甲州街道：その９

ワイナリーの庭に展示してあった圧搾機（？）のいい感じのロゴ
フランス製だ

甲州街道:その8

勝沼宿の三階建ての蔵は明治の中頃に建てられたもので
保存修復されるようだ

もう少し勝沼を見たいところだが
帰りの電車の時間が迫ってくるので
甲斐大和駅まで大急ぎだ

甲州街道：その７

勝沼宿でちょっとお洒落な洋風建築が目に留まった

門柱に掲げられた木板には
「旧田中銀行博物館」とある
入館料無料にためらいなく入ってみる

知的な年配の女性館長さんがいろいろ説明してくれた
歴史の染み込んだ建物にはそれだけで説得力がある

開け放たれた二階の窓からスーと明治の風が吹き込んできたようだ

甲州街道：その６

勝沼と言えば即座にワイン！
町中にワインの文字が躍るのを見ると心も躍る

街道沿いのワイナリーの庭にさりげなく置かれていた昭和初期のぶどうの破砕機や圧搾機はなかなか興味深い
フランス製でメーカーのロゴデザインもお洒落だ
勝沼ワインの歴史を物語るものなのに野ざらしにしておくのはもったいない気もするなぁ
それとも特別展示期間中なのかな？

今度はそれを確かめつつワインを飲むつもりでゆっくり訪れたい

甲州街道:その5

石和温泉外れのぶどう園の中に忽然と現れた映画館

石和温泉の負のイメージからそっち系のだと思ったが
よく見るとちゃんとした単館映画館じゃないか
しかも今じゃ希少な入れ替えなしの2本だてだ
もっとも、最初は温泉客めあての成人映画やヤクザものだったらしいが
時代の流れを読んで方向転換したのが功を奏て生き延びてるようだ

このぶどう畑に佇む古い映画館は
それこそ映画のワンシーンでも見てるようだ

「園子温という生きもの」「ひそひそ星」
のポスターが貼ってあった

甲州街道:その4

甲府市内の甲州街道は国道411号線を辿ることになるが
車が多いので並走する南の道路に逃げる

甲府は空襲で壊滅的被害を受け
その復興にあたり道路が碁盤の目状に整備されているのだ

幹線を外れると静かなものである
こんな昭和レトロな街並に出くわすのが楽しい

甲州街道：その３

おいおい、怪しい所ばかりウロウロしていないで早く走れよ！

と、自分に言い聞かせ
銀座通りのアーケードを抜けた所で甲州街道に入る

出会い頭の柳町大神宮隣の看板建築がこれまたべりー・グッド
甲州と言えばやっぱ富士山ですなぁー

で、富士山は山梨側と静岡側のどっちから見るのがいい？
それは
甲斐で見るより駿河良い

らしい

甲州街道:その2

朝の飲み屋街は厚化粧を落としたスッピンのようで何となく好きだ
ノラ猫なんかがノソノソ歩いていればなお良い

そんな訳でそこいらをウロウロしてると
特殊浴場前にいたおじさんに声を掛けられる
ヘェ〜こんな朝っぱらからやってるんだ
まだ9時過ぎだよ
あっ、もちろんパス

路地にはいろんな名前が付いているが銀座名が目に付く
ニュー銀座、minami ginza…
銀座は恋のパラダイスか

このオリンピック通り路地にある「くさ笛」と言う店は
居酒屋エッセイストの太田和彦氏ひいきの店らしい

今度は夜飲みに来たいものだ

甲州街道：その１

甲州街道走破計画の続きは甲府スタート

ウォーミングアップの甲府市内ポタは穴切遊郭跡へ
ここは明治の後期に移設された遊郭で
駅南口から出て西方に位置する日の字形のエリアだ

しかし探訪してみると区割り以外に遊郭の痕跡はほとんどない
かろうじて電柱の位置プレートに大門、穴切の文字があるのみだ

ただこの駐車場の古びたコンクリート製の門柱は当時の遺構なのだろうか？
ここに大きな建物があったのだろう

中村遊郭を歩く：その５

ツムラの「中将湯温泉特約浴場」のホーロー看板が目を引く銭湯
時間があれば入ってみたいところだった

他にもいくつか遊郭の痕跡が残るこのエリアはとても興味深い
ただそれぞれの建物はだいぶ老朽化してきているのでやがては消滅していくことだろう