オイルピークという言葉が数年前に流行った。その前に、「石油枯渇論」があった。同じような中身と思われがちだが、少々違う。石油枯渇論は、「なくなってしまうよー」というもの。(注意しなければならないのは、「石油の枯渇はありえない」とする論も、石油枯渇論ということ。色々なことを言う人がいるのです)
オイルピークは、「(石油資源が底をつくのではなく)低コストで生産できる油井が減り、生産が峠を越すピークがあるとの主張(ハバート:米国の地質学者)」
では、ハバートさんのおっしゃるオイルピークっていつ?これが、2010年…。つまり、今年。この頃じわりじわりとガソリンが値上がりしている理由が分かりました。当分の間は多少の上下があるでしょうが、大幅な値下がりは期待できないということです。
「おいおい、今のガソリンの高騰は、オイルピークとは無関係だろう」って?ハイハイ実は、現在の値上がりは、オイルピークの影響ではありません。投機家が、お金が余っているものだから市場に参入し、どんどん上げているのです。リーマンショックの時も、「1バレル147ドル」までつりあげました。その結果、原油バブルが崩壊して、金融市場にまで波及しました。このことが、世界的な金融危機をもたらす一因となりました。取り締まれない…。この部分だけを見ると、お金持ち(投機家)が地球を支配しているってことです。
投機家にとっては、石油生産が峠を越えても、どうだっていいことでしょう。「合法的に楽しんでいるんだ。文句あっか、こら!ザコはスッコンでろ」でんだから。一般人類(世界的視野で、人類と表現しました…)にとってこれら投機家は、トイレのスリッパで叩いてやりたい存在です。
オバマ大統領は、「グリーンニューディール政策」を打ち出したわけですが、オイルピークが頭にあったでしょう。米国が輸入原油の依存を抑え、エネルギー自立を目指さなければならないところへ来ているとの認識からです。
(温暖化政策は横に置いておいて)オイルピークにかかわり、ヨーロッパの立場は危うい…。ヨーロッパとロシアを結ぶパイプラインが文字通り生命線。再生可能エネルギーが拡大していかない限り、エネルギー資源をロシアの天然ガスに依存する割合が(これからの数十年間は)ますます高まっていく。なのに昨年、ロシアとウクライナのガス価格交渉のこじれで、ロシアからのガス供給が停止する事態が起こった。
こりゃ大変だと、ドイツとフランスが、「北アフリカに太陽熱や太陽光の発電ネットワーク建設」を考えた。イギリスは、「海上風力発電所の建設」を考えた。この先大変だけど、やらなければならない。
それにしても、膨大な予算を必要とする…大変なんだよなー…ロシアでガスを安定供給してくれるといいのだが…そんな矢先に、ウクライナに親ロシア政権が誕生。あの、下高井戸にあった新京亭のギョウザみたいなヘアスタイルの女性が大統領に…。(この政権交代の陰にロシアがなんらかの工作を下でしょう)親ロシア政権により、パイプラインは止められるような事態は起こらないでしょう。しかし、傀儡ウクライナ政権ですから、ガスの価格がどうなるか…。ヨーロッパの「困り度」はかなり高い。生命線のパイプが詰まったら脳梗塞、心筋梗塞ですから。北アフリカの太陽光やら、海上風力発電の構想を急ピッチで進めた方がいい。だけど、ギリシャがズッコケて…ヨーロッパがヨタヨタ…。アイスランドは爆発するし…。
中国は…温暖化ガス排出で苦戦を強いられることにはなっている。エネルギー効率改善や再生可能エネルギーの大量導入などで、2020年までに、40%~45%の削減を掲げている。これは、オイルピーク対策としても、低炭素化で頑張るという点でいいと思う。もっともすでに、世界中からエネルギーを買い漁っていますから。したたかだと思います。
さて、肝腎の日本ですが…温暖化ガスの排出削減では、ドーンと世界へ打ち出した。しかし、オイルピークに関わる対策はどーなっているのか?見えてこない…。「普天間問題」「参院選」では、自動車は動かないし、御飯も炊けません。
「ピークは過ぎても石油はある。値上がりしても金持ちはガソリンを買える。貧乏人は、車に乗るな」ってこと?「貧乏人は、冬に石油ストーブのような贅沢なモノ使わなければいいだろう」ってこと?「国民のため」の連呼はどうなったの?
バイオ燃料の開発に予算を付けただろう!知らんのか?勉強してから文句を言えってことかな…?びっくりしたなあもう(古ッ!)。アメリカに比べたら、ゼロみたいなもんです。アメリカ政府は、個人にさえもバイオエネルギー(今注目されているのが、藻からエネルギーを摂る)研究の予算をたっぷり付けています。まさか、バイオエネルギーもアメリカから買えばよいって?科学技術立国日本はどこへ行くの?
