バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩・鉄道・旅など雑多な日記
  

ビタちくたい焼き

2025-03-12 11:33:45 | 

 昭和27年に生まれて以来ビタちくと呼ばれ信州人のソウルフードとなっているスギヨのビタミンちくわ。製造は石川県だけれどその7割が信州で消費されているという。能登半島地震では工場が甚大な被害を受けたものの無事再起を果たした。

 海なし県信州人にとって魚のすり身を使用したちくわは当時貴重な食材で、スギヨは鮮度を保つためにちくわの穴の部分に塩を詰め木箱に入れ輸送したので、食塩とのセット商品として人気が出たということだ。塩は当時専売制だったから自由に流通できなくその点で貴重だったのかもしれない。いずれにしてもイナゴ、蜂の子、ザザムシ、蚕の蛹まで蛋白源として食する信州人にちくわは手ごろな蛋白質供給食材でもあったのだろう。そのうえビタミンとつくくらいで脂溶性のAとEが多いらしい。マルチな素材としていろんな料理に使われるが、中でも好きだったのはちくわカレーと磯部揚げだ。磯部揚げはそのままでももちろん旨いが、バターを塗った食パンを焼いてウスターソースをたっぷりかけたのを挟んで食べるのが最高。

 で、そのビタちくとたい焼き屋がコラボして作ったという「ちくわたい焼き」。テレビのニュースで取り上げていたのを家人が見て買って来た。磯部揚げした半切のちくわがたい焼きに突き刺さったような微妙なフォルムだが、さらにツナマヨをプラスして焼き上げたその味は、元々の素材が素材だけに感激するほどではないが想像通りの旨さだった。自分的にはさらに好きなウスターソースを付けて味変を楽しんだ。今度は焼きたてを食べてみたいものだ。

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途中下車のルール

2025-03-11 10:47:24 | 鉄道

 以前、松本から上総亀山へ行く途中、木更津駅で途中下車しようと思ったら切符が自動改札機から出てこない。駅員さんに聞いたらここで途中下車すると前途無効になってしまうということだ。駅員さんに改札機から出してもらいよく見ると確かに書いてある。

 営業キロ数101キロ以上だと途中下車ができるということは頭にあったが、松本駅が東京近郊区間に含まれるとは知らなかった。つまり、「大都市近郊区間内相互発着」の乗車券はルートが多岐にわたるので最短距離で計算してあるため途中下車できないということだ。もし途中下車したいなら近郊区間に含まれない北松本駅からの切符を買えばいいことになるが乗車ルートの設定が必要になるということだ。この近郊区間が設けられているのが東京、仙台、新潟、大阪、福岡ということで注意が必要となる。このルールを利用した乗り鉄では有名な「大回り」という、例えば新宿→赤羽→大宮→小山→友部→日暮里→品川→代々木と、近郊区内の同じところを通らず一筆書きに乗っても料金は新宿~代々木間の料金で済むというマゾ的楽しみかたもある。

 基本的に有効日数が1日の乗車券は途中下車できないということだ。

 

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信州諏訪みそカツ丼

2025-03-10 19:29:10 | 昭和食堂

 味噌カツといえば名古屋、八丁味噌ベースのアレが思い浮かぶがここのはちょっと違う。信州味噌を使ったタレを纏ったロースカツ丼で、しょっぱ過ぎず甘すぎず出しゃばらずに優しい味噌味がカツの旨味を引き立ててくれる絶品だ。半透明のフレーク状のものが下に散らしてあるがこれは諏訪盆地特産の寒天で、味も触感も主役の邪魔をしなくビジュアルを引き立てる名脇役といったところか。とにかく見た目、味ともに唯一無二の味噌カツ丼だと思う。

 入り口は初めてだとちょっと入るのをためらうような造りだが、ドアを開けると中は結構広くカウンターもある。注文は今時のQRコードを読み込むシステムになっていてメニューもいろいろあり全部旨そうで悩む。居酒屋メニューもあり奥のテーブルではおっちゃん達が旨そうに一杯やっていた。

 それにしても最近トンカツ食べすぎか(^^;

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終着駅から旅さんぽ

2025-03-09 19:06:32 | その他

 アルピコ交通上高地線新島々駅近くの「赤松ドライブイン」で半モツ皿とビール、そしてラーメンを食べたのは先月だったかな?

 丸善で久住昌之氏の「終着駅から旅さんぽ」という本をパラパラ見てたら全く同じメニューをそこで食べたことが書いてあった。孤独のグルメの原作者である多才な氏はイラストレーターでもあり挿絵も味があっていい感じ。

3月はJRのダイヤ改正なので時刻表とともに購入。

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高橋食堂のカツ丼ソース味

2025-03-08 19:31:16 | 昭和食堂

 そんなにしょっちゅうではないけれどたま~に食べたくなるものがある。その一つがここ高橋食堂のソース味カツ丼だ。いわゆる普通のソースカツ丼と違うのは卵とじカツ丼のソース味バージョンで、ここでしか食べることができない独特の旨さがある。店内に入るとカレーの匂いに一瞬誘惑されそうになるがここはカツ丼一択、カレーライスもキッチン南海に負けず劣らず旨いのである。カツ丼には大、中、小とあるが小でも一般的な量より若干少ないくらいなので自分には十分だ。

