バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

北海道旅:釧路駅で

2024-08-28 21:41:10 | まちある記

釧路駅到着は10時で根室行快速ノサップは11時15分発

一時間以上あるので待合室でパンを食べてからしばらく駅周辺をぶらぶらする

駅舎は旧国鉄時代の昭和36年に民衆駅として建て替えられたもので当時の栄華が偲ばれる立派なものだ

今は封鎖されてしまったが地下にはデパートもあったという

駅中にはお土産屋はもちろんコンビニやおにぎりや昭和レトログッズの店などがあり結構時間つぶしになる

 

ホームに入ると釧路湿原の塘路駅行の観光列車ノロッコ号が発車待ち

DE10が牽引する4両編成のうち3両はトロッコ列車となっている

車内は観光客で満席だ

ノロッコ号を見送った後花咲線根室行の出発となる

海の見える右側の席をすでに確保済

ノサップは2両編成でそのうち右側の席が一部指定席になっている

快速なので青春18きっぷで乗車できるのがありがたい

 

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北海道旅:釧網線

2024-08-25 11:15:42 | 

網走6時38分発釧路行は一両で乗車率7割程度

発車してから40分くらいは網走湾沿いに走るので左側の席を確保する

オホーツク海の朝日にきらめく波の彼方に浮かぶ知床連山のシルエットや浜辺の風景が美しい

2月頃この辺りは流氷に埋め尽くされるのだろう

レトロな駅舎の藻琴駅を過ぎると右側にも湖沼が広がりどちらを向いてもなかなか良い景色だ

季節限定停車の原生花園駅付近は砂丘に咲く花が車窓を楽しませる

知床斜里駅では知床半島に向かう半分くらいの乗客が降りまた少し乗ってきて乗車率5割程度

そこからは釧路に向かって内陸部に90度向きを変える

左手の広大な畑の彼方には斜里岳が裾野を広げる

畑で栽培されている濃い緑の作物は砂糖大根だろうか?見たことのない葉っぱだ

屈斜路湖や摩周湖のある川治温泉駅に近づくと霧がまいてきた

条件反射のように布施明の「霧の摩周湖」のメロディーが浮かぶのは昭和の人間

千島火山帯のこの辺りには温泉がいくつかあるみたいで川治温泉駅から車内が少し賑やかになった

標茶を過ぎ釧路湿原に入ると乗客もさらに増え立っている人も結構出てきた

外国人観光客も多く中国人の子供が賑やかだ

釧網線というと広大な湿原の中をノロノロ走る単行の気動車の姿が思い浮かぶ

それはどうやら空撮でのイメージが刷り込まれていたようで車窓風景は思ったより感動が少ない

秋や冬の景色も見てみたいものだ

夏色緑のグラデーションの湿原を抜けると終点釧路駅はもう少しだ

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北海道旅:網走の夜

2024-08-22 08:01:20 | 

網走の駅前は大手ホテルが2棟と店が少しあるだけで繁華街は5~600メートルくらい離れた所にある

その近くのホテルに投宿し先ずは洗濯

衣類は翌日には乾くように速乾性のものを最低限しか持ってきていない

 

一休みしてから居酒屋探訪

古びたアーケード街のあちこちシャッターが下りているのはお盆のせいか閉店しているのかわからないが多分後者だろう

飲み屋はその一角に集中しているが居酒屋はそんなに多くはない

直観的に居酒屋難民になることは予想がついてまさにビンゴ

さてどうしたものか?

居酒屋の並びにあったギネスバーを覗くと客は一人もおらずマスターがカウンターの中で暇そうにしている

店の前のメニュー看板を見るとよだれどり塩ラーメンとか焼きそばとか丸くないたこ焼きなどが並んでる

とりあえずビールが飲めて飯が食えれば良いと入店

よだれどりをつまみにクリーミーな泡のギネスでのどを潤す

マスターが言うには観光客の数に比べて居酒屋が少なくやはり居酒屋難民が多いそうだ

そして雑談の中で驚いたことに松本のアイリッシュバー「オールドロック」の名前が出たことだ

なんでもそこのマスターは以前北海道に住んでいて友達だったと言っていた

世間は狭い

そのうちに地元の40代ご夫婦や青年も来て雑談

網走ビール館の地ビールと焼きそばで締めくくり

海鮮にはありつけなかったが想い出になる網走の夜だった

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北海道旅:網走刑務所

2024-08-20 20:48:36 | 

網走着15時55分

旭川から6時間40分だけれど列車の中で立ったり座ったり乗り換えたりで疲労感はほとんどない

北国はさぞかし涼しいかと思いきや駅の温度計は32度

網走の鉄板と言えばやはり刑務所

レンタサイクルは4時までなので借りれず駅から徒歩30分くらいだというので荷物を担いだまま向かう

日陰を拾いながら歩くが海の近くは湿度が高く汗が噴き出す

 

網走川に架かる鏡橋は娑婆と監獄の出入り口で受刑者は入るときも出るときも必ず渡る橋だ

約50メートルのこの橋を渡ると歴史ある重厚なレンガ塀が続くが一部工事中の柵が巡らされていてちょっと雰囲気がスポイルされていて残念だ

「幸福の黄色いハンカチ」で健さんはここから出所して川を渡った所にあった食堂でかつ丼とラーメンを食べたのだった

残念ながらその食堂は今はなくなっているし周囲も随分様変わりして寂しくなっている

そんな映画のワンシーンに思いを馳せながら周りの風景を写真に収めていたらタッチの差で駅行のバスを逃してしまった

結局帰りもまた汗を拭き拭き歩く羽目になってしまったのだった

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北海道旅3:遠軽のスイッチバック

2024-08-19 21:08:59 | 

遠軽着12時38分

以前から一度来てみたかったスイッチバックの駅だ

スイッチバックの先にはかつて名寄本線が伸びていたのでターミナル駅としての面影が偲ばれる

乗り換え時間は30数分あるので一旦改札口を出て駅前探索

人工2万人弱の比較的大きな町で駅隣には立派な町営の文化交流館があり大きな病院も見える

 

遠軽13時14分発

乗り換えといっても車両はここまで来たそのままのDECMOだ

旭川から乗り継いできた18きっぱー7,8人を含め席の埋まり具合は7割くらいか

ここで進行方向が逆になり網走に向かう

生田原駅を過ぎると常紋トンネルに入る

このトンネルはタコ部屋労働で建設されたことで有名で完成までに100人を超える死者を出している

反抗的なものを撲殺してトンネルの壁に人柱として埋め込んだという話もあり

トンネル修理の際に実際に頭蓋骨に損傷のある人骨が壁の中から出てきたという

その後10体ほど出てきたそうで慰霊碑も建てられている

開通後しばしばトンネル内で急停車事故が起こったというのは彼らの怨念だろうか?

とりあえず無事にトンネル通過

またかつてトンネルの網走側にあったスイッチバック式の常紋信号所はSLの撮影スポットでもあったらしい

 

北見、女満別と過ぎ網走湖が見えると終点はもうすぐだ

かつてはこの先が名寄本線

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北海道旅2:日本最長駅間

2024-08-17 08:38:30 | 

旭川から上川までは約一時間

ここは層雲峡への最寄り駅であり高梨沙羅の出身地でもあるだそうだ

乗り換え待ち時間は約一時間

駅前をぶらぶらしたり写真を撮ったりして時間を潰す

よく言えばすっきりしているし悪く言えば何もない駅前広場はやけに広く冬の除雪が大変そうだ

というより除雪した雪を積み上げるスペースがあっていいのかもしれない

そういえば旭川の駅前も随分広かった

 

ここまで乗ってきた乗客の多くは層雲峡へ行くらしく11時18分発遠軽行の席の埋まり具合は6割程度に減った

上川から遠軽までは76.2キロだがその間に駅は3つしかない

その中でも上川~白滝間は3つの駅が廃駅となり37.3キロでJR最長駅間だ

約40分間止まることなく走り続けるこの区間はまるで特急列車だ

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北海道旅1:北国の青い空

2024-08-16 16:33:38 | 

北国の早い夜明けに起こされ石北本線上川行き9時16分まで時間を持て余す

ホテルでゴロゴロしていてもしょうがないので朝食を済ませて早めに駅へ行く

旭川駅の裏口(南口)はすぐそばに大きな川が流れていて

駅とその川の間は「あさひかわ北彩都ガーデン」という緑地公園になっている

駅のコンビニで昼飯用パンを調達してその公園の木陰ベンチでのんびりと時間を潰す

東北地方には台風が上陸ということだが北国の空は晴れ渡って爽やかな風が心地よい

 

30分ほど前にホームに行くと既に入線していて18きっぱーらしい数人が乗っている

自分もここからは18きっぱーだ

結構空いていると思いきやそのうちにぞろぞろ乗り込んできてほぼ満席で立ち客も10人くらいいる

単行の気動車は定刻に旭川駅を後にする

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