アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

正しい顔面平手打ちの仕方…

2010年04月24日 | Weblog
 体罰はダメダよと主張したばかり…。また、感情的な体罰が明るみに出ました。20歳代の男性教諭が、5年生の男児を平手打ちして両耳の鼓膜を破る大けがを負わせていたという。

 体罰は、法令等で禁止されている。そして、前回(4月15日の「恨みしか残らない体罰」で)主張したように、「体罰により、児童生徒を言いなりにさせるのは、教員でなくても出来る。暴力団でも、青年団でも、パチンコで負けてイライラしている爺さまでも…誰でもできること。体罰なしで、児童生徒をきちんと指導できてこそ教員。教員の皆様には、体罰という言葉とは無縁の教育ができる教員(このような教員を、「教師」と呼ぶ)になっていただきたい」。体罰は、絶対にやめていただきたい。

 昨夏、「体罰を考えるシンポジウム」が東京で開催された。
 石原慎太郎さんは・・・「親こそが子供の教育の最高責任者」と。「いまだめなのは子供でなく若い親、若い教員」…だから「子供に我慢させることができない」そのことが体罰を誘発する…という御意見でした。
櫻井よし子さんは・・・「家庭のしつけなど日常生活の中で鍛錬の機会が減っている。先生も生徒も平等。お父さんは友達のようで物わかりがいい。敗北に直面したときいかに立ち向かうか、乗り越えるか教えていない」と指摘。
 石原さんも、櫻井さんも、「体罰の背景に、子供を育てるという意識の低い親と未熟な教員がいる」という主張。体罰容認ではないが、絶対反対でもなかった。

 佐山サトルさん(初代タイガーマスク)は・・・「体罰は礼儀作法を守り、困っている人がいたら助けるなど本当に強い人間をつくることにつながる」。 アレアレ、こうなると体罰礼讃。授業なんかやらずに、朝から体罰をしていると素晴らしい人間が出来る…らしい。
 村松英子さん(女優)は・・・「怒りのはけ口としての体罰は憎む。親、大人、私たちが子供たち以上に堪える覚悟で」…一番まともな意見だったと思う。さすが、村松剛さんの妹、三島由紀夫の弟子!
 田久保忠衛さん(外交評論家)は・・・「学校教育法を『体罰を加えることができる』と書き換えるべき。戦後、社会全体がゆるんでいる。こういうとき体罰が必要」と…。田久保さん…最近マスメディアに顔を出しませんから、知名度は薄れています。「新しい歴史教科書をつくる会」の顧問。「右翼だ」という人がおりますが、私は、「リベラルな人」だと思います。体罰が必要という論には賛成できませんが。

 主張は、主張ですから文句は言いませんけど。田久保さんを除いた皆さんは、体罰を与えたことも、受けたこともないんじゃないか?実際に受けたら、「恨みしか残らない」と言うことが解ると思います。田久保さんはどうなんだって?あの方は別格ですから。
 まあ、私とは反対に、体罰をそれほど嫌わない人もおられるということでしょうか。
 ですが、「元気に登校した我が子が、両耳の鼓膜を破られて帰宅する。加害者は先生」…これは、親のしつけがなってないという問題ではないでしょう。

 なお、鼓膜破り教員へ指導したい。ホホ(ほっぺた)を平手打ちするときは、必ず、下45度から、上へ向かって打つこと。水平に打ってしまうと鼓膜が破れるのです。簡単に破れますから。そんなことも知らずに、人を叩いてはいけません。まして、小学5年生を!(おっと、そうゆう問題じゃないですね。はい)