アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

自らの命を投げ出して人を助ける…

2013年11月16日 | Weblog
このところ韓国がおかしい。前からおかしかったって?そんなことはありません。韓国ファンだった頃は、年に3回韓国へ行ったこともありました。若者が礼儀正しい。食べ物に偽装やら誤表示がない。物価が安い。あの旨いマッコリが、浮浪者すら飲める安酒である…などなど魅力いっぱいでした。結局「安さ」が魅力だったのかって?いえいえ、お金の問題ではありません、「儒教精神」が、魅力的でした。安いのも嬉しかったですがね。今の韓国旅行…東京発着なら、ほとんどのツアーが数万円。中には、1万円を切るものも!今どき韓国へ行く人が少ないからでしょう。

 山手線新大久保駅で、泥酔した男性がプラットホームから線路に転落。その男性を救助しようとして線路に飛び降りた日本人のカメラマンと韓国人留学生がおりました。折から進入してきた電車にはねられ3人とも死亡した。こういう事がありましたねえ。人命救助のために自らの命を投げ出した。新大久保駅のホームと改札の間の階段に、この事故の犠牲者を追悼・顕彰するプレートが設置されています。落ちた男性を救出しようとした2人の遺族には、森喜朗首相(当時)から書状が贈られ、警察庁からは警察協力章が授与されました。事故の翌年天皇陛下が、死亡した韓国人留学生の両親を招待して慰労しました。
 韓国がおかしくなっていますが、韓国人には立派な人がいるのです。善良な日本人としましては、「韓国の全てがおかしいわけではない」という基本姿勢で見ていかなければなりません。
 殊勝だって?私だって、ダテに齢を重ねているわけではありませんよ。自身の危険を顧みず、窮地にある人を助ける…。凄いことです。

 目の前の川で子どもが流されているとする。
 「そんな場合、中国人は助けません」という話を聞きました。理由は、「助けたあと、その子が死んだら、助けた人が殺人扱いされるから。見ないふりして立ち去らなければなりません」。…み、見殺しかい!だけど、思い当たるフシもあります。車に轢かれた女の子を助けようとせず見ていたということがありましたが、犯人扱いを回避するためだったのでしょう。

 台風で増水した大阪の淀川で溺れていた小学生の男児を、中国人留学生の厳俊さん(26歳)が飛び込んで救出した。このニュースに耳を疑いました。中国人は、助けないんじゃなかったの?

 厳さんは、男児を助けようと川に飛び込んだが、流れに阻まれ一旦上陸。下流まで追って再び飛び込んだ。増水した濁流でも、「怖くなる時間もなかった」と。目の前の子どもを助けたいとの一心。
 厳さんは、紅綬褒章を受章。安倍首相も感謝状を贈るとう。是非贈っていただきたい。私からもお願いしますよ(どんな立場じゃ?)。そんなわけで、「中国人はこういう人たちだ」と決めつけてはいけないのです。

隣国との関係が良くないです。中国は…韓国は…と、口汚くののしる日本人も多い。日本人の子どもを命がけで助けてくれた。ホームに落ちた日本人を助けようとしてくれた。…これは、大恩です。国だ、民族だ、謝罪だ、領土だ…いさかいは永劫に続きそう。しかし、そんなことは一切水に流して、仲良く…。それは、無理かぁ…。