56の国や地域が、この度の東日本大震災への支援を申し入れてきている。韓国と、シンガポールの救助犬チームは、すでに日本へ来ている。アメリカイギリスの救助隊は今日到着。その他、続々と到着予定。ありがたいことです。対応の速さがありがたい…!同盟国アメリカ合衆国政府は、空母派遣をいち早く決定しておりました。オバマ大統領も、「即!」激励の言葉を送ってくれている。
中国の緊急救助チームもすでに準備完了し、出発命令を待っている。
「抗日の旗手」のような中国インターネットは、どんな反応をしているか気になるところ。
案の定、「小日本ザマアミロ」のような、日本の災害を喜ぶコメントが。ところが、そのようなコメントへの批判が!批判がどんどん増えて、いまや、「日本の災害を喜ぶ=中国人の恥」が一般的。中国が変わりつつある。
さらに、「四川大地震のときに日本は支援してくれた。今回は中国の番だ」「かんばれ、日本人」「みんなで力を合わせて天災に打ち勝とう」…泣けてきます。
独裁政権崩壊…チュニジア、エジプト、バーレーン…。リビアは泥沼ですが、もう先が見えている。イエメンだってスーダンだって…。
では、中国はどうか?温家宝首相は、全国人民代表大会(全人代=国会)で行った「政府活動報告」で、2011年の最優先課題に「物価水準の安定」を挙げ、急速に進むインフレ抑制に全力を尽くす姿勢を鮮明にした。
独裁政権を相次ぎ崩壊させた中東・北アフリカの民衆デモが、生活苦を招いたインフレに端を発したことを強く意識していました。
私の予想では、中国の民主化運動は、国を動かすまでにならない。つまり、中東諸国のようなことにはならないと考えます。
中国は、通称「グレート・ファイアウォール」と呼ばれる強力な検閲システムを使い、「ジャスミン」という言葉を国内のミニブログサイトから排除しました。また、警察による徹底した反政府行動の抑え込みやメディア統制をしています。民主化運動は、警察の前にあえなくしぼみます。
もっとも、不安材料がないわけでもない。グーグルは、中国当局の厳しい検閲に反発し、早々に撤退しました。これで肩の荷が下りたのですが、フェイスブックが香港に事務所を開設した。また、中国のソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のレンレンがなにやら動きを見せている(米国で新規株式公開を計画)。でも、現体制は維持されるでしょう。取り締まりが半端じゃないから。
加藤嘉一さんが、日経ビジネスオンラインに、「中国の学生が民主化を目指すと、彼の身に何が起こるのか?」ということで、予想される姿を書いている部分があります。
北京大学3年生のO君が、中国を民主化するきっかけをつくるため、ブログを開設。常識を覆す、度肝を抜くような文章で、メディア・世論に関心を持たれた。これで、民主化を求める多くの同志たちに影響力を与えられるぞと考えた矢先…。世論操作・情報統制を担当する中国共産党中央宣伝部の監視員にみつかる。ブログはブロックされ、アクセスできなくなる。やがて、国家安全部がO君の元を訪れ、身柄を拘束。自宅で無期の軟禁生活をするハメになってしまった。
O君は、北京大学で抜群の成績、民主化運動をせずにエリート街道を歩んでいれば、間違いなく共産党幹部、あるいは、国営・外資を問わず、有力企業に招かれるはずであった。
O君は、民主化への希望を捨てきれず、情熱を抑えきれず、自らアクションを取ったことで、結果的に、自らの一生を棒に振ってしまった。王君の生き様を見た周囲の学生は、自分がそうならないように、慎重に行動するようになった。
と、いうわけで、中国では民主化運動は…大事にならない。
「胡錦濤-温家宝体制」もあと残り2年。最後の大きな山場を迎えています…。
中国インターネットで、東日本大震災のさなかの東京で、「ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真」が投稿された。日本人のマナーが素晴らしいと感嘆している。変わったよなー!中国のインターネットユーザーをはじめとする人たち…。日本人の素晴らしさを知ったことで、民主化運動への基盤が盤石になったのでは。
中国の緊急救助チームもすでに準備完了し、出発命令を待っている。
「抗日の旗手」のような中国インターネットは、どんな反応をしているか気になるところ。
案の定、「小日本ザマアミロ」のような、日本の災害を喜ぶコメントが。ところが、そのようなコメントへの批判が!批判がどんどん増えて、いまや、「日本の災害を喜ぶ=中国人の恥」が一般的。中国が変わりつつある。
さらに、「四川大地震のときに日本は支援してくれた。今回は中国の番だ」「かんばれ、日本人」「みんなで力を合わせて天災に打ち勝とう」…泣けてきます。
独裁政権崩壊…チュニジア、エジプト、バーレーン…。リビアは泥沼ですが、もう先が見えている。イエメンだってスーダンだって…。
では、中国はどうか?温家宝首相は、全国人民代表大会(全人代=国会)で行った「政府活動報告」で、2011年の最優先課題に「物価水準の安定」を挙げ、急速に進むインフレ抑制に全力を尽くす姿勢を鮮明にした。
独裁政権を相次ぎ崩壊させた中東・北アフリカの民衆デモが、生活苦を招いたインフレに端を発したことを強く意識していました。
私の予想では、中国の民主化運動は、国を動かすまでにならない。つまり、中東諸国のようなことにはならないと考えます。
中国は、通称「グレート・ファイアウォール」と呼ばれる強力な検閲システムを使い、「ジャスミン」という言葉を国内のミニブログサイトから排除しました。また、警察による徹底した反政府行動の抑え込みやメディア統制をしています。民主化運動は、警察の前にあえなくしぼみます。
もっとも、不安材料がないわけでもない。グーグルは、中国当局の厳しい検閲に反発し、早々に撤退しました。これで肩の荷が下りたのですが、フェイスブックが香港に事務所を開設した。また、中国のソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のレンレンがなにやら動きを見せている(米国で新規株式公開を計画)。でも、現体制は維持されるでしょう。取り締まりが半端じゃないから。
加藤嘉一さんが、日経ビジネスオンラインに、「中国の学生が民主化を目指すと、彼の身に何が起こるのか?」ということで、予想される姿を書いている部分があります。
北京大学3年生のO君が、中国を民主化するきっかけをつくるため、ブログを開設。常識を覆す、度肝を抜くような文章で、メディア・世論に関心を持たれた。これで、民主化を求める多くの同志たちに影響力を与えられるぞと考えた矢先…。世論操作・情報統制を担当する中国共産党中央宣伝部の監視員にみつかる。ブログはブロックされ、アクセスできなくなる。やがて、国家安全部がO君の元を訪れ、身柄を拘束。自宅で無期の軟禁生活をするハメになってしまった。
O君は、北京大学で抜群の成績、民主化運動をせずにエリート街道を歩んでいれば、間違いなく共産党幹部、あるいは、国営・外資を問わず、有力企業に招かれるはずであった。
O君は、民主化への希望を捨てきれず、情熱を抑えきれず、自らアクションを取ったことで、結果的に、自らの一生を棒に振ってしまった。王君の生き様を見た周囲の学生は、自分がそうならないように、慎重に行動するようになった。
と、いうわけで、中国では民主化運動は…大事にならない。
「胡錦濤-温家宝体制」もあと残り2年。最後の大きな山場を迎えています…。
中国インターネットで、東日本大震災のさなかの東京で、「ビルの中で足止めされた通勤客が階段で、通行の妨げにならないよう両脇に座り、中央に通路を確保している写真」が投稿された。日本人のマナーが素晴らしいと感嘆している。変わったよなー!中国のインターネットユーザーをはじめとする人たち…。日本人の素晴らしさを知ったことで、民主化運動への基盤が盤石になったのでは。