオファーがあった。周囲の心配をよそに全く応じなかった。そのため、「大助手」という異名をとり、一躍有名になった人。そういえばそんな人いたなあ…と思い出される方もおられるでしょう。御存命で、次の誕生日で、80歳になられる(はず…)。経歴も、交友関係も、著書の数も、「ウウッ!」とつまるほど…表現が貧弱でお叱りを受けるかも知れませんが、「凄い人!」です。
私の知識では、「碍」と「害」は、同じ意味だと思うのですが…(加藤先生に反抗する気は毛頭ありません。無知から生じる単純な疑問です)。
この表記の問題、「いじめられていると感じたらいじめなんだ」という、分かったような分からんようないじめの定義に通じるところがあります。また、中心になって騒いでおられる方々の中には、「障がいを持っておられる人のことを本当に考えているのか?」と、疑問に思える人たちもおられます。「点数を稼ぐだけの弱者の味方」…みたいな。
「この表記については、触らない方が障りないでしょう」(これは、シャレ)。
「障害者・障碍者・障がい者」の言い方は、賛否入り乱れているので、廃止するのがよい。「ショウガイ」は、ハンディキャップではないです。「個性」です。ですから、「ショウガイシャ」改め「個性者」とする。「突出した個性を持つ人」としたいところですが、説明的で長すぎるので、「個性者」…。違和感があるって?すぐに慣れますよ。
文化庁文化審議会、その他関係機関に是非お願いします…
1 「障害者・障碍者・障がい者」を廃止し、「個性者」とする。
2 正字体が煩雑でも、略字体を正式な字体としない。中国の簡体字の二の舞は御免だから。
3 漢字検定協会の元役員の親子を国外へ追放する。…漢字を金儲けの手段にし、漢字の名誉を著しく傷つけたから。