50年前の日本の英語学習といえば…
「This is a pen.」が基本中の基本。そして、疑問文、「Is this a pen?」を習って、「Yes, it is. No, it isn't.」を習う。
それがどうしたって?それが、アメリカ人に、「そんな英語使いませんよ」と、指摘されてあの懐かしの、「This is a pen.」は、消えてしまいました。
なぜかって?日本語に置き換えるとおかしいことが分かります。
「これはペンです」…ゴリラの形をしたペンであれば、この文はおかしくない。しかし、普通のペンを持って、「これはペンです」・・・これは、言いません。「だから何なんだ?」と、言い返えされてしまいます。
話題になっている台湾の日本語の教科書…ひとしきり笑いました。おもしろいなあ!次のような会話文が!
小百合:初めまして。日本から来ました。あなたはだれですか?
大蘿蔔:お前がさきに名乗れ
小百合:私の名前はさゆりです
大蘿蔔:俺は大根(だいこん)だ。土から来た
小百合:大根さん、どうぞよろしくね
※ 小百合の話し相手は、「大蘿蔔」という設定。読み方ですか?日本語式では、「ダイラフク」なのでしょうが…台湾ではどう発音するのか解りません。意味は、「蘿」も「蔔」も大根のこと。それに「大」を付けているので「大きな大根」。
この教科書で日本語を学んだ馬英八さんが、日本へ来て交番で道を尋ねようとしたら…次のような会話となります。
警 官:初めまして。日本の交番の警察です。名前を言いなさい
馬英八:お前がさきに名乗れ(内心…ウフフ、教科書通りなのでよかったぁ)
警 官:おぬし、本官(ホンカン)を侮辱するのか?
馬英八:そ、そんな「文(ぶん)」は、教科書にはござらなんだでごわす(内心…教科書から離れられると困るんだよなあ!)
警 官:お前は、「土」出身の大根だろう!(内心…ウフフ、あの教科書読んでおいて良かった)
馬英八:し、知ってんなら聞かずともようござんしたのに!「大根さんよろしくね」は、言わんのか!
警 官:こ、ここで友だちになってどーすんの!お前、本当は大根じゃなくて馬小屋から来た馬だろうがぁ!まったくぅ、教科書通りじゃないと気が済まないんだからぁ!
私は、「俺は大根だ。土から来た」というセリフに大変感動しました。今の日本で、このような発想ができるのは谷川俊太郎さんぐらいなもの。谷川さんの詩を作る原点は、「いかにウケるか!」。失礼なこと書くなって?御本人が言ってるんですよ!どこが失礼なんですか!私と、谷川さんの関係をナメちゃいけません。で、俊ちゃんには及びもしませんが、私もウケをねらって駄文(本ブログ)を書いているのです。
日本の過去の英語の教科書は、「あり得ない状況のおかしな会話」を取り上げていました。台湾の日本語教科書は、「日本の古い言い方」や「アニミズム」を取り入れている。なかなか工夫されています。大根が小百合ちゃんと会話する!吉永さんじゃないでしょうね?
「This is a pen.」が基本中の基本。そして、疑問文、「Is this a pen?」を習って、「Yes, it is. No, it isn't.」を習う。
それがどうしたって?それが、アメリカ人に、「そんな英語使いませんよ」と、指摘されてあの懐かしの、「This is a pen.」は、消えてしまいました。
なぜかって?日本語に置き換えるとおかしいことが分かります。
「これはペンです」…ゴリラの形をしたペンであれば、この文はおかしくない。しかし、普通のペンを持って、「これはペンです」・・・これは、言いません。「だから何なんだ?」と、言い返えされてしまいます。
話題になっている台湾の日本語の教科書…ひとしきり笑いました。おもしろいなあ!次のような会話文が!
小百合:初めまして。日本から来ました。あなたはだれですか?
大蘿蔔:お前がさきに名乗れ
小百合:私の名前はさゆりです
大蘿蔔:俺は大根(だいこん)だ。土から来た
小百合:大根さん、どうぞよろしくね
※ 小百合の話し相手は、「大蘿蔔」という設定。読み方ですか?日本語式では、「ダイラフク」なのでしょうが…台湾ではどう発音するのか解りません。意味は、「蘿」も「蔔」も大根のこと。それに「大」を付けているので「大きな大根」。
この教科書で日本語を学んだ馬英八さんが、日本へ来て交番で道を尋ねようとしたら…次のような会話となります。
警 官:初めまして。日本の交番の警察です。名前を言いなさい
馬英八:お前がさきに名乗れ(内心…ウフフ、教科書通りなのでよかったぁ)
警 官:おぬし、本官(ホンカン)を侮辱するのか?
馬英八:そ、そんな「文(ぶん)」は、教科書にはござらなんだでごわす(内心…教科書から離れられると困るんだよなあ!)
警 官:お前は、「土」出身の大根だろう!(内心…ウフフ、あの教科書読んでおいて良かった)
馬英八:し、知ってんなら聞かずともようござんしたのに!「大根さんよろしくね」は、言わんのか!
警 官:こ、ここで友だちになってどーすんの!お前、本当は大根じゃなくて馬小屋から来た馬だろうがぁ!まったくぅ、教科書通りじゃないと気が済まないんだからぁ!
私は、「俺は大根だ。土から来た」というセリフに大変感動しました。今の日本で、このような発想ができるのは谷川俊太郎さんぐらいなもの。谷川さんの詩を作る原点は、「いかにウケるか!」。失礼なこと書くなって?御本人が言ってるんですよ!どこが失礼なんですか!私と、谷川さんの関係をナメちゃいけません。で、俊ちゃんには及びもしませんが、私もウケをねらって駄文(本ブログ)を書いているのです。
日本の過去の英語の教科書は、「あり得ない状況のおかしな会話」を取り上げていました。台湾の日本語教科書は、「日本の古い言い方」や「アニミズム」を取り入れている。なかなか工夫されています。大根が小百合ちゃんと会話する!吉永さんじゃないでしょうね?