東洋大学、象徴は駅伝の柏原選手だけじゃない。「現代学生百人一首」もおもしろい。え?まだまだ特徴がたくさんあるって?そりゃあそうでしょうが、田舎のオヤジにとって、東洋大学といえば、柏原選手と、現代学生百人一首なのです。早稲田といえば斎藤祐樹。青山学院といえば蓮舫。東工大といえば菅直人。タイガーマスクは、伊達直人。この度の菅再改造内閣の大臣の出身校が実に様々。「閣僚=東大卒」という鉄の枠をぶっ壊しました。高校卒の大臣も出ました。この功績は大きいかも。え?出身校と政治は関係ないだろうって?政治をしていないから出身校の話題を出したのです。どこの世界に、1,000兆円の借金を抱える政治がありますか!
閑話休題。第24回東洋大学「現代学生百人一首」入選作品100首が発表になりました。6万を超える応募の中から選ばれた100首。どれも素晴らしい。日本の中高生…世の中をよく観ています。そして、「心」があります。良かった良かった。
<家族愛>
家を出た兄が残した壁の穴見つめる母はどこか寂しげ
(千葉県高校1年 鶴さん)
「よく来たな」スイカつくって待っていたじいちゃんのいない初めての夏
(北海道中学校1年 木さん)
たばこ税もっと値上がりして欲しいそしたらきっと父も長生き
(東京都高校3年 梨子田さん)
この手から言えぬ想いが伝われと寝たきりの父にそっとふれる
(北海道高校2年 佐藤さん)
風鈴の音色流れる縁側で祖母が私に寄り添い眠る
(香川県高校3年 久保さん)
和裁の道迷う背中を押したのはたんすで眠る母の反物
(東京都高校3年 田ノ倉さん)
祖父からの一行だけの手紙受け初めて気付く字の温かさ
(奈良県高校1年 松村さん)
中高生が、家族の絆を大切に考えている。そうでない中高生もいるだろうって?言葉に表せないだけで、皆、家族を思っている…作品を見るとそう思えます。安心しました。
<「頑張れ」にかかわって>
先生がニコっとして言う「がんばるな」私の中で「がんばれ」になる
(北海道高校3年 久島さん)
苦しいという相談メールにがんばってと返信したこと後悔してる
(埼玉県高校1年 中路さん)
「頑張って」背中に掛かるその言葉時に重荷に時に翼に
(東京都高校1年 河合さん)
高校生は、「頑張れ」に敏感であることが分かります。久島さんの先生は、「がんばるな」と、おっしゃるらしい。生徒の受け取り方を考慮してのことでしょう。しかし、言われた久島さんには、「がんばれ」と、聞こえる。だったら、先生ははじめから、「がんばれ」でよかったのかな。このあたりが、薄皮が張ってきた火傷の跡みたいなもので、取り扱い要注意。
中路さんは、苦しいんでいる人に「がんばって」と、書き送ったことを後悔している。河合さんは、「頑張ってが、時には翼」…こう考える若者もいる。
<就職環境の深刻化>
二文字見てまさかでるとは思わない採用の字が涙でにじむ
(岩手県高校3年 野口さん)
泣きながら内定決まり一番に電話したのは大切な祖母
(千葉県高校3年 猪尾さん)
温暖化結局熱くなるのなら融かして欲しい就職氷河
(大阪府高校2年 寺石さん)
3年生の2人は、就職が内定して良かった…。
閑話休題。第24回東洋大学「現代学生百人一首」入選作品100首が発表になりました。6万を超える応募の中から選ばれた100首。どれも素晴らしい。日本の中高生…世の中をよく観ています。そして、「心」があります。良かった良かった。
<家族愛>
家を出た兄が残した壁の穴見つめる母はどこか寂しげ
(千葉県高校1年 鶴さん)
「よく来たな」スイカつくって待っていたじいちゃんのいない初めての夏
(北海道中学校1年 木さん)
たばこ税もっと値上がりして欲しいそしたらきっと父も長生き
(東京都高校3年 梨子田さん)
この手から言えぬ想いが伝われと寝たきりの父にそっとふれる
(北海道高校2年 佐藤さん)
風鈴の音色流れる縁側で祖母が私に寄り添い眠る
(香川県高校3年 久保さん)
和裁の道迷う背中を押したのはたんすで眠る母の反物
(東京都高校3年 田ノ倉さん)
祖父からの一行だけの手紙受け初めて気付く字の温かさ
(奈良県高校1年 松村さん)
中高生が、家族の絆を大切に考えている。そうでない中高生もいるだろうって?言葉に表せないだけで、皆、家族を思っている…作品を見るとそう思えます。安心しました。
<「頑張れ」にかかわって>
先生がニコっとして言う「がんばるな」私の中で「がんばれ」になる
(北海道高校3年 久島さん)
苦しいという相談メールにがんばってと返信したこと後悔してる
(埼玉県高校1年 中路さん)
「頑張って」背中に掛かるその言葉時に重荷に時に翼に
(東京都高校1年 河合さん)
高校生は、「頑張れ」に敏感であることが分かります。久島さんの先生は、「がんばるな」と、おっしゃるらしい。生徒の受け取り方を考慮してのことでしょう。しかし、言われた久島さんには、「がんばれ」と、聞こえる。だったら、先生ははじめから、「がんばれ」でよかったのかな。このあたりが、薄皮が張ってきた火傷の跡みたいなもので、取り扱い要注意。
中路さんは、苦しいんでいる人に「がんばって」と、書き送ったことを後悔している。河合さんは、「頑張ってが、時には翼」…こう考える若者もいる。
<就職環境の深刻化>
二文字見てまさかでるとは思わない採用の字が涙でにじむ
(岩手県高校3年 野口さん)
泣きながら内定決まり一番に電話したのは大切な祖母
(千葉県高校3年 猪尾さん)
温暖化結局熱くなるのなら融かして欲しい就職氷河
(大阪府高校2年 寺石さん)
3年生の2人は、就職が内定して良かった…。