フィルムカメラ

何台か眠ってるフィルムカメラ
一眼レフは最近ちょこちょこ使ってるが
気軽に写せるコンパクトカメラを引っ張り出してみたところ
作動不良になってる
もう10年以上使ってなかったから
京セラのTズーム
京セラ最後くらいの製品だ

捨てようかと思ってたところ
テレビで諏訪リペアサービスがフィルムカメラの修理をやってるのを知った
京セラ、コンタックスの部品在庫を受け継いでいるとのことで
早速連絡とって持ち込んんだ

男二人で黙々と修理に打ち込んでる無機質な工房は
プロフェッショナルな匂いが充満してる

親切に対応してくれしばしカメラ談義をする
今修理の台数が200台あるそうだ。

数日後に戻ったカメラは再び命を吹き込まれていた

昼顔

視野の片隅にチラッと入り込んだ風景に思わずペダルを止めることがある

それが路傍の花だったり古民家の板壁に打ち付けられた懐かしのホーロー看板だったり
石仏の傍らの由緒書だったりする

こんな夏の寸景に足を止めたのは
栂池を走ってる時だった

高1の夏

久々にヒルクライムで美ヶ原へ
でも途中でギブアップ

帰りにピラータでカレーを食べてまったりしてたら
ツーリング中の若者が入って来た
兵庫の高1だそうだ

人懐っこくいろいろ話を交わした
半年前に自転車を手に入れ
知らない所へ行くのが楽しくてしょうがないということだ

若い時期に自転車旅の魅力に出会えたことは
大きく人生を左右するだろう

自分の高1の夏と言えばエレキギターを買うために
鉄工所のバイトでひたすら汗を流していたに過ぎない
その頃、自分の中には旅と言う言葉のかけらもなかったことが
今となってはちょっと悔やまれる