バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

東京ポタ:八百屋お七

2008-04-30 21:29:19 | ポタリング
八百屋お七、火消しに恋をして火事になればまたその火消しに会えるだろうと放火未遂を起こして鈴ヶ森処刑場で火あぶりの刑に処せられ、浄瑠璃にもなったことで有名ですね。
そのお七のお墓が白山の浄心寺坂にありました。

以前、鈴ヶ森処刑場を見に行ったことがあるのですが、磔の支柱を立てる石の穴が丸穴と四角穴の2種類あり、火あぶり用は鉄の支柱を使うために丸穴なのだそうです。四角穴は一般角材用ですね。

その時お七は16歳で、15歳以下なら死刑を免れたようですが正直に年齢を答えたそうです。
燃えるような恋心を胸に成仏したお七に合掌です。
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連休は何処へ

2008-04-29 21:10:43 | ポタリング
連休は天気も良く自転車日和となりそうで、何処を走ろうかあれこれ悩むのも自転車の楽しみの一つです。

今日は午前中に農作業を片付け、午後は4時間ほどのんびりとポタリング。
お気に入りの森口駅前でパチリ。

帰ってきたら通販で買ったBD-1のサス強化用のコイルが届いていたので、早速交換。フニャフニャした感じが無くなりとても走りやすくなりました。
また、あちこちから出る余計な音も小さくなったような気がします。

連休はBD-1で遠出してみるか。
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東京ポタ:御殿坂

2008-04-27 20:37:18 | ポタリング
午後は谷根千へのポタリングということで、文京区の春日駐輪場でレンタサイクルを借りました。
ここは何と、ビアンキ、ジャイアント、ルイガノなんかのちゃんとしたクロスバイクが1日500円で借りられるのです。

文京区方面は山あり谷ありで結構なヒルクライムを強いられ、シングルギヤのママチャリでは坂を上れないからなのでしょうか、はたまた文京区には鳩山御殿があるので税金がたくさん入るからなのでしょうか、いずれにしてもちゃんとした自転車が借りられることはとても嬉しいことです(整備は少し甘いですが)。

写真は小石川植物園脇の御殿坂です。この辺りは茗荷谷、白山なんて地名からも分かるように山あり谷ありの地形ですが、借りたビアンキはスイスイ走ってくれました。

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東京ポタ:今戸橋

2008-04-26 16:15:09 | ポタリング
白髭神社辺りで踵、じゃなくて車輪を返し隅田川沿いに下り、王選手が少年時代に練習していた野球場、渡しの常夜灯などを見ながら歩行者・自転車用の桜橋に至るとレガッタの早慶戦をやっていました。

右岸の待乳山(まつちやま)聖天のふもとにある川の無い橋が今戸橋です。
もともとは山谷堀にかかっていた橋なのですが、堀が埋め立てられて公園となってしまい、川の無い橋が残されたと言うわけです。

山谷堀は隅田川から吉原方面に続く日本堤沿にあり、江戸時代の吉原通いは日本橋や柳橋辺りの船宿で一杯やってから猪牙(チョキ)舟に乗って、この山谷堀まで来て徒歩か駕籠で吉原に繰り出すようでした。
そんな様子が歌川広重の「名所江戸百景」に描かれています。

今戸橋は池波正太郎などの小説にもよく出てくるので要チェックポイントです。永井荷風の「すみだ川」ではこの橋の上で長吉が逢引するお糸を待つシーンがあるのですが、明治~大正期の橋の様子が彷彿とされます。


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東京ポタ:白髭神社界隈

2008-04-24 23:14:21 | ポタリング
下町の路地にはよく植木や鉢植えの花が置かれていて江戸風情を醸し出しています。

日本人の園芸好きは世界にも類を見ないようで、江戸時代末期に江戸を訪れたシュリーマンは、その旅行記の中で庶民の暮らしを活写していますが、こんなことを記しています。
「家々の奧の方には必ず、花が咲いていて、低く刈り込まれた木で縁取られた小さな庭が見える。日本人はみな園芸愛好家である。日本の住宅はおしなべて清潔さのお手本になるだろう」(シュリーマン旅行記:講談社学術文庫より)

そんな素晴らしい日本の伝統文化が息づいているのが下町の路地です。
近くの向島百花園もなかなか良い所です。
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東京ポタ:鳩の街