 食後はお約束の想雲堂でコーヒー時間。ベイクドチーズケーキ追加(^^)。店主からユーチューバーの「みのミュージック」というのが面白いという情報を得たので観てみよう。  

 

 

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まとい食堂と楽茶

2025-03-07 16:17:26 | 昭和食堂

 バスと電車を乗り継いできたのは温泉に入った後に旨いビールを飲もうという魂胆からだ。大和温泉から歩いて7,8分の所にあった「まとい食堂」は昭和の食堂そのもの。ここら辺では人気店らしくて12時40分頃でも外には2人のお客さんが順番待ちをしていた。前の青年がメニュー表を渡してくれたので見ると結構な品数があって悩む。常連客らしいいその東南アジア系の好青年にお薦めを聞いたところ「アベック丼」というのを教えてくれた。とんかつ+エビフライの乗った丼だそうで今となっては死語に近いネーミングが店の歴史を物語る。

 15分ほどで感じの良いお姉さんにカウンターへ案内されてとりあえずビール。アベック丼も魅力だが先日とんかつ食べたばかりなので、家では絶対食卓に上がらないしビールのつまみにもなるニラレバ定食を注文。先の好青年が右隣のカウンターだったので大盛りのアベック丼の写真を撮らせてもらったがボリュームがあってなかなか旨そうだ。左隣のおじさんをチラ見すると野菜炒めにビールとカレーライスという組み合わせでこれも旨そうだった。やはり人気店らしくレバーたっぷりのニラレバは今まで食べた中でも(そんなに回数は多くないが)1,2を争う旨さで、店が家の近くだったら全メニューを制覇したいと思ってしまう。「アベック丼うまい!」と書かれたオリラジ藤森慎吾さんのサイン色紙が壁に飾られていた。

 食後は八剱神社近くの元鉄工所をリノベーションしたという、壁が本で埋め尽くされた喫茶店「楽茶」へ。興味深い本もたくさんあり店主の多方面への好奇心が伺える。他にお客さんはいなく、座敷机エリアに陣取りつげ義春の漫画を見ながらコーヒー時間を過ごす。会計時に店主が「お客さん前にもきたことありますよね」「よく覚えていますねぇ」「ええ、そのデイパックに見覚えがあります」ケルティの枇杷色のティアドロップ型のだ。話の内容や顔より印象深かったのかな。まったりできる喫茶店です。

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大和温泉に入る

2025-03-06 20:29:23 | 温泉・銭湯

 街中の秘湯とでもいえそうなその場所はなかなか見つけにくく通り過ぎてウロウロしてしまった。入り口を見つけた時にはオイオイいいじゃないかこの雰囲気。諏訪地方には何か所か温泉銭湯があるが、その中でも気になっていたのがこの「大和温泉」だ。狭い通路を抜けると右の母屋が受付になっていて料金500円を払うと、お兄さんが当温泉の入浴心得を説明してくれた。まぁ常識的なことではあるけれど中には常識という言葉とは無縁な方もおられるのでしょう。一応写真撮影の許可を頂いていざ入浴。

 ちょうど昼近くだったせいか誰もおらず貸し切り状態。きれいに掃除されている脱衣所は浴槽のキャパに対してロッカーの数が多いけれど、二か所使わないと冬の衣服は収納できない。浴槽は1メートル×3.6メートルくらいだろうか?5人がやっと入れるくらいで、カランは無く洗うのは別の小さな湯槽から湯を汲んで洗うということだ。もちろんボディーシャンプーなどはない。少し硫化水素臭のする湯の温度は41度くらいだろうか、ちょうど良い湯加減で蛇口からはちょろちょろ湯が流れているので源泉かけ流しだろう。思わず極楽極楽という言葉が口をつく。

 この辺りは湯小路と名付けられているだけあって温泉が集中していてなかなか雰囲気のある一角だ。すぐ近くのレトロな建物は組合員限定の平温泉で一般は入れない。その裏にも一軒あるがそこも組合員限定だ。

 帰り際受付のお兄さんに礼を言うと母屋の中には竹内まりやの「駅」が流れていた。

 

 

 

平温泉

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岡谷の「はま善」

2025-03-02 20:00:45 | 昭和食堂

 グーグルマップに「食堂」と入れれば瞬時に周辺の情報が表示される。そんな機能に頼らなければ絶対に行くことのなかった食堂は岡谷の「はま善」。昭和風店構えからして期待が持てる。店名由来は先代が浜崎善一とでもいう名前だったのだろうか?とにかくそろりと引き戸を開けてみる。

 小上がり3席にテーブル2席とこじんまりしているがメニューは結構いろいろある。中でも特にとんかつ系が人気あるようなのでその定食を注文。出てきたのは厚さ2センチはあろうかと思われるロースかつ。旨くて食べ応え十分でこれが1050円とコスパが良いのはワンオペで人件費と家賃が価格に反映されていからなのだろう。次に来た時には何を食べようか?

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