チチカカ湖の近くに住む、インディオの足の写真を見たことがあります。幼少期から、裸足で土をこねるのが仕事。タライの中に入った土と水とワラを、ツイストという昔流行った踊りのような格好でこねる。来る日も来る日も、10年も30年も。その結果、足は普通の発育をせず、極端に捻れていた。「てん足」も、原理は同じです。人間の体の発育は、植物によく似ているなあと感じます。
藤沢秀行棋士が2か月ほど前にお亡くなりになりました。囲碁のルールを知らない私でも、藤沢秀行さん(しゅうこう先生)のことは、ちょっとだけなら知っている。エピソードにはこと欠かない方…
○ アルコール依存症。
○ 「来る者は拒まず」中国、韓国にも弟子がいる。
○ 胃癌、喉頭癌、前立腺癌…。
○ 多額の借金。首吊り用の枝振りのよい木を探しながら対局場に向かったり…
○ 2時間57分という記録的な大長考したことがある。
○ 愛人宅に住み、3年間自宅へ帰らなかった。このときは、自宅への道すら忘れていたという。
○ 隠し子あり。
○ 競輪場で転倒して骨折(落車したわけではない)。花月園競輪で480万円を手にしたことも。
○ 戒名は「無明居士」。生前に決めていたという…!
自由奔放というか、ハチャメチャというか…こういうと猛烈に怒られるでしょう。御本人のセリフに、「最善手を求めて命を削っているから、借金も女も怖くない」というのがあります。「最善手」だったのです。生き様の全てが最善手。
亡くなったとき「しゅうこう先生」の手を握ったというお弟子さんは…「先生の手は、石を持つ人差し指が小指より短かかった」と、語りました。
練習に次ぐ練習で、人差し指が伸びる暇がなかったのです。血がにじむような努力ではなく、血がにじんで、成長する細胞が摩耗し、指が伸びられなくなるほどの努力をしたわけです。
エジソンは、「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」と、言っています。これは、私の18番の一つ、「努力しても良い結果が出ない方が多い」と似ています。「努力は裏切らない」という人がおられますが、ひらめきがない人がいくら努力しても裏切られっぱなしでしょう。
誤訳されたエジソンの言葉は、「天才は1%のひらめきと99%の汗である」。しゅうこう先生の場合、「100%のひらめきと、人差し指が伸びられほどの努力」。エジソンが認める天才でした…。
藤沢秀行棋士が2か月ほど前にお亡くなりになりました。囲碁のルールを知らない私でも、藤沢秀行さん(しゅうこう先生)のことは、ちょっとだけなら知っている。エピソードにはこと欠かない方…
○ アルコール依存症。
○ 「来る者は拒まず」中国、韓国にも弟子がいる。
○ 胃癌、喉頭癌、前立腺癌…。
○ 多額の借金。首吊り用の枝振りのよい木を探しながら対局場に向かったり…
○ 2時間57分という記録的な大長考したことがある。
○ 愛人宅に住み、3年間自宅へ帰らなかった。このときは、自宅への道すら忘れていたという。
○ 隠し子あり。
○ 競輪場で転倒して骨折(落車したわけではない)。花月園競輪で480万円を手にしたことも。
○ 戒名は「無明居士」。生前に決めていたという…!
自由奔放というか、ハチャメチャというか…こういうと猛烈に怒られるでしょう。御本人のセリフに、「最善手を求めて命を削っているから、借金も女も怖くない」というのがあります。「最善手」だったのです。生き様の全てが最善手。
亡くなったとき「しゅうこう先生」の手を握ったというお弟子さんは…「先生の手は、石を持つ人差し指が小指より短かかった」と、語りました。
練習に次ぐ練習で、人差し指が伸びる暇がなかったのです。血がにじむような努力ではなく、血がにじんで、成長する細胞が摩耗し、指が伸びられなくなるほどの努力をしたわけです。
エジソンは、「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」と、言っています。これは、私の18番の一つ、「努力しても良い結果が出ない方が多い」と似ています。「努力は裏切らない」という人がおられますが、ひらめきがない人がいくら努力しても裏切られっぱなしでしょう。
誤訳されたエジソンの言葉は、「天才は1%のひらめきと99%の汗である」。しゅうこう先生の場合、「100%のひらめきと、人差し指が伸びられほどの努力」。エジソンが認める天才でした…。