「~じゃないですか」、私は遣いませんがね。この度、佐藤雅彦さんが紫綬褒章を受けた事で、「じゃないですか」が話題になっています。佐藤さんが生み出した言い方ではなく、佐藤さんが、毎日新聞に月1回連載された「毎月新聞」の編集長のとき、「じゃないですか禁止令」というタイトルの記事を載せたのです。
「~じゃないですか」が流行始めた頃、私は、「気持ち悪い言い方だなぁ」と、思いました。
「子どもってマンガが好きじゃないですか」こう言われてしまうと、「マンガ嫌いの子どもだっているよ」と、反論できない。「子ども=マンガ好き」が世論が認める既成事実となってしまっています。
「大阪のおばさんってヒョウ柄着るじゃないですか」…「着ないおばさんだっている」とは言えません。「~じゃないですか」は恐ろしい力を持った言葉ですよ。
逆を返せば、相手を騙して言いくるめるときに使えば有効。
「もしもし、おばあちゃん、このごろ貯金を振り込ませるサギが増えてるじゃないですか」
「そうだね」
「私の会社は世界信用金庫という会社で、世界中の信用を集めているじゃないですか」
「そ、そうなのかい?」
「今、社員が、お宅へうかがうじゃないですか」
「そ、そうしてくれるのかい?親切だね」
「おばあちゃんは、通帳と印鑑を用意して待ってるじゃないですか」
「そ、そうするから。早く来てね」
あれあれ、簡単に騙されてしまいます。「~じゃないですか」、恐ろし!だから佐藤さんは「禁止令」を出したのかって?10年ほど前だったので…どうだったか。「禁止令」はユーモア。「~じゃないですか」を排除しようと呼び掛けたわけではなかったような…。会話において「巧な言い回しで、便利だけど注意すべき」という感じだったかと。
ジムの風呂から上がった更衣室の風景…
「オヤジって、ヘアドライヤーで全身を乾かすじゃないですか」
「オヤジって、風呂上がりの更衣室で水虫の治療をするじゃないですか」
「ドライヤーを両手に持って体を乾かすオヤジも出現しているじゃないですか」
「ドライヤーで、水虫を乾かすオヤジもいるじゃないですか」
全く、オヤジって、マナーも品も関係ないじゃないですか!
「~じゃないですか」が流行始めた頃、私は、「気持ち悪い言い方だなぁ」と、思いました。
「子どもってマンガが好きじゃないですか」こう言われてしまうと、「マンガ嫌いの子どもだっているよ」と、反論できない。「子ども=マンガ好き」が世論が認める既成事実となってしまっています。
「大阪のおばさんってヒョウ柄着るじゃないですか」…「着ないおばさんだっている」とは言えません。「~じゃないですか」は恐ろしい力を持った言葉ですよ。
逆を返せば、相手を騙して言いくるめるときに使えば有効。
「もしもし、おばあちゃん、このごろ貯金を振り込ませるサギが増えてるじゃないですか」
「そうだね」
「私の会社は世界信用金庫という会社で、世界中の信用を集めているじゃないですか」
「そ、そうなのかい?」
「今、社員が、お宅へうかがうじゃないですか」
「そ、そうしてくれるのかい?親切だね」
「おばあちゃんは、通帳と印鑑を用意して待ってるじゃないですか」
「そ、そうするから。早く来てね」
あれあれ、簡単に騙されてしまいます。「~じゃないですか」、恐ろし!だから佐藤さんは「禁止令」を出したのかって?10年ほど前だったので…どうだったか。「禁止令」はユーモア。「~じゃないですか」を排除しようと呼び掛けたわけではなかったような…。会話において「巧な言い回しで、便利だけど注意すべき」という感じだったかと。
ジムの風呂から上がった更衣室の風景…
「オヤジって、ヘアドライヤーで全身を乾かすじゃないですか」
「オヤジって、風呂上がりの更衣室で水虫の治療をするじゃないですか」
「ドライヤーを両手に持って体を乾かすオヤジも出現しているじゃないですか」
「ドライヤーで、水虫を乾かすオヤジもいるじゃないですか」
全く、オヤジって、マナーも品も関係ないじゃないですか!