アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

もう、無理かなあ…公募の校長…

2013年11月28日 | Weblog
 「校長の公募」…橋下徹大阪市長が主導しています。だけど、「校長」って、「公募」する職なのか?
 案の定、公募で採用された大阪市の民間出身校長が問題になっています。

 まず、「3カ月で自主退職」した校長が出ました。応募して、厳しい審査の結果採用された…きっと、頭の良い人だったのでしょう。いくら頭が良くても、「校長」は務まりません。ただ、この自主退職校長は、立派だと思います。「自分には無理」と判断して、すぐに辞めた。偉いです。これがダラダラと勤務を続けたのでは、児童生徒、教職員に迷惑ですから。

 セクハラ民間出身校長…学校というものをなんだと思っていたのか?校長だから、セクハラ発言が許されるとでも思っていたのかね。女性教諭6人に「なぜ結婚しないの?」「なぜ、子どもを作らないの?」と質問した。市教委には「コミュニケーションを図る面談で独身の職員に『結婚の予定はありますか』と聞いた」と釈明したという。大阪市教委は、懲戒処分の対象には該当しないとして、処分しないことを決めた。
 あ、あのね!「結婚」「出産」に関する質問は、タブー中のタブーでしょう!結婚したくてもできない人、子どもを産みたくても産めない人がいるのです。それが解っていない…こういう校長を採用したの人の責任も重いよ。処分しなければまたやりますよ。タブーという言葉すら知らない人なんですから。

 で、出ました!民間出身パワハラ校長!パワハラは、人間性の問題です。口論となって、「間違っていたなら謝るべきだ」と、暗に土下座を要求し、教頭に土下座させたんだそうな。半沢直樹の観過ぎじゃないのか?恐ろしい校長です。
 この件は、教頭本人が、「苦痛な場面から逃れたくて自ら土下座した」と説明している。どうやら、半沢直樹との関係はなさそう。この教頭、そのあと休職…気の毒です。校長は「辛い思いをさせた」と反省しているという…土下座しなければ逃げ場がないほど追い詰めて、辛い思いをさせただとぉ?…反省する前にそのような状況を作らないのが校長でしょう!休職している教頭にも家族があるのでは…一家の運命をも変えてしまった。

 出ました!極めつけ!職場放棄民間出身校長!なんの手続きもせずに、勝手に外出していた。釈明は、「(出張や時間休の)事務手続きを十分知らなかった」。開いた口がふさがりません。それを教えるのが校長でしょう?知らなかったら、なんでも許されるの?

 公募校長…無理です。来春採用予定の22人はどうしたらいいかって?勝手にすればいい。橋下さんに相談されたら教えてあげますがね。彼が、「校長公募」を言い出した理由は良く解っているつもり。意図したことは、まんまと良い方向に向かっていますが、セクハラ、パワハラ、土下座という伏兵が…。公募でない校長も、公募の校長も、「しっかりしてくれよなぁーっ!」。