バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

お地蔵さん

2007-07-31 18:56:52 | ポタリング
五千石街道は、諏訪高島藩の松本寄りの五千石の領地を通ることから名付けられ、善光寺街道と東山道の間を、塩尻から所々昔日の面影を残して松本に至ります。

写真は街道沿いの寿地区にある正念寺のお地蔵さん。やはりお地蔵さんには赤い涎掛けが定番ですね。ここは木喰何某が開いた寺のようで、中には松本市重要文化財の仏像が安置されたいました。
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耳塚その2

2007-07-29 22:50:29 | ポタリング
塩尻とはその名の通り、日本海側から来る塩も太平洋側からの塩も運ばれて来るのはここまで。太平洋側からのルートは岡崎から足助、伊那谷を通るいわゆる三州街道が塩の道の一つとして塩尻に至り、ここで中山道に合流します。そして、その合流点から少し下ったところから、五千石街道というのが松本方面に分岐していますので、帰路はそこを走ってみました。
この街道の正確なルートは良く分からないものの、それらしい道を拾っていくといろいろ歴史の遺物に出くわします。そしてここにもありました、耳塚が。以前から祠があることは知っていましたが、立ち寄ってみたのは今回が初めてなので新発見でした。

樹齢800年と言われるでかい2本の欅の木の後に鎮座する小さな社ですが、面白いことに、ここの耳塚も安曇族の王の古墳跡だという説明文がありました。耳塚と安曇族は何か関係がありそうです。
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耳塚その1

2007-07-29 19:07:24 | ポタリング
今日は塩尻に用事があったのでフラットバーロードで出かけてみました。MTB用のレバーはシフトしやすくなかなか快適で、このところクロモリばかり乗っていたので久々のアルミフレームの感触は結構新鮮な感じでした。

帰り、塩尻市内の中山道沿いに耳塚を見つけちょっと寄ってみました。説明文の中に安曇族の王と関係がある、という記述があり興味をそそられましたが、う~ん、どうでしょうか?場所的には武田信玄の頃の塩尻峠の戦いとか桔梗が原の戦い(これは実際にあったか定かではないらしい)とかに関連したものではないのでしょうかね。
耳のような素焼きの皿に穴をあけて何枚も紐に通し、アフリカ原住民の首飾りのようにしたものがたくさん奉納されていました。耳の病の治癒祈願とのことです。
抗生剤のない江戸時代には、中耳炎など悪化させ耳が聞こえなくなった人も多かったのでしょう。遠くは伊那の方からも祈願に来ていたようです。

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首塚

2007-07-27 21:41:39 | ポタリング
安曇野に伝わる八面大王伝説。有明山麓に住み、村人を苦しめていた鬼を坂上田村麻呂が退治して、そのあまりの強さに復活を恐れ体をバラバラにしてあちこちに葬ったという話です。
この八面大王こそ安曇族で「ヤメノオオキミ」がもともとの呼び名のようです。

昼休みのポタリング、あまりの暑さに筑摩神社の木陰で一休み。この神社の隣にその八面大王の首を葬った首塚があります。石碑には何故か「飯塚」と書かれていて、その裏の説明文には八面大王とその長たるものの首136(?)をここに葬ってあるとありました。他のパーツが葬られた場所は耳塚、立足などという地名になっています。
勝てば官軍、負ければ賊軍で安曇族はいつの間にか鬼にされ消滅してしまったようです。
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田圃の像

2007-07-27 07:09:35 | ポタリング
安曇野は松川村の田んぼの中に忽然と現れた銅像。何かと思って碑文を読んでみると、圃条整備の竣工記念だそうです。でも何だかこの場所にそぐわない感じですね。
胸をはだけた短パン姿の女性。年のころは20代後半でしょうか、どうしても胸に視線がいってしまいます。

このあたりは、安曇族が入植して開墾した土地です。そして、その時の土砂が信濃川を下って新潟市を作ったというのをどこかで読んだことがあるけれど、?ですね。
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天神様

