アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

子どもの本音に国家が目くじらを…

2013年11月21日 | Weblog
 米国のテレビABCが放送した番組(10月16日)「ジミー・キンメル・ライブ」。司会者のキメルさんが5ー6歳の子どもたちと対話するコーナーで、「米国の債務問題をどう解決すればいいのか」と聞いたところ、1人の子(男の子)が「中国で大砲を撃ちまくって皆殺しにする」と、答えたんだと。

 「大砲」…今、何時代だってんだ!「大砲」は私の御先祖様である、植村藩高取城の話でしょ!今は、せめてミサイルと言ってほしかった。

 で、司会のキメルさんは、「それは面白いアイデアだ」と応じた。あ、あのね。共感的理解、受容的態度は、「上質の対応」だと思いますよ。だけど、「生かすとか、殺すとかの話」では、共感的理解も受容的態度も、あったもんじゃない。さらにキメルさんは決めてしまった…
 「中国人を生かしておいてもいいかな」
 これって…中国13億人を皆殺しにしていいかな?ということ。

 さすがに、ほとんどの子どもは、「中国人皆殺し」には賛成しなかった。当たり前だ!子どもに何が分かるの?子どもには、「建て前も本音もない」。雰囲気で、何でもしゃべるし、どちらの見方でもする。

 もちろん「砂嵐(TV画面では、都合の悪い報道はしない。画面をザーという砂嵐状態)」にする中国政府ですから、この「ジミー・キンメル・ライブ」の放送後に黙っているはずがない。毎度の事ながら、北朝鮮と、異常なほど似たコメント…
 
 「ディズニーランドをボイコットしょう!」
 「米国のテレビ局を中国から追い出せ!」
 だけどぉ、これらって、腰が引けてますよね。言うだけは一応言っておくか…この程度の意気込み。

 どうしたのかなあ中国?…本来なら、もっと過激な…。
 「子どもの言う事に、いちいち目くじらを立てていたのでは先進国とは言えません。北朝鮮じゃないんだから」と、いうことならそれでいいのですがね…。

 それにしても、たかがABCをしっかりワッチしているところが凄いぞ!中国!