アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

戸外排便率世界一の国 全女性の60%が認めている…

2011年10月22日 | Weblog
 青空トイレの話はすでに書きました。そうこうしているうちにショッキングな発表がユニセフからありました。
 「トイレを利用できずに戸外で排便している人口は、全世界で11億人に達することが明らかとなった。うち58%がインド国民である」
 私が書いたことが、決してオーバーな話ではないことが十二分に立証されたわけですが…。喜んでいる場合ではない。
全インドの女性のうち、60%が戸外で排便していると認め、その影響で川は汚染され下水道になってしまった。インドの環境相(ジャイラム・ラメシさん)は、「非常に恥ずかしい結果」と。
国連発表では、「インドでは携帯電話普及率が急成長し、すでにトイレ普及率を抜いている」。トイレは青空で十分だが、携帯電話は買わなきゃどうしようもないということか。
 なお、国別トイレなし人口の第2位は、中国。第3位はインドネシア。ブータンは、不名誉な上位には入っていなかった。

 現在、インドの人口は、約11億8620万人(中国は13億3630万人)。2026年には、つまり、15年後には、14億7100万人となり、13億5000万人になっているであろう中国をぬいて、人口世界一となる。2050年には、16億5800万人になるという。(インドの出生率は2.78%。中国は1.73%)

 インドの場合、人口世界一は喜ばしくもない。新しいカースト制度、つまり「一生、金持ち」か「一生、貧乏か」というカースト制度が存在するから。人口の増加は、「億単位の新たな貧困層を産むこととなる」。金持ちだって、子を産むだろうって?爆発的人口増加につながっているのは、貧困層の10代の妊娠・出産。10代の少女の25%が18歳の時点で妊娠しているかすでに母となっている。こういう実態です。

「人口増加は経済成長を支える原動力となる」との見方もあるにはある。日本企業も、「インド進出ブーム」だった?で、日本企業の何社がインドへ進出したか?現在1,000社未満だという。では、中国へ進出した日本の企業の数は…20倍の、2万社。日本企業は、インドの経済成長を「?」と、しているということでしょう。

 では、インドはどうしたらいいか?トイレを作ることも大切ですが、「教育」ですね。インフラも、生活水準も、新しいカースト制度の廃止も、教育で何とかなる。「語学の天才の国」です。教育により、世界を席巻できます。
 「教育」が無理なら、いつまでも、青空トイレでまにあわせておればよい…。