IEA(国際エネルギー機関)は、「2010~2020年に石油の需要逼迫時代が来るかもしれない」という予想を立てているのです・・・。
オイルピークは、「(石油資源が底をつくのではなく)低コストで生産できる油井が減り、生産が峠を越すピークがあるとの主張(ハバート:米国の地質学者)」
では、ハバートさんのおっしゃるオイルピークっていつ?これが、2010年…。つまり、今年。この頃じわりじわりとガソリンが値上がりしている理由が分かりました。当分の間は多少の上下があるでしょうが、大幅な値下がりは期待できないということです。
「おいおい、今のガソリンの高騰は、オイルピークとは無関係だろう」って?ハイハイ実は、現在の値上がりは、オイルピークの影響ではありません。投機家が、お金が余っているものだから市場に参入し、どんどん上げているのです。リーマンショックの時も、「1バレル147ドル」までつりあげました。その結果、原油バブルが崩壊して、金融市場にまで波及しました。このことが、世界的な金融危機をもたらす一因となりました。取り締まれない…。この部分だけを見ると、お金持ち(投機家)が地球を支配しているってことです。
投機家にとっては、石油生産が峠を越えても、どうだっていいことでしょう。「合法的に楽しんでいるんだ。文句あっか、こら!ザコはスッコンでろ」でんだから。一般人類(世界的視野で、人類と表現しました…)にとってこれら投機家は、トイレのスリッパで叩いてやりたい存在です。
オバマ大統領は、「グリーンニューディール政策」を打ち出したわけですが、オイルピークが頭にあったでしょう。米国が輸入原油の依存を抑え、エネルギー自立を目指さなければならないところへ来ているとの認識からです。
(温暖化政策は横に置いておいて)オイルピークにかかわり、ヨーロッパの立場は危うい…。ヨーロッパとロシアを結ぶパイプラインが文字通り生命線。再生可能エネルギーが拡大していかない限り、エネルギー資源をロシアの天然ガスに依存する割合が(これからの数十年間は)ますます高まっていく。なのに昨年、ロシアとウクライナのガス価格交渉のこじれで、ロシアからのガス供給が停止する事態が起こった。
こりゃ大変だと、ドイツとフランスが、「北アフリカに太陽熱や太陽光の発電ネットワーク建設」を考えた。イギリスは、「海上風力発電所の建設」を考えた。この先大変だけど、やらなければならない。
それにしても、膨大な予算を必要とする…大変なんだよなー…ロシアでガスを安定供給してくれるといいのだが…そんな矢先に、ウクライナに親ロシア政権が誕生。あの、下高井戸にあった新京亭のギョウザみたいなヘアスタイルの女性が大統領に…。(この政権交代の陰にロシアがなんらかの工作を下でしょう)親ロシア政権により、パイプラインは止められるような事態は起こらないでしょう。しかし、傀儡ウクライナ政権ですから、ガスの価格がどうなるか…。ヨーロッパの「困り度」はかなり高い。生命線のパイプが詰まったら脳梗塞、心筋梗塞ですから。北アフリカの太陽光やら、海上風力発電の構想を急ピッチで進めた方がいい。だけど、ギリシャがズッコケて…ヨーロッパがヨタヨタ…。アイスランドは爆発するし…。
中国は…温暖化ガス排出で苦戦を強いられることにはなっている。エネルギー効率改善や再生可能エネルギーの大量導入などで、2020年までに、40%~45%の削減を掲げている。これは、オイルピーク対策としても、低炭素化で頑張るという点でいいと思う。もっともすでに、世界中からエネルギーを買い漁っていますから。したたかだと思います。
さて、肝腎の日本ですが…温暖化ガスの排出削減では、ドーンと世界へ打ち出した。しかし、オイルピークに関わる対策はどーなっているのか?見えてこない…。「普天間問題」「参院選」では、自動車は動かないし、御飯も炊けません。
「ピークは過ぎても石油はある。値上がりしても金持ちはガソリンを買える。貧乏人は、車に乗るな」ってこと?「貧乏人は、冬に石油ストーブのような贅沢なモノ使わなければいいだろう」ってこと?「国民のため」の連呼はどうなったの?
バイオ燃料の開発に予算を付けただろう!知らんのか?勉強してから文句を言えってことかな…?びっくりしたなあもう(古ッ!)。アメリカに比べたら、ゼロみたいなもんです。アメリカ政府は、個人にさえもバイオエネルギー(今注目されているのが、藻からエネルギーを摂る)研究の予算をたっぷり付けています。まさか、バイオエネルギーもアメリカから買えばよいって?科学技術立国日本はどこへ行くの?
IEA(国際エネルギー機関)は、「2010~2020年に石油の需要逼迫時代が来るかもしれない」という予想を立てているのです・・・。