2008-04-23 18:49:45 | ポタリング
「鳩の街商店街」 いかにも平和そうな名前ですね。
でもピンクの支柱が物語るように、ここは旧赤線地帯で、永井荷風の「墨東奇譚」や滝田ゆうの「寺島町奇譚」で有名な赤線玉の井が戦災で壊滅した後ここに移転し、戦後はかなり賑わったと言うことです。

吉行淳之介の「原色の街」の舞台にもなった所なので、当時の様子をその小説から引用してみましょう。
「それは、極ありふれた露地の入り口である。しかし、大通りからそこへ足を踏み入れたとき、人々はまるで異なった空気につつまれてしまう。
細い路は枝をはやしたり先が分かれたりしながら続いていて、その両側には、どぎつい色あくどい色が氾濫している。ハート型にまげられたネオン管の中では、赤いネオンがふるえている。洋風の家の入り口には、ピンク色の布がたれていて、その前に唇と爪の真っ赤な女が幾人も佇んでいる」

しかし、現在はそんな華やかな花街の片鱗はほとんどありません。赤線跡マニアが所々に残った痕跡を求めて来るようですが、次第に希釈され普通の寂れた商店街となってしまっています。
先の玉の井はマイナスイメージのために、その名前が地図上から完全に抹殺されてしまいましたが、この街はそんなことが無いようにして欲しいものです。

もう一度訪れて街のディティールを観察してみたい所でした。
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東京ポタ:長命寺

2008-04-22 20:31:21 | ポタリング
長命寺、桜餅が有名なので知っていたのですが、思ったより小さなお寺でどうやら幼稚園経営のほうが熱心のようです。
境内に入ってみると、寺の規模には不釣合いに大きな石の句碑やらその類が幾つか建っています。芭蕉の句碑もあります。

「いざさらば 雪見にころぶ 所まで」 

ピンク文字のかわいい石碑があったので見ると、今NHKの朝ドラに出ている木の実ナナのでした。そう、彼女はこの近所の「鳩の街」の出身なのです。

「風のように踊り 花のように恋し 水のように流れる」

境内には長命水と言うのも湧いており(水道水?)勿論飲みました。

お寺の裏の墨堤には江戸時代、多くの桜が植えられて花見の名所のひとつになっていたところから桜餅が名物になったのでしょう。
ものの本に
「官府の命ありて、堤の左右へ桃・桜・柳の三樹を植えさせられければ、如月の末より弥生の末まで、紅紫翠白枝をまじえ、さながら錦繍をさらすがごとく、幽艶賞するに堪えたり」とあります。

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東京ポタ:墨田公園

2008-04-21 21:17:37 | ポタリング
浅草周辺の隅田川両岸には墨田公園が広がり人々の憩いの場となっています。
左岸の遊歩道途中には勝海舟の銅像がありますが、幕末に活躍した人々の銅像は日の昇る東のほうを向いているものが多いような気もします。

区役所隣の日本庭園風公園は江戸時代に水戸家下屋敷のあった所で、鬼平や剣客商売の秋山小兵衛もこの辺りを歩いています。
「江戸切絵図」という江戸末期に作られた地図を引っ張り出してみると、アサヒビールビルの辺りは細川家、墨田区役所は佐竹家となっていますが、御三家水戸家の敷地はその何十倍もあります。

浅草界隈をねぐらにしているヤドカリホームレスの方々もこちらまではあまり来ないし、観光客もここまで足を伸ばす人はそう多くはないのでとても静かな雰囲気です。

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東京ポタ:レンタサイクルを借りる

2008-04-20 22:56:16 | ポタリング
昨夜はクリエイション&四人囃子のコンサートを見に行ったので、そのまま東京は浅草泊。
今朝はのんびり起きて午前中は墨東方面(隅田川の東)のポタリングをしてきました。

台東区には何箇所かの有料駐輪所にレンタサイクルがあるのでこれを使わない手はありません。
今回は吾妻橋袂の墨田公園駐輪場で借りました。
以前借りた時もそうでしたが、放置自転車のママチャリの再利用のようですが、とにかく程度があまり良くありません。
後ブレーキはすごい音をして泣くので前しか使えませんし、スタンドもぐらつきます。
でも、歩くよりははるかに合理的にいろいろ見て回れるし、1日200円では文句も言えませんね。
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満開です

2008-04-15 21:43:44 | ポタリング
松本の桜は今が満開。

そんな桜の木の下を通ると、ついつい写真を撮ってしまうのは毎年のことです。
桜みたいに淡い色の花の写真は難しいものの一つで、撮った写真を見てガッカリするものの代表がこの桜と花火ですね。

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