インドのシリグリ(バグドグラ空港がある町)からブータンの首都ティンプーまでの陸路486kmは、地球上で比類なき命がけの悪路。平均時速20kmの世界で、ひとつ間違うと命がない。
そこで問題なのは、「トイレ」。ほぼ2時間走る毎に集落があり、21世紀にこんなトイレがあるのかと感心させられるほど汚いが…一応ドアらしきものは付いている。2時間も待てない時や、崖崩れで道路が塞がれ車が動かないときのトイレは…青空しかありません。
男性の小便は、青空でも、どってことない。しかし、BUT、女性の場合は、立ち小便には慣れていない。そこでツアー参加者が考案したのが、傘で囲みを作って用をたしていただく簡易トイレ。これはなかなか好評でした。そのとき、「日本人の女性ってなかなかやるなあ」と、感心したのは、使ったティッシュペーパーを繁みに放置せず持ち帰えったことでした。これは立派です。他国へおじゃまして、大地に直接、小用や大用をすること自体が失礼な話なのに、使ったティッシュペーパーを放置するのはいけません。水に溶けないので、やがて風に舞い、世界一幸福な国民の口にでも入ったら大変ですから。
私も一生分ほどの回数の青空トイレを経験させていただきましたが…ブータンへ入ってまもなくの青空トイレで、右腕に激痛が!5~6匹のスズメバチに同時に刺された…そんな激痛でした。
「やりやがったな!たとえ虫けらでも許さんぞ!」と、見ると…ハチも蚊も見えず、葉に鋭い棘を持つ草が…。草の葉がこんなに痛いはずがない?すぐさま、家人に診てもらったところ、「刺した跡があるし、腫れてきているので虫だ」と断言。しかし、虫を目撃していない。第一、5~6匹の虫が呼吸を合わせて一気に私の右腕を狙って攻撃するか?「ムヒ」という薬を塗って様子をみました。やられたところは、ヒリヒリ痛みました。痛みは翌日まで続きましたが、ほぼ2日でなんとか治まりました。結局犯人は、葉の棘だったのか、虫だったのか不明のままです。
ツアー同行者の60歳を過ぎたと思われる女性は、パンツ(綿パン)を血で濡らして、家人に、「薬を持っていませんか?」と。20cmもある、大きなヒルにたっぷり血を吸われ、気づいたときにはパンツが血で濡れたというわけ。繁みで尻を出して用をたしているときにヒルに吸い付かれたようでした。
インド、ブータンで青空トイレを利用する際の注意事項は…
1 棘のある植物に触らない
2 ハチや蚊などに注意する…虫除けスプレーが有効ですが、スプレー式の場合、飛行機の荷物検査で引っかかる場合があります。「塗る虫除け」がありますから、それを持参するのが良いです。ちなみに私どもは両方持っていきました。案の定、スプレー式は日本国内の空港で引っかかりました。「虫除け…」と、言って許していただきました。どこの空港でも許されるとは限りません。
3 ヒルに侵入されないように注意する…これって、注意のしようがないかな?
これだけ注意すればOKと思ったら大間違い。インドからブータンにかけて、「ゾウ、トラ、サイ、ヒョウ、クマ、サル、コブラ、ニシキヘビ」などが棲息しています。これらが、絶滅の危機に瀕していないというところが…嬉しいような嬉しくないような…。繁みにしゃがみ込んで用をたしているうちに、コブラに咬まれたらどうなりますか?ニシキヘビに巻きつかれたらどうなります?真後ろからサイの突撃を受けたら…「尻が割れました」などと冗談を言ってられません。
青空トイレは気持ちがいいかもしれませんが、数多くの危険が潜んでいます。ブータンへ行く際には十分注意してください。
そこで問題なのは、「トイレ」。ほぼ2時間走る毎に集落があり、21世紀にこんなトイレがあるのかと感心させられるほど汚いが…一応ドアらしきものは付いている。2時間も待てない時や、崖崩れで道路が塞がれ車が動かないときのトイレは…青空しかありません。
男性の小便は、青空でも、どってことない。しかし、BUT、女性の場合は、立ち小便には慣れていない。そこでツアー参加者が考案したのが、傘で囲みを作って用をたしていただく簡易トイレ。これはなかなか好評でした。そのとき、「日本人の女性ってなかなかやるなあ」と、感心したのは、使ったティッシュペーパーを繁みに放置せず持ち帰えったことでした。これは立派です。他国へおじゃまして、大地に直接、小用や大用をすること自体が失礼な話なのに、使ったティッシュペーパーを放置するのはいけません。水に溶けないので、やがて風に舞い、世界一幸福な国民の口にでも入ったら大変ですから。
私も一生分ほどの回数の青空トイレを経験させていただきましたが…ブータンへ入ってまもなくの青空トイレで、右腕に激痛が!5~6匹のスズメバチに同時に刺された…そんな激痛でした。
「やりやがったな!たとえ虫けらでも許さんぞ!」と、見ると…ハチも蚊も見えず、葉に鋭い棘を持つ草が…。草の葉がこんなに痛いはずがない?すぐさま、家人に診てもらったところ、「刺した跡があるし、腫れてきているので虫だ」と断言。しかし、虫を目撃していない。第一、5~6匹の虫が呼吸を合わせて一気に私の右腕を狙って攻撃するか?「ムヒ」という薬を塗って様子をみました。やられたところは、ヒリヒリ痛みました。痛みは翌日まで続きましたが、ほぼ2日でなんとか治まりました。結局犯人は、葉の棘だったのか、虫だったのか不明のままです。
ツアー同行者の60歳を過ぎたと思われる女性は、パンツ(綿パン)を血で濡らして、家人に、「薬を持っていませんか?」と。20cmもある、大きなヒルにたっぷり血を吸われ、気づいたときにはパンツが血で濡れたというわけ。繁みで尻を出して用をたしているときにヒルに吸い付かれたようでした。
インド、ブータンで青空トイレを利用する際の注意事項は…
1 棘のある植物に触らない
2 ハチや蚊などに注意する…虫除けスプレーが有効ですが、スプレー式の場合、飛行機の荷物検査で引っかかる場合があります。「塗る虫除け」がありますから、それを持参するのが良いです。ちなみに私どもは両方持っていきました。案の定、スプレー式は日本国内の空港で引っかかりました。「虫除け…」と、言って許していただきました。どこの空港でも許されるとは限りません。
3 ヒルに侵入されないように注意する…これって、注意のしようがないかな?
これだけ注意すればOKと思ったら大間違い。インドからブータンにかけて、「ゾウ、トラ、サイ、ヒョウ、クマ、サル、コブラ、ニシキヘビ」などが棲息しています。これらが、絶滅の危機に瀕していないというところが…嬉しいような嬉しくないような…。繁みにしゃがみ込んで用をたしているうちに、コブラに咬まれたらどうなりますか?ニシキヘビに巻きつかれたらどうなります?真後ろからサイの突撃を受けたら…「尻が割れました」などと冗談を言ってられません。
青空トイレは気持ちがいいかもしれませんが、数多くの危険が潜んでいます。ブータンへ行く際には十分注意してください。