バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

福島正則霊廟

2019-11-25 17:42:41 | 歴史探訪
葛飾北斎の八方睨みの龍の天井絵で有名な小布施は岩松寺
観光の定番コースであり訪れたのは30年ぶりくらいだろうか?
大勢の観光客で賑わうがほとんどの人は天井絵と
小林一茶の「痩せガエル・・・」の蛙合戦の舞台となった池を見るだけで
寺の裏手にある墓地の中に佇む福島正則の霊廟を訪れる人は少ない

秀吉と姻戚関係にあり幼少の頃から仕え賤ケ岳七本槍の一人として勇猛を馳せた正則だったが
朝鮮出兵を機に石田三成と険悪な仲になり関が原では徳川方に付き武功を立て
やがて広島50万石弱の城主となった
しかし、家康の死後水害で崩れた石垣を幕府に無断で修理したということで咎められ信州の片田舎に改易された
石高4万5千石・・・
外様大名の中でも性格的に徳川からの信用度が低く陥れられたのだろうか?
改易後5年でこの地に没した

秀吉、家康時代のドラマや小説には必ず登場する重要人物でありながら
その霊廟は簡素なものだ
中には戒名が刻まれた五輪塔があるということだが暗くてよく見えなかった
寺の中に展示してある数点の遺品が400年の時の流れを物語っていた

                
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若澤寺をポタる

2019-11-18 15:22:26 | 歴史探訪
明治初期の廃仏毀釈によって廃寺とされた波田の若澤寺
信濃日光とも称され訪れる人も多かった名刹で
かの十返舎一九も訪れたという
廃寺とはなったがその建物や仏像などは近隣の寺などに移築されたり引き取られたりしているので
今回は松本ぽたりんぐクラブのメンバーでそれらを巡るポタ

晩秋の穏やかな陽気の中
プランナーのM重さん始め知識豊富なメンバーの話に耳を傾けながら
田村堂から廃寺跡、波多山城址を訪れ
そこからは落ち葉が敷かれたシングルトラックを快適に下り盛泉寺の裏手に
この寺には観音堂が移築、六地蔵が移設されていた

「帰れマンデー」という番組に出たというお店で
おいしい十割蕎麦の昼食後は山形村の穴観音へ
ここには稲荷社が移築されていてその少し上の山中には宝篋印塔(ほうきょういんとう)という石塔も移設されている
ちなみに穴観音とは古墳を祀ったものらしく
それを見抜いたサンプレ氏はさすが

締めは今井の浄土宗正覚寺で
ここには金堂が移築されていた
その前であれやこれやワイワイやっていると
住職が出てきて「中を見ますか?」
もちろん二つ返事
朱塗りの厨子の前にある観音菩薩はやはり廃仏毀釈にあった浅間のお寺から引き取ったということだ
今井は高遠藩の管轄で松本藩の手が届かなかったのもここに建物や仏像を持ってきた理由らしい
いろいろ説明をいただいたり貴重な資料など見せてもらい
一同思いがけない体験に満面の笑みを浮かべながらのエンディングとなった
                 
あっ、今井は幕府直轄の天領だったそうな。
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無音ギター

2019-11-17 21:49:13 | 音楽
このギターコレクション
遠めに見れば本物だが
何とダンボール製
器用なものだ

諏訪の喫茶店ブルーラインガレージ18
コーヒーがおいしかった
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秋の高遠ポタ

2019-11-10 22:36:08 | ポタリング
久々に高遠町ポタ

先ずは高遠蕎麦で腹ごしらえ
ここの蕎麦の特徴はそばつゆにあり
2種類のつゆが付いてくる
ひとつは大根おろしの絞り汁に焼き味噌、薬味のねぎを入れたもの
長野のおしぼり蕎麦は辛味大根だがここのは辛くない大根だ
もひとつは胡桃のつゆ
これは珍しく風味よくなかなか旨い

紅葉の高遠湖右岸をのんびり流し長谷村の道の駅まで
ここのパン屋さんは有名でレジは行列だ
特にクロワッサンは旨いらしく予約が殺到しているようだ
好きなカレーパンを食べてみたが外がサクサク中がふんわりでとても旨かった

町中に戻りブラブラ
三峰川にかかる赤い吊橋の天女橋
祠や石仏が祀られた崖の上に建つ蔵
小さいがなかなかディープな町だ

                   
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