ホッキ貝を開く(殻をこじ開けて身を取り出す)よう家内に命じられ、金属製のヘラ(貝を開く道具)を駆使して頑張った。ホッキ貝は強いです!手こずりました。ようやくこじ開けたところへ指を入れたら反撃され、指をもぎ取られるような痛さだった。それもそのはず、貝柱(閉殻筋)が2本ある(二枚貝で貝柱が2つあるのは特に珍しくない)。殻も固く、力も強い貝です…。
魚屋さんから、「青柳(アオヤギ)いらんかー」と、連絡が。貝はどれでも美味しいのですが、旬の青柳はまた格別(身を全部食べてもいいのですが、貝が砂を噛んでいるのでジャリジャリします)。
魚屋さんは物知りなので、「青柳は、バカ貝ともいうんだ。殻がしっかりと閉まらないから、いつも赤黄色い足(斧足:ふそく)を舌のようにベロリと出している。バカみたいだべ。だからバカ貝っていうんだ」
バカ貝について、この魚屋さんの説に補足があります。そもそも、「青柳」は地名(千葉県市原市にあった)。青柳でバカガイが捕れた。貝殻から外して、砂のジャリジャリ部分をきれいにした身のことを「青柳」というのが正しい。
バカガイ科バカガイ属なので、「バカガイ」。問題は、そんな不名誉な名前がどうしてついたかです。諸説ありまして…
1 (魚屋さんの言うとおり)いつもだらしなく舌を出してバカみたいだから。
2 バカみたいにたくさん捕れるから。
3 貝殻が薄くて壊れやすいから。
どれもそれらしい。もう一つあります。漁師さんから直接聴取したものです。
バカガイは、斧足が特徴。外敵から身を守るためにその発達した斧足が威力を発揮する。砂に潜るのが速いのです。また、貝のくせに、斧足を使ってジャンプも出来る。ジャンプする貝は、日本近海では珍しい。それなのになぜバカといわれるか?
外敵から逃げ切れないときに、貝殻を固く閉じるのだが、斧足を出したまま閉じる。その結果、自分の貝殻を閉じる力で、自分の斧足を切ってしまう。(ホッキ貝同様、閉殻筋が2つあるので強い)だから「バカガイ」。
この説も、諸説の一つにしか扱われないでしょう。本当に、身を守るために自分の斧足を噛み切るとしたら…本末転倒どころか本末切断です。
魚屋さんから、「青柳(アオヤギ)いらんかー」と、連絡が。貝はどれでも美味しいのですが、旬の青柳はまた格別(身を全部食べてもいいのですが、貝が砂を噛んでいるのでジャリジャリします)。
魚屋さんは物知りなので、「青柳は、バカ貝ともいうんだ。殻がしっかりと閉まらないから、いつも赤黄色い足(斧足:ふそく)を舌のようにベロリと出している。バカみたいだべ。だからバカ貝っていうんだ」
バカ貝について、この魚屋さんの説に補足があります。そもそも、「青柳」は地名(千葉県市原市にあった)。青柳でバカガイが捕れた。貝殻から外して、砂のジャリジャリ部分をきれいにした身のことを「青柳」というのが正しい。
バカガイ科バカガイ属なので、「バカガイ」。問題は、そんな不名誉な名前がどうしてついたかです。諸説ありまして…
1 (魚屋さんの言うとおり)いつもだらしなく舌を出してバカみたいだから。
2 バカみたいにたくさん捕れるから。
3 貝殻が薄くて壊れやすいから。
どれもそれらしい。もう一つあります。漁師さんから直接聴取したものです。
バカガイは、斧足が特徴。外敵から身を守るためにその発達した斧足が威力を発揮する。砂に潜るのが速いのです。また、貝のくせに、斧足を使ってジャンプも出来る。ジャンプする貝は、日本近海では珍しい。それなのになぜバカといわれるか?
外敵から逃げ切れないときに、貝殻を固く閉じるのだが、斧足を出したまま閉じる。その結果、自分の貝殻を閉じる力で、自分の斧足を切ってしまう。(ホッキ貝同様、閉殻筋が2つあるので強い)だから「バカガイ」。
この説も、諸説の一つにしか扱われないでしょう。本当に、身を守るために自分の斧足を噛み切るとしたら…本末転倒どころか本末切断です。