2007-07-25 23:15:19 | ポタリング
今日は全国の天神様のお祭りです。昼休みにポタリングついでに見物してきました。
ここ松本の天神祭りでは各町会の山車が10数台境内に勢ぞろいするのです。かつてはそれぞれの町会から曳かれてきたのだけれど、今では交通事情等のため境内横に共同の収蔵庫を建て、そこから出して展示するのみとなってしまいました。
ほとんど江戸後期から明治にかけて作られたもので、飛騨高山から購入したのもあるようです。
山車は屋台、舞台、お船、だんじり、山鉾などと呼ばれ、あちこちでお祭りに曳き出されるけれど、まあ、そもそもは祇園祭の山鉾の模倣なのでしょう。
そういえばこの手のものを東京ではあまり見ませんね。江戸の祭りといえばやはり雅な山鉾よりはいなせな神輿なのでしょう。山車文化と神輿文化を色分けしてみるのも面白そうですね。

安曇野の穂高神社のお船祭りは、その年毎に木と幕で大きなお船を作り、そこに武者人形などを飾り付けるのですが、これのそもそもの由来は安曇族の安曇比羅夫が白村江の戦いの時に総大将(?)として日本の軍船を率いたことに拠るそうです。
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安曇族

2007-07-25 06:29:32 | ポタリング
これが観松院の重要文化財。
先日ブックオフへ行ったら「信濃安曇族の残骸を復元する」という本があり、その中にこの仏像がどのようにしてこの寺に祀られたか、かなり詳しく書かれていました。勿論資料がないのであくまでも想像の範囲でしょうが。
それによると、新羅ではなく、百済で作られたこの仏像は北九州→畿内→明科廃寺→有明山麓と旅してきて、そこには蘇我馬子や安曇連、坂上田村磨呂などが関わっているのです。安曇族について調べてみるのも面白そうです。

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観松院

2007-07-20 18:48:14 | ポタリング
大町市近くの信濃松川村の「観松院」という曹洞宗の小さなお寺に寄りました。ここには知る人ぞ知る重要文化財の菩薩半跏像があるのです。7世紀ごろに新羅で作られた渡来仏で広隆寺や中宮寺の国宝像より古い姿をとどめているそうです。どのような経緯でここに祀られたのかは定かでないらしいが、このあたりが渡来人と関わりある地であることは、海渡、海戸などどという集落名からも想像されます。

丁度、尼さんが自転車に乗って帰ってきたところだったので、仏像の拝観をお願いしたのだけれど、村役場の管理になっていてそちらへの申し込みが必要とのことで、寺のパンフレットだけ貰いました。
案内板に西行の「信濃なる 有明山を西に見て 心細野の 道を行くなん」という歌もありました。いいですね、西行。
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アルプス展望ロード

2007-07-19 12:30:28 | ポタリング
明科町から池田を通り大町に通ずる県道51号線の東側に点在する集落を繋ぐ道路がアルプス展望ルートです。
先日大町に行った帰りにここを走ってみました。大町の国道142号から分かれてすぐ段丘を上ると、車の往来がほとんど無い静かな通りとなり、辻には旧塩の道の証として道祖神、石碑が佇んでいます。また、道祖神には藁で編んだ屋根をかぶせてあるものあり代々大切にしてきたことが伺えます。
軽いアップダウンはあるものの概ね松本方面に下っているので大町から走ったほうが楽です。ロードレーサーも走っており、トレーニングコースとしても良さそうです。
途中で猿が道路を横切っていきました。その後から鍋と棒を持った女の人が来たので話をしてみると、この辺りには結構猿がいて野菜の被害が大きいそうです。旦那さんもロケット花火を持ち出して追い払っていました。
猿は西の山にしかいないと思っていたので意外でした。信州の猿の生存分布を調べてみたいものです。


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フラットバーロード

2007-07-15 00:26:16 | ポタリング
しばらくスケルトンになっていたFELTのフレームに、MTBのバー、STIレバーとあり合わせのパーツをのっけてフラットバーロードとして復活。
MTBのSTIレバーはRディレーラーも、3速用のレバーで2速のFディレーラーを動かしても何ら問題く、完全にロードのディレーラーとシンクロします。ただ、ブレーキが問題で、取り付けたのはシマノ600(昔のアルテグラ)のシングルピポットなのだけれど、Vブレーキの引きと違って結構重く力が要ります。
やはりアルミ+カーボンはクロモリより軽いですねぇ。
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