アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

居候はイタ公…潮来の伊太郎ではなくてさぁ…

2011年01月26日 | Weblog
 昨年、大枚を叩いて、「コンポーザー」なる物を買いました。畑に穴を掘って、コンポーザーを設置し、生ゴミを入れる。生ゴミ発酵剤を入れておくこと3か月、上質の肥料ができあがる。
 暮れに(雪が降る前に)深い穴を掘り、コンポを設置。冬の間も、生ゴミ肥料を作ろうという賢い作戦。(自分で賢いって言うなってか?)

 ところが…人間には気づかない生ゴミの臭いに、動物たちが集まるようになってきた。動物って素晴らしいです!
 第一に、「(ドブ)ネズミ」…コイツは、地中からもトンネルを作ってやってくる。
 第二に、野良猫。なぜか、丸々と太っている?だったら、我が家の生ゴミを狙わなくても良いの思うのだが。野良猫なのに野次馬らしい。
 第三に、キツネ。我が家は、町の真ん中です。一体どこから来たのか?そのあたりも興味あるところです。猫もキツネも、穴を掘ってコンポの中へ潜り込んで生ゴミを食べることはできない。単に、パトロールのみ。毎日、律儀にパトロールしてくれます。

 そしてある日、第四の刺客が!町の中にある我が家、近くに山などない…それなのに、なんと出現したのは、「イタチ」。白い冬毛に覆われている。何とも愛くるしい。目が合っても、「あっ、カッコイイおじさん、そこに居たの!?」という感じで、逃げない…。
 ネズミが掘った穴を、自分のサイズに拡張してあり、とっとと生ゴミの穴へ入って行った。イタチは、頭が入る穴があれば、体ごとすり抜けることができる。頭の骨が可動式というか、頭の形状を変形できる(軟式庭球のボールだと思えばよいかも)。「ええっ!こんな隙間にイタチが入ることが出来るの!?」ということがままある。

 放屁するだろうって?過去に何度もイタチと遭遇している。10数年前に住んでいた所では、家の中にイタチが入り捕獲作戦に出たこともあった。茶だんすの陰に入ったイタチを棒で突いたら、その棒を両手でキャッチしてかじりついた。押し合い、引き合いになったが、野生の力の強さには驚きました。そのような状況になっても、放屁しませんでした。(実際は、腸内のガスではない。いわゆる「屁」ではないということ。記述上面倒なので屁としておきますが)イタチが放屁するのは、敵から命からがら逃れる場合です。スカンク等と同様に、威嚇のためでなく、恐怖のため臭いを出すのです。時も場所も考えずに放屁するわけではありません。

 で…、そのイタチですが、なんと我が家のベランダの下をねぐらにしてしまいました。真冬でも温かいし、食料が保証されている!遠征に出かけることもあるが、いつの間にか戻っている。
 そのうち、家族ごと越してくるのではないかと…楽しみです。老人の冬ごもり生活に、潤いを与えてくれている…。同じ屋根の下で、イタチと暮らす人って、日本中探しても…それほど多くはないんじゃないかなあ。新たな自慢かって?…ま、まあ…自慢です。