アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

エア・インディア 人と動物は同じ席に…コブラも?

2011年10月26日 | Weblog
 エア・インディアで良かったこと…「水」です。とにかく、インドを訪れる人は、「水」で下痢をする。観光客は、オムツが必需品。(私どもも、大人用のオムツを持って行きました)
 搭乗前に、水を没収されます。これは国際線ならどこでも同じ。つまり、手持ちの水がない。デリーに着き、デリー市内で安全な水を確保する前に脱水症状になっては大変。
 その対策として、機内で水をもらおうと考えました。デリー到着前に、一番愛想がいい男性CAに、「水をボトルごとくれ!」と頼みました。CAがもってきてくれた水は、な、な、なんと「2リットルのペットボトル!」。これにより、私どもの水事情が一気に良くなりました。歯磨きの口すすぎも水道水では危険です。安全な水は、あっても、あり過ぎということはありません。

 エア・インディアで驚いたことは…犬も、一般客と一緒に乗せるということ。他社でも同じなのでしょうか?客席のチケットを、犬用に買っているのではなく、狭い足元に犬のケージを置いている。人も犬も一緒の扱い。動物に優しいインドならではのサービスなのでしょう?牛を客席に乗せるサービスは見ることが出来ませんでした。さすがに、牛を客席には乗せないらしい。山羊なら、きっと乗せたでしょう。犬並みのサイズだから。

 街角で、じっと私を観察している老インド人がおりました。袋を肩から下げている。近寄ってきて、袋から円筒状のカゴを取り出した。直径は、30cm、高さは15cmほど。
 御老人は、カゴを地面に置き蓋を開けた。バネ仕掛けの人形のように、2匹のコブラが、パッと首をもたげました。驚いたのなんのって!通常なら、「ヒエーッ!」と声を出すところですが、驚きすぎて声も出なかった。「1ドルだ!1ドルでコブラの踊りを見せてやる。写真を撮ってもいいぞ!」と、老人。私は、半分抜けた腰をいたわりながら無言で遠ざかりました。「いきなり目の前にコブラを出すなよーっ!」

 つまり、インドでは、コブラを持ち歩いている人がいるということ。と、いうことは、飛行機の中にコブラを持ち込む人もいる。X線検査も、金属探知機もコブラならフリーパス同然。乗客のポケットを調べたらコブラがぞろぞろ出てきたりなどするかも。犬を一般客の席に乗せるのですから、コブラを一般客室に乗せるぐらいどってことない…?
 なお、コブラを踊らせる笛ですが、バレーボールに縦笛を突き刺したような形状。土産物としても売っておりました。買わなかったのが少々悔やまれます。買ってきて、山で吹けば様々な蛇が踊りながら出現したかも…買ってくれば良かったぁ。