アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

競争至上主義はいいが…競争にそぐわないものも…あるわなあ…    

2010年04月08日 | Weblog
 日本スケート連盟が、「4年後のソチ五輪時に30歳となる選手は、来季から強化指定を外す」という。若手重視の方針なのだそう…。
 若手が伸びてこないから、岡崎朋美さんやら田畑真紀さんやら…四捨五入すると40歳になる選手に頼らなければならなかった。30歳という年齢制限を設けると若手が伸びるの?なんか変だなあ?バンクーバー男子500で銀メダルの長島圭一郎さんも、現在27歳だから…強化指定外…。大丈夫かなあ?

 「アンダー30VSオーバー30」という、リンクとは別の競争が勃発してくるわけです。

 ギネスにも年齢がらみの競争もどきがあります。
 ホー・ピンピンさんが急死した。中国人のピンピンさんは身長73cmで、ギネス・ワールド・レコーズが認める「世界一身長が低い人」でした。ピンピンしていたピンピンさん亡きあと、誰が「世界最小」に認定されるか?最有力なのは、ネパール人のカジェンドラ・タパマガールさん(以下、タパさん)。タパさんは、身長56cm。「そ、それなら、ピンピンさんより小さかっただろう!ギネスはどうして認めなかったんだ?」という疑問がでてきます。実際、タパさんはギネスに、「世界で最も背の低い男として認めてよ!」と申請していました(4年前の14歳の時)。では、なぜギネスが拒否してきたか?

 「まだ、14歳だろう。身長は、これからも伸びるだろうから今は認定できないよ」
 そうなんです。ギネスがエントリーに関わる年齢制限を示していなかったからこのようなことが起こったわけです。日本スケート連盟なら、スパッと年齢を決めたのでしょうけどね。

 年齢制限が曖昧名のだから、生まれたばかりの赤ちゃんを、「世界最小」としてエントリーするのもおもしろい。当然、「これから伸びるだろう!フザケナイデヨ」といわれるでしょうけど。
 ピンピンさんが亡くなられたので、さすがのギネスもタパさんを「世界最小」と認定するでしょう。

 世界最高身長のほうは、年齢は関係ないので問題はないだろう…と、思いきや…ギネスが新ルールを設定した。
 <ギネスの世界最高身長エントリーへの新ルール>
 「立位(りつい:早い話が、立った姿勢)と仰臥位(ぎょうがい:早い話が、あおむけに寝ている姿勢)での身長測定を1日に6回受けなければならない」

 スピードスケートなどは、100分の1秒を争う。…世界一の身長は誰かなのだから、100分の1ミリメートルを争うわけで…。
 そのうちに、「立位の部のチャンピオン」と、「仰臥位の部のチャンピオン」が出現しそうです。
ギネス認定、「世界一背の高い人間(2010年)」は…「スルタンさん(トルコ)・247センチメートル」
 今回のギネスでは認定されなかったが、スタドニクさん(ウクライナ)は、257センチメートル。えーっ!10センチメートルも背が高いのに世界一じゃないの?
 スタさん、ドジを踏んだのです。ギネスの新ルールに従わなかった(立位と仰臥位での身長測定を1日に6回やらなかったぁ)。ルールは守らなければね。