アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

雪が降れば泥棒が楽に仕事をできる

2011年01月25日 | Weblog
 たった4日間家を空けただけなのですが…80センチの積雪。道路から我が家の玄関まで雪中行軍しなければなりませんでした。遊び歩いているツケでしょうか?新聞配達の人と、郵便配達の人が歩いたと思われる跡がかすかにみられました。申し訳ないことをしたとは思いますが、しょうがないです。4日間だけ新聞を止めてもらったり、郵便物を止めてもらうのはむしろ面倒が増幅される結果になったでしょう。ですから、雪を漕いで配達してもらうのが「the bestest」かと。え?英文法を知らないのかって?誇張表現ですから文法にこだわってはおられないのです。

 人間の死に方に、良い死に方も悪い死に方もないのでしょうが、「豪雪で死んでしまう」…これは、できれば回避させていただきたいです。「雪」は融けて無くなるものです。そんな、得体の知れないものに係わって命を落としたくない。
 単身赴任のバカなオヤジが、水道管を凍結させた。業者に解凍してもらうには5,000円かかる。バカなオヤジは、その5,000円が惜しくて凍結のまま放置。やがて本管まで凍結し、近所の数世帯が「もらい凍結」。本管が破裂して、貧乏町が予備費で真冬に水道管敷設工事をしなければならなかったという事件がありました。当のバカの言い分は、「だまってても、春になったら融ける。5,000円もかけて融かすのはバカ」(…バカはオマエだ!)。そのバカオヤジ、生活用水はどうしていたか?職場で済ませていた…!便宜供与で逮捕するぞ、ホント。近所の人の反応は?「ぶっ殺す」と、おっしゃられていた方も。(結局、殺人事件は起こらなかった)

 この冬の雪による死者は、50人を超える勢い。屋根の雪は、「春になったら融ける」などと言っていられない。家が潰れてしまっては暮らしていけない。ただ、屋根の雪下ろしで、転落したり、落ちた雪に埋もれて命を失っては…。
 その昔、「大雪による死者」って、めずらしかったのではないか?現代はどうしてこれほど多いのか?
 高齢化社会ということか?地方自治体は、緊急事態として、「屋根の雪下ろしには命綱をつけろ」「2人以上で作業せよ」と呼び掛けている。これらって、悪意ではないのでしょうが、アリバイ作りとしか思えない。言葉はきれいですがね。独居老人は、命綱をどうやって入手するの?雪をかき分けてコンビニにたどり着いたって、命綱は売っていません。「ツナソーセージ」なら売っているが、それでは、雪下ろしの役に立たない。
 2人以上で作業せよとはいうが、独居だから1人なのでして…。
 絶対に言わないでいただきたいセリフは、「ほーら、命綱を付けていなかったから…」「それみろ、1人で作業していたから…」「我々の注意を無視したから事故に遭った…」

 本当にやる気のある自治体ならば、全職員が出動態勢をとり、要請が来たら役所仕事をほったらかして除雪にあたる。このぐらいの覚悟で臨んでほしいね。

 家の前の積雪が80センチ。4日間、人の気配がない…中で何かが起こっているのでは?と、心配するシステムも必要かなあと思いました。かといって、「留守にします」と届けると、泥棒が楽々仕事をすることにつながる…?豪雪による負の効果…とうとう、泥棒の心配までしなければならないところまできました。春になれば融